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もしも私が総理なら改訂版  作者: ルーシェン
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林業問題

物は言いようなんですよ。

節約したら1割ボーナス出すと約束すれば大抵の人間は同意する筈です。

節約させて国が省庁の予算削減するとかなったら絶対に節約しないですよ。

そこはお役人の機嫌を取りながら無駄を省くしかないと思うんですが。

「的場さん。環境保護団体に森林整備して貰って良いですか?国有林は幽霊林が多いんですよ」

柚木は100兆円を超える価値が見込まれる林業に目を付け輸出によって儲けようかと思った。

「柚木ちゃん。それは無理だね。日本には林業を行う者が殆どいない。家の材料は外国産だし」

的場が冷たく言うのだが真面目に仕事してくださいよと思う柚木である。

「仕事はしているぞ。俺の仕事など書類にサインするだけだ。国際会議には部下派遣するし」

この総理は本当に国を守るべき総理に任命された自覚がないのかと思ったが一応お願いする。

「私が個人的に林業に興味を持つ若者を集めても良いでしょうか?駄目ですか?」と聞く柚木。

「良いんじゃないか?だが林業は給料安いし危険だし、なり手が少ないだろうと思うぞ」

「募集すれば1万人位は集まります。給料30万円として30億円位ですね。何とか出せます」

失業者が溢れているから、林業でも就職出来るなら喜ぶ人はいると思うのだ。

「林業に携わる者募集。定員1万人。経験者優遇だけど未経験者可」と言う条件で応募した。

9月21日朝、ネットで募集を知った3千人の男達が農水省の建物に前に集まっている。

「俺林業の経験はないんだがそれでも良いのか?」と聞く中年男だが月給30万円に惹かれた。

「親方日の丸の経営する林業なら安心だ。でも俺達の娘より若い女の子がボスなんだぜ」

的場総理はやる気のない総理で有名だが柚木はそんな的場の尻を叩いて改革してるらしい。

「あの娘若いから日本人を救おうと本気で取り組んでるんだよなぁ。的場も見習えよ」

日本の官僚全体で2兆円もの経費削減になったと噂だが、上納する半分の1兆円は国庫に納める事とするので、国も余裕があり株価も安定しているが景気はどん底で物が売れない。

「困りましたが早速研修の為的場さん所有の山林の手入れをしてください」これに報酬は出ぬ。

「的場さんの山林整備で俺達の能力を試す気ですか?一生懸命励まして頂きます」

取り敢えず失業者にとっては食事と寝床が得られれば文句はないが30万円も貰えるなら。

「では研修に合格して日本各地の森林を整備して国益に貢献したいと思います。お前のような小娘としか思えない娘が国の為に本気で大臣やってるのにやる気出さなきゃ立場がねぇ」

「今時30万円なんて高給だぞ。文句はねぇ。早速的場の山林に連れて行ってくれ」と言う。

それで早急に的場の山林の森林整備を行う労働者達だが、的場の山林には3万本の木が育っていているが、1本10万円程度の木を3千本伐採して売りに出せれば3億円儲かる。

「じゃあ間伐しようぜ。言っとくが俺達本当にド素人だぞ?」と言いながら木を切っていく。

チェーンソーに切られて倒れる木を必死にかわしながら9月23日朝間伐は終わったのだ。

「本当に素人みたいね。どっちに木が倒れるかなんて計算出来ないと困るんですよ」

「だからド素人だって言ってるだろう?未経験者可とか言っても出来る奴限定なのかよ?」

ごめん、そんなつもりで言ったんじゃないけど怒ってるのなら謝った方が良いんだろうな。

「ごめんなさい。下草刈りの草で焼いた焼き芋食べて機嫌を直してください」と柚木だ。

こいつら怒らせて折角かき集めたやる気のある林業希望者に逃げられたら物凄く困るのだ。

だから仕事は副大臣に任せて視察に出かけている柚木であるが護衛は4人位である。

「これは美味い。この村から買ってきたのか?この芋俺の稼ぎを待ってる妻や娘に届けたら喜んでくれるだろうなぁ」取り敢えずお金ないと困るので貰った支度金10万円で芋を買う。

「明るい山林になったなぁ。取り合えずさぁ。牛買ってこようぜ。下草狩りには山羊か牛に下草食べさせるのが一番だと聞いた事がある。農家から牛借りてこい。柚木さん。良いですね?」

取り敢えず柚木に許可を貰って牛を2頭農家から購入して10頭ほど借りて来たのだ。

そして山林にくっついていた荒れ地に木の苗を植樹して森林と農地を増やす努力をする事にするが多分この森林に何処からか猪や鹿がやってきて食い荒らそうとするだろうと思う。

「警視庁に依頼してハンターを呼び集めましょう。大臣様なら出来るんですよね・・・?」

「まあ出来るけど出来るだけ銃弾使わないで捕獲してくれる?武器の使用はいろいろ誤解を生んで、如何言う訳かそんな命令を出した覚えはないと言われるのよ。だから最後の手段よ」

「熊を素手で倒せと言うんですか?まあやれと言うならやりますよ。俺もハンターの資格持っているんです。許可さえ出れば熊を倒して武勲を上げます」と言い半裸になるハンター達。

武器を失い格闘戦になった時の事を想定して格闘技の訓練も受けているようであった。

ここ一応都内だからツキノワグマだよね?ツキノワグマなら付き合い方さえ知っていれば喧嘩にはならないよ。人食い熊はたいていヒグマだから。それで柚木は農水省に戻り書類を片付けていたが、残った林業部隊3千人は近隣の村の畑仕事を手伝いながら山林や村を荒らす猪や鹿を追い払っていたのだが、如何言う訳か駆除の許可が中々来ないので追い払う事しか出来ない。

「警視総監が頭の固い事で有名な服部総監なんですよ。あの人動物愛護の辛抱者なんです」

「いや畑を守る為の動物駆除はノーカンだろうと思うんだが駄目なのだろうか?」と思う。

「取り合えず捕獲して山に返そうぜ。力自慢の奴を中心に獣捕獲の専門部隊を作るぞ」

9月25日朝、また猪20頭がやって来て畑を荒らすが元格闘家の技連率いる格闘家の部隊が猪を1対1の勝負で殴り倒すと山に追い返したが獣だって怖いと思ったら二度と周辺の畑には近付かないだけの分別はあるので、そのうち猪流行って来なくなると思うが問題は。

「熊です。熊がやってきました」取り敢えず山林の管理を任された見習い林業家の皆さん方。

幾ら格闘戦に自信があっても素手で熊と戦い追い払える自信は流石にないのだ。

「こちらからは絶対手を出すな。ツキノワグマは人は滅多に襲わない。派手な音を立てて畑を守れ。逃げていく筈だ。熊の住んでる幽霊林もいずれは間伐しないといけないが今は山林だけ」

「本当に大丈夫ですか?」と聞く村人だが高齢の農家が多く、猪と戦闘になったら勝てない。

「服部さんはこの期に及んで狩猟許可を出してくれないんですか?熊を撃退出来ないと」

「心配するな。俺も元は格闘家だ。熊と戦って戦死出来るなら格闘家として本望だ」

熊殺しの称号は格闘家にとって夢であり、格闘家なら1度位は熊と戦いたいと思った筈だ。

「私の力では熊を倒す事は無理ですね」と女性林業家の精鋭は朝食を提供しながら熊を見る。

「怯えないでください。怯えているのが熊に見破られると人を恐れなくなりますから」

まともに銃なしで戦ったらどれだけの損害が出るか分からないので戦いは回避するべきだ。

「柚木さんの留守の間にこの山林を野獣に荒らされたら俺達はクビだぞ」それは嫌だ。

「兎に角現状維持だ。休める奴は休んでいろ。いつ熊が動き出すか分からんからな」

だがこの熊はたまたま鉢合わせした不運な兎を食料とする事に満足したのか立ち去って行った。

「取り合えず満足したみたいだな。この時期の熊って冬眠する為に食料食べまくるんだよな?」

「油断はするな。あの山林には近付かないように村民にも行っておけ。この辺りのドングリは豊作の筈だが、油断は出来ない」と林業部隊のリーダーは村長に依頼するのだ。

「疫病に感染しないように、林業部隊には医療施設で治療よ。村の医者に治療を頼む」

そんな事言われたも近隣の6つの村で医者いるの2村だけなんだけどなぁと思う村人達である。

「分かりました。でもこの村で集団感染したら防ぎきれませんよ」と言っておくのだ。

「村出身の人に東京で失業してる人とかいないのか?いたら紹介してくれ。勧誘するから」

人数を増やせば取り敢えず村には若者が戻って来るし活性化する事は間違いない。

「まあ正直よそ者に村の事に口出ししてもらいたくないんだが。まあ我慢するよ」と村人。

そして苗木に水をやって柚木ちゃんが視察に来るのを待つ事にしたが、10月1日、最後の米が収穫されたので、大急ぎで小麦を植える事にして食料を増やす事に熱中したのだ。

「あのう。俺20年前に村を捨てたんですけど俺の事をだれか覚えていますかね・・・」

村ってよそ者には厳しいが、村を捨てた者が帰ってくるのはそれなりに歓迎してくれるらしい。

「覚えてるぞ。村に帰ってくる気があるなら林業の仕事があるぞ。林業部隊に頼まれたんだ」

「お前の家誰も住まなくなって空いてるんだ。お前の叔父が家賃と税金支払ってた」

「生活補助のお金も10万円位で良いなら出るぞ。疫病のせいで仕事クビにされたのか?」

「そうですよ。世の中女子高校生の農水大臣が出現する位なのに不公平ですよね~」

まあ村人が帰ってくるのは有難いので林業部隊の面々も同席して歓迎の宴を行う事にする。

「家族も連れてきてるのか?この6つの村で高校は1つしかないぞ。幾ら少子高齢化でも数千人規模なら若いのも一応いるからな」でもこいつ見捨てたら村に帰ってくる若者はいなくなる。

「村ってよそ者に厳しいと聞いていたのに村を捨てた裏切り者を歓迎してくれるのですか?」

「若者は貴重だからな。それにお前はよそ者じゃないぞ。お前の妻はよそ者だが息子と娘は村人の血が流れてるから、よそ者とは思えん。帰って来るなら耕作放棄地分けても良いぞ。一応村の所有になってるから耕してくれるなら税収も上がるし改革が出来るからな。今度の農水大臣仕事熱心なんだよ。林業の復興で改革の資金をねん出するらしいが全く若い娘は情熱的だ」

こんな調子で失業した田舎出身の若者が何人かこの村連合シックスフォートレス(6つの要塞)に帰ってきて、就職させてもらおうかと思っていたのだが。

「まあ取り敢えず林業の仕事手伝え。お前らの身の振り方は俺達が考えてやるから」

そう考え川で魚を釣りながら少しでも資産を蓄えようと正式に就職が決まるまで生活補助と釣りの収入で何とか生きて行く事にしたのだがこの林業部隊よそに言ったら仕事なくなるな。

まあその前に功績を立てて出世しようと野心に燃える若者と帰参組の村人達であった。

失業者募集の予定です。

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