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もしも私が総理なら改訂版  作者: ルーシェン
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3部 反撃マトバミクス

的場総理の戦いは続く。

再起を図る予定です。

4月2日、造船業がマトバミクスの下密かに進行しつつあったのは的場も知らなかったらしい。

的場船と呼ばれるこの10万隻の船は30兆円の収入になって日本の税収に貢献した。

バッタの大軍がオーストラリアを襲撃して穀物はほぼ全滅。世界的な食糧危機の時代に日本は無事であり、造船と食料の生産で食料自給率250%を超え、黄金時代を迎えていたのだ。

「オーストラリアに資金提供だ。我々は余った米を緊急に輸出する」と宣言して米を輸出。

「義援金が1兆円超えましたねぇ。オーストラリアに米を売って大儲けして見せますよ」

こうなったらオーストラリアに米を売って人気取りをしようと米を送る事にしたのだ。

古古米であるが、飢饉で古古米は嫌だと言う奴は知った事ではないと的場は思っている。

「古古米のパンか。文句は飢えから解放されたら言ってやる。今は贅沢は言えないからな」

古古米のパンを食べるオーストラリア人は、日本人と協力してバッタを退治する事にした。

「バッタが日本に入ってきたら日本は終わりだ。ここで食い止めて日本と諸国を救う」

柚木ちゃんが自ら農水省の暇なお役人を集結させて陣頭指揮絵を取っているのだがバッタ退治など基本しか習っていないので、農水省のお役人から隊長を選び指揮を執らせるのだ。

「お役人は問題がなければ定時で帰れる商売だけど、これ出張だからね?世界を食料危機から救う大事な仕事だよ。バッタを倒したら歴史の教科書に世界救った英雄として載せてあげるから」

「やる気出ますなぁ。雨降らしとかしても良いですか?大雨が降ればバッタは全滅だと思う」

そう都合よく雨が降るかなぁと柚木は思ったがもうそれしか方法はないらしいので実行する。

「天候を操ろうと知るとロクな目に合わないと言うのは本当みたいね。豪雨になったオーストラリアは逃げ回るバッタをハエ叩きで駆逐しながら豪雨の中決戦を敢行するのだ。

「柚木ちゃん。農水省のお役人が3名けがをしました。後方に下がらせます。良いですね?」

まあこの手の戦いは、専門家であるお役人に任せないといけないので黙って見ている。

本省からの大臣が現場で指揮を執ったって上手く行く筈がないのだから見てるしかないのだ。

「もっと降れ。家や畑は再建出来るが、バッタは今倒さないと80億の人類が困るからな。

「皆食事をとって下さい。それと交代です。予備戦力の人はバッタ退治に向かってください」

「おお~。手柄を立てて後でたっぷりとオーストラリアから礼金を頂きましょうね」

「お金の話はしないで。やる気なくなるから。お金や名誉目当てでこんな遠方まで来るならそもそも私だったら自分は来ないで部下に任せとくわよ」と柚木は部下に言うのだ。

「ああそうですよねぇ。マトバミクスがどん詰まりでも10年もあれば借金返済出来ます」

「じゃあ俺が行くぜ。今年のボーナスは俺達だけ3倍だぞ。分かっているのだろうな?」

「分かってるわ。功績次第では部長補佐に任命してあげるよ。バッタを退治するだけで出世出来るのよ?安くない?お役人だから無能でもクビにはしないけど出世もないからね?」

分かってますよ役人達は言うのだが、このバッタの死骸は鶏に食べさせようと思うのだ。

4月5日ようやく雨がやみ、大量のバッタの死骸が鶏により啄まれていたのだ。

「柚木様。助けて頂いて感謝します。どのようなお礼をすれば良いでしょうか?」と首相。

「そう言う話は的場さんとしてください。私は農水省の大臣なんです。今は大学生ですけどね。大学生の大臣にこんな重要な事の決定権あると思いますか?それにバッタは残っている」

一網打尽にしないとまたバッタが繁殖して日本にもやって来るから油断は出来ないのだ。

「船を1万隻位買っていただけたらなぁと言っていました。あっ馬鹿正直に買わなくても良いですけど」柚木は一応日本円30兆円と余った食料の買い付けを希望したのだ。

「高いですねぇ。1活払いが条件なところもきつすぎる」だったら値切れよと思うのだ。

「あのねぇ。値切られるの前提で吹っ掛けてるだけですからね?的場さんは日本の借金を返済するスローガンで総理やってますから今年中に返済しないと公約違反になるんです」

「確か残り400兆円位だったよな?返済出来るのか?」とオーストラリアの首相は聞く。

「国有資産国内だけでも400兆円位残ってますから返済は可能ですけど」森林は貴重だ。

民間に払い下げたら民間企業の思惑一つで貴重な森林が農地かアパートに変えられてしまう。

「我々はお金くれる農業後進国なら何処にでも出張してお金を頂く。植林もする。国際農業組織柚木株式をなめるなぁ」思い付きとノリで国際農業組織柚木株式の設立を宣言した。

「おお植林と間伐のプロ。日本の農水省が助けてくれるのか?顧客探すから俺達だけ安くしてもらえませんか?日本の農業技術を世界の国々に輸出出来れば世界は平和になるだろうと」

「的場さんに報告しておきます。柚木株式の農業を真似したい顧客は1兆円で請け負います」

この柚木の申し出に150ヵ国の農業国が借金の棒引きを条件に農業開発に同意した。

「物凄く助かるわ。直ぐに林業部隊を送り込んで農業指導を行いなさい」オーストラリアから顧客の国に林業部隊を派遣した柚木は農水省のお役人と共にコアラの保護に乗り出す。

「オーストラリアって山火事が多いですよね?どうやったら防げるんでしょうか?」と悩む。

「ユーカリの木そのものに発火しやすい成分が含まれているらしいです。山火事を防ぐのは」

それでも山火事は防がないといけないんだが山火事にならないと発芽しない植物もある。

「取り合えず植林部隊を3千人オーストラリアに駐屯させます。環境破壊に備えないと」

増え過ぎれば間引きして減ったら保護するとは柚木には良く分からないが生産管理はしておかないと食料が不足して全滅するだけだと言いたいんだろうなと柚木には思えたのだ。

「食料の方は心配しないでください。TPP諸国がこの事態に売りに来るでしょうから」

勿論日本も売るだろうが古古米より上手い米やパンが手に入るだろうと思う柚木であるのだ。

借金の残りは銀行に借りた250兆円のみであるが、TPP諸国は疫病とマトバミクスを上手く立ち回り、世界の経済の40%を制するまでになっていたが交易の収入もTPP諸国との取引だけで8兆円は純益が出るのでやって良かったと前総理に感謝するのだが。

カンガルーも保護動物だが間伐の収入が2兆円。漁業の収入が1兆円。農業が30兆円に膨れ上がる今、他国の環境を保護して日本と世界を守ろうと的場は柚木に命じる。

「我々を支持する者は少ない。支持率2ポイントだった」的場は無念の切腹をしたい気分だ。

だがそんな勇気はないし今やる気を投げたら世界中の的場ファンは嘆くかもしれない。

「だが我々は負けん。この2ポイントがリアル世界を救うと信じて俺は描き続ける」

まあ余りにも評価低いとやる気投げるが取り敢えずコアラの保護に努めようと思った。

多分ミレイリックステーシアの乱が面白くなかったのだろうと思われるが。

「的場総理。ユキヒョウの保護活動とかに取り組んでは?今30頭位でしたっけ?」

「10頭位じゃないか?正確な数は知らないんだ。野生動物の保護活動家に2兆円から出しておけ」的場は保護動物をハンティングさせて環境保護の軍資金にしてる国が嫌いだ。

そりゃ生産管理も大切だろうが保護動物狩ってるのって欧米の人達の観光客だろ?

何か釈然としないのだがライオンとかをハンティング目的で育てている企業あるの知ってる?

「まあ借金返済の目的で千羽超えたトキとアホウドリは国の保護下にあるけど対馬山猫とかイリオモテヤマネコとか保護してる割に数が減少する一方だな。

的場総理は国を世界を救うべく的場の家を設立して保護動物を集める計画を立てたのだ。

自然繁殖か人工飼育か?の予定です。

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