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もしも私が総理なら改訂版  作者: ルーシェン
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黄金時代

ここまで物わかりの良い国民だと誰がやっても好景気だな。

でもそれはまっとうな政治を行うからのです。

日本の借金など政権がまともなら10年もあれば返済できます。

3月15日、結局今年度の税金は110兆円で締め切られたのでそのせいか人口は100万人ほど減り、1億2千万人程に減少していたが、生まれた子供が80万人と少子化にブレーキがかかる。

「未来は明るいぞ。税収110兆円記念金貨。払い戻し不可を発行しろ」と的場は計画する。

財務省の方で類似の計画はあったらしくそこそこ金貨が売れてるらしかったが。

「幾ら儲かった?」「2兆円ほどですね。ああ収益は借金返済に当てちゃいましたよ」と言う。

「予算質疑が楽しみですねぇ。的場さん。例の的場さんラブのファンクラブの人達ですけど」

タイで会った愚連隊の皆さんの事かと思う的場だが今の今まで忘れていたのだ。

「受け入れちゃっても良いんじゃないでしょうか?どうせ後30年はじり貧でしょうし」

「自衛隊で受け入れるのか?美憂が受け入れを表明すると30万人に増えた愚連隊は入国を許可されて自衛隊の制服を着る事になったが、扱いは傭兵であるが大国Aが反発する事になる。

「日本は再び軍備を増強している。我々を再び侵略する気なのか?」と抜かすんだよなぁ。

「侵略する気はないですよ。日本島国なんですから侵略目的なら海軍か空軍増強しないと」

「なら良いんだが予算質疑が終わったら1年目の借金22兆円返済しろよ。俺達だって不況に苦しんでるんだから貸した金が返って来ないのは困るからな」と大国Aが脅しをかける。

「今のところは大丈夫ですよ。見せ金も100兆円確保してますから。後交易での収益が実は15兆円ほどあるんですよねぇ。後日本が買収した外国企業からの金利収入とかも」

「全く。羨ましい限りだ。お前らに食料自給率上げられると大国Aの作物が日本で売れなくなるんだが?」大国Aにとっては作物を高く売れる日本市場を失う事は耐えられないのだ。

「売るのは勝手ですよ。日本人が買うかまでは責任は持てませんがね」と的場であるが。

「おおっ。日本の食料など誰も買わなくなる位上質の食べ物を作るから覚悟しておけ・・・」

「そんな事言ってると大国Aに食料売って生産を壊滅させちゃいますからね?」

「心配するな。そんな事出来ないように関税かけるから」と言い争いを続けているが取り敢えず日本じゃ作っていない大豆の輸入をする事にするが、緑豆は高値がついてどうにもならん。

「値段下げてくれないと日本で作っちゃいますよ。もやしは店の売り上げに貢献してます」

「そんな事言ったって作る奴がいないんだからしょうがないだろう」と大国Aは嘆く。

「日本も困ります。もやし農家は減る一方なんですよ。もやしは30円で買えるから・・・」

「そんな安値で売る方が悪いんじゃないか?日本の消費者は高いもやしが嫌いなのか」

「もやしは安くて当然だと考えてるんですよ。2円値上げするとスーパーの客足が遠のくと言われてる位でして、もやしの値上げに同意するスーパーが皆無なんですよ」

安い業者さん用のスーパーでは19円で売られているほどの冷遇ぶりであるのだ。

「ですから緑豆を安く売る事に大国Aが同意してくれないと国内で作るしか道が残ってません」

「貴様ぁ。我々を脅迫してるのか?」「まあ同意出来なければ取引は不可能だと言ってるだけで脅迫してるつもりは」「それを脅迫と言うんだ。金持ちの国にそう言う事言われるのが一番腹が立つんだよなぁ」「俺達全然金持ちじゃないぜ。あんたらの方が金持ってるんじゃ」

散々いがみ合った挙句農業交渉は今まで通りを維持する事で決まったが問題は先送りだ。

もやし農家がこれに激怒して大国Aとの取引を打ち切り、自国で生産を始める事にするのだが。

「話が違うじゃないか?お前らもやし農家を説得できなかったのか」と大国Aは怒るが。

「もやし農家に大国Aとの取引を強要する訳には行かないんですよ。それ出来るなら我々が大国Aの緑豆農家に値段を下げるようにあんたらに強要しても良い事になりますよ?」「・・・」

取り敢えず話し合いは再開した方がよさそうだが今更話し合っても農家を一度怒らせたら的場政権が命令を出した位じゃ大人しく大国Aと復縁しないだろうなと思うんだけどなぁ。

「正直大国Aの食料はいらないんですよねぇ。食料はTPP諸国から幾らでもやって来るし」

しかも日本の市場に食い込もうと安売り攻勢をかけてくるから大国Aよりお得だ。

「もしもし。TPP諸国の交易担当の方ですか?TPP諸国に緑豆売ってる農家ありますかね?在庫抱えてる緑豆農家があったら紹介して欲しいんですけど」担当者は調べてくれた。

「ありますよ。的場さんの推薦なら安心ですから譲りましょう。もやし農家の方々に安く売れば良いんですね?我々は趣味でやってる農家ですから暴利は頂きませんよ。ご安心を」

その日のうちに緑豆が飛行機とトラックで日本の農家に送り届けられました。

「紹介して頂き感謝します。然し前の取引先は酷い奴ですねぇ。幾ら生産量が少ないとは言っても貿易の利潤を優先して弱小農家から搾り取るとは俺らの趣味じゃないな」

「て訳であんたらいらなくなった」と無情にも大国Aを見捨てる的場であった。

いやTPPってオーストラリアもいる筈だから鉄鉱石とかの鉱物系資源も入り放題だし。

レアメタルとレアアースはそのうち採掘しようと思ってるけどきっかけがなぁ。

「あの。レアメタルの採掘でしたら我々オーストラリアから業者を派遣しましょうか?勿論利益は5対5で」と国から打診があったので、採掘して見ようかなぁと思い許可を出した。

「まさか許可を貰えるとは思わなかった。日本とオーストラリアで利益を分け合いましょ」

そして4月1日予算が決められたのだが各省庁には満額支給して80兆円。

借金の22兆円を支払っても8兆円残った。

「で大学卒業した新社会人の就職はご命令通り手配しておきました」とヘンゲラ。

「バイトとかも希望のバイトに就職させておきましたが、最近日本の人口が・・・」

それは何とか抑えて日本の景気を回復させるきっかけになれば良いのだが困ったなぁ。

「248兆円ですか?残りは。匠さん。企業には約束を守るように行っておけよ」

「おおっ。これで約束破られたらマトバミクスは終わるからな。まあこの日経営者は合同で部下に8%の賃上げを行う事を宣言して労働者を歓喜させたが予定より多い金額だ。

「来年賃上げ出来るか分からんから今のうちに賃上げしておく事にしただけだ。文句あるか?」

「誰が賃上げしてくれるのに文句言うんですか?8%も賃上げしてくれれば十分ですよ」

「それと言いたくはないんだが今は好景気でも少子高齢化は後30年は続くだろうと思う」

「増税ですか?8%の賃上げが実施されるのなら消費税1%増税位なら」労働者も同意する。

「話が早くて助かる。この好景気と借金返済と災害に備える為には増税が必要だと思う」

「それ的場さんから直接命令を頂きたい。苦難に耐えて増税に向き合えとご命令ください」

言いにくい事だから社長を焚きつけて代わりに言って貰ったらしいがそうはいくかと思う。

「分かった。的場さん。どうやらこいつら的場さんの命令が欲しいらしいですよ」仕方ない。

「申し訳ありませんでしたぁ」的場は世界中継で土下座して増税に同意してくれと頼んだ。

的場政権は信用されているらしく世界中の何処の株価もやや停滞した程度で動揺しない。

「あのう?増税しても良いでしょうか?今は奇跡的に財政黒字になりましたが来年は多分税収100兆維持出来るか分かりません。高齢化で税収も減り労働者も減るでしょう。取り合えず増税した多分収益4兆円は可能ならば定額給付金に注ぎ込み景気を下支えしたく」

こいつは泣き落とせば国民や諸外国が断れない事を良く分かっているようだ。

「増税っていつから何ですか?」議員の一人が国会で的場に質問すると土下座したまま「勿論今からです」と宣言したが、的場さん減税の時も市場を大混乱させたものなぁ」

別に4月1日は春休みだし、世界も全く動揺せずに日本もいたって平静であった。

8%の賃上げが続くなら増税にも耐えられるけど国民は楽観していたのだ。

正直的場さんには10年総理を勤めて頂いて引退して、後継者に柚木ちゃんがなってくれたら。

「増税記念の嫌がらせ飲み会だ。悪逆の総理的場の悪口で盛り上がろう」と酒場に行く。

「増税なんかに負けるかぁ。ついに本性を現した的場の悪口なら幾らでもあるぞ」

こんな調子で国民は国を救うべく決起して店で飲み食いして転売出来そうな装飾品を買った。

増税初日だけで5兆円が貯まったと言われる程国民の消費が盛り上がったのだ。

4月2日、的場は低所得者向けの定額給付金を1兆円ほど行う事にして振り込んだ。

まあここで「この調子なら10%に戻しても大丈夫だっかな?」とは思わない。

そのうち増税する事になるが、増税など忘れ去った頃でなければ怖くて課税など出来ない。

「家事を俺にやれってか?まあやれと言うならやるが余り上手ではないぞ」

増税景気に乗っかって家事の道具一式買い込んだ夫が家中をピカピカに掃除する。

ペットの山羊に庭の雑草を食べさせて薬草も食わせてみようかと思ったが食べなかった。

「たっぷり薬草を作ったら国に売りつけて大儲けしてやる。そしたら3人目の子供作れる」

「まあ私は良いけど流石に子供3人育てるんじゃ家事は分担だよ」などと言う声もあちらこちらの家庭から聞かれるので後継ぎがいないと困る資産家を中心に出生率が上がるかも知れない。

「て訳で子供を産んでも良いと考える既婚女性が92万人に増加しました。早速手厚い金銭面でのサポートをお願いします。この機会を逃したら2度と子ども増えませんよ」と柚木。

などで取り敢えず100万円近い奨励金を与えて様子を見る事にしたのだ。

取り敢えず保育士の手配を行い必要ならベビーシッターも用意しておくがこの少子高齢化の時代マトバミクスを信じて子供を産んでも良いと考えてくれた女性を見捨てる訳には行かないのだ。

人口反転の狼煙の予定です。

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