パーティ絶対ダメ
このご時世で政治家のパーティも出来なくなって困窮してる人も多いかも。
まあ最近はオンラインで政治家も資金集めしてるんでしょうね?
改革にはお金がかかりますし。
マジで高潔な政治家目指すなら給料と政務活動費じゃ足らんと思うけどどうだろう?
パーティの招待状を出したらネットに情報が流出して大炎上しまくったので困ったのだ。
退陣要求まではいかなかったが任命責任を問われ的場が代表を務める白雪党から8名も離党者が出て
4名が辞表を提出して問題になったので取り合えずオンラインパーティにしたが3億円の借金返済しないといけないんだからしょうがないじゃないかと思う的場であった。
「まあ機嫌直してください。お茶を入れてきましょう」柚木は部下の官僚のお茶も入れている。
まあ大臣が部下のお茶を入れるのもなんか変だが部下は美味しそうに飲んでいるのだ。
「お茶くみとしての才能があるぞ。大臣辞めて農水省のOLにならんか?」と言う奴もいる。
「農水大臣失脚したら考えましょう。的場さんのやる気のなさじゃその日は近いと思いますが」
「聞こえてるぞ。日本を救う為には予算が必要なんだ。売れる土地はサッサと売ってしまおう」
一応部下の前でやる気のない姿を見せてしまうと即失脚なので最低限は働くのだが。
「オンラインパーティどの位儲かりましたか?」税金取られた残りが200万円だ。
借金返済分は税金が1部免除の筈だが、的場は馬鹿正直に税金を申告しているので国民の間には的場ファンがいて、法律違反にならない程度に寄付が送られてきたのだが全額送り返す。
「見直しました。今時日本の政治家で寄付金を受け取らない政治家など初めて聞きます」
と柚木がお茶を入れながら的場を褒めると2億9800万円になった借金に悩んでいるのだ。
「そんなんじゃない。怪しげな寄付金を受け取ってスキャンダルにされたら身の破滅なんだよ」
そうですかと言いお茶をもう一杯飲むのだが実はこのお茶困窮度の高い茶屋から買い入れた。
今までのより安いので気に入ったのなら農水省の予算で大量注文しても良いのだが。
「今までの茶屋とは30年も付き合いがあったらしく恨まれましたが仕方ありませんよ」
「ほう?安い茶なのか?このお茶ならもう少し高くても人気が出ると俺は思うんだがな」
「農水省のお役人ですからね。そこそこ高いお茶じゃないと機嫌が取れないんですよ」
柚木を若いと見くびるお役人は多いので、御用達を代える説得も苦労したのだけどね。
「まあ当面は経費削減で予算を浮かして改革の軍資金を蓄えるですけどね」でも反対意見が。
日本のお役人は経費節減をすると来年の予算を減らされると思い予算は使い切ろうとする。
「て訳で予算を通す時は農水省の予算は削減しないと約束しちゃって良いですか?」と聞く。
「仕方がないなぁ。予算成立まで俺が総理だったら約束は守ってやろう。それでどうだ?」
だが半分は国家に上納させるぞと的場は付け加える事を忘れなかった。
「分かりました。その条件で部下を説得して見ます。私の判断で命令しないといけないから国王陛下の様な象徴としていてくだされば何とでもなる権威とは違うんです」と嘆く。
「まあ国王陛下がお忙しいのは知っていますが仕事しなくても国事には影響ないですよ?」
命令書にサインしてさえくれれば国王が引き籠っても国事は何とかなるのだ。
「て訳で経費削減に成功したら浮いたお金の1部ボーナスとして支給するから協力して下さい」
日本の役人は予算を削る事を頑なに嫌がるのでボーナスで釣って説得する事にしよう。
「的場さんが来年の予算成立まで延命したら来年分の予算は現状維持と約束させました」
的場総理が予算成立まで総理でいられるように延命に力を貸した方が身の為だぞ。
「本当に予算削減しないんですか?浮いたお金は農水省の予算として使って良いんですか?」
「的場さんが約束を守る気があるかどうかなんて私には分かりません。信用取引です」
それ言わなきゃいいのにと思う役人達であったが多少女の子だからと見くびる傾向もあるのだが一応大臣でトップなのであるから経費削減を命令されたら削減しないといけないのだ。
「で?ボーナスくれるって話本気なんですか?」と役人達は聞くのだが私は本気だけどね。
「半分は国に上納する約束になってるわ。残り半分からボーナスは出る。削減すれば数百億円は浮く筈よ。私の給料だけは増やさないけど。月80万円に政務活動費あれば十分ですよ」
「分かりました」この一言で農水省所有の箱モノが売りに出される事になったが全てを現金化する事は今すぐには不可能なので国庫証券を発行して当座の予算に充てる事にした。
まあ取り敢えず困窮度の高い茶屋から安いお茶を大量に買う事によって国のお茶代を数百億円削減する計画を立てて農水省から緑茶を注文して予算の削減に努めるのだ。
「備蓄してる古古米を売りに出して。保管してるだけで維持費がかかるんです」
まあ災害備蓄用の米だがこれ削減して良いのか?
「古古米って食べる日本人少ないんでしょ?備蓄しといても無駄じゃん?」としか思えない。
「災害備蓄用ですから。削減は出来ませんよ。でも新米と入れ替えるおつもりなら」
節約した予算で米を備蓄すれば米価が高騰して農家が潤うかもしれんが。
「まあ兎に角不要な取引は中止できる物は中止してください。駆け込み契約はしないで下さい」
それでも取り敢えずはお茶の取引先を安いお茶に代える事から始める柚木と農水省のお役人。
「的場さん。総理の仕事真面目にやって下さいよ。農水省のお役人説得して経費削減に励んでいるんですよ?他の省にも経費削減の命令出してくださいよ」取り敢えずお茶代からだ。
「柚木ちゃん。やる気あるねぇ。あの役人を報酬で釣って経費削減に同意させるとは見事よ」
あゆみ大臣は取り敢えず食費から削る事にして役人達の説得に当たっていたのだ。
「私物も節約しようぜ。節約したら俺らボーナス貰えるんだからな。あの娘話が分かる」
農水省のお役人は嘱託で70歳まで雇ってくれることを条件に給料の20%を返上したのだ。
天下りでも良いのだが、最近は天下り禁止なのでお役人として残れるならその方が良い。
「私がお茶を入れましょう。経費削減も必要ですが我々がお茶飲まないと困窮してる茶屋は潤いませんからね。お茶くみで皆さんの支持を確保出来るならお茶入れますよ」
電気代ガス代水道代を節約して書類も安い紙に切り替える事にしようかと思っていたのだが。
「一生懸命頑張ってください。残業で電気代を浪費する余裕はありません」と柚木である。
流石に柚木には書類の内容が良く分からないのでサインするだけだが疲れるなぁ」
「夜になりましたね。仕事も終わったし解散しましょう。柚木ちゃんはお仕事ですか?」
「そうですよ。的場さんはオンラインパーティをしてるのでしょうが、あの怠け者の総理に代わって私が経費削減しないと。それと残念だけどバイトの40%はクビにして」
バイトや契約社員を雇って置く余裕はないので無情にも切り捨てる覚悟を固めたのだ。
「的場さん。オンラインパーティばかりしてないで仕事してください。的場さんが命令するだけで大勢の人が救われるんですよ」9月3日、的場内閣成立3日的場はパーティにはまっていた。
既に借金は残り2億5千円になっているが、私財を投げうって3千万円で食料を買う。
「的場さん。閣議決定で税金の減税をお願いします。不足分は何とか節約してねん出します」
「税金って今年は30兆円取れればいい方だと思うけど取り敢えず改革の軍資金が必要なんだ」
的場はオンラインパーティを今日も開こうと思っていたが1部の熱狂的な的場ファンがパーティに参加してお金を落としてくれるのだが、的場は取り敢えず命令を出したのだ。
「柚木の命令の元経費削減に走るように。削減に成功しても予算は削らないし貯蓄の1部からボーナスを支給する。削減すればするだけボーナスは増えるぞ。金が欲しけりゃ実力で勝ち取れ」
「的場さん。本当に上納した残り半分からボーナスが出るんですか?」役人達は度肝を抜く。
「俺が失脚しても経費節減の志だけは残るだろう。ダイエットに励めば数兆円は浮く筈だ」
「OK。土地とか売って良いですかね?財務省にお願いして国庫証券を発行させよう」
発行するのは銀行だが、土地を売って日本の借金を少しでも減らすか農水省の軍資金にする。
「どうせ削減しても政府に吸い上げられるんだろうが俺達の給料良くなるなら問題ない」
「国民がこれ知ったらブーイングの嵐だろうが俺達国の為に働いているんだぜ」
そりゃあ怠け者の役人もいるだろうしうちの総理も基本怠け者だがそれだけじゃないのだ。
「的場さんの後任が約束守るとは思えないから今のうちに経費削減しようぜ」
その的場は日本を救う軍資金集めと称してオンラインパーティに明け暮れているのだが。
「お茶をどうぞ」と柚木がお茶を入れると財務大臣の歩みと防衛大臣の美憂がお茶を飲む。
「今日の感染者は930名です。中々減りませんねぇ」匠が開発で失われつつある山林を買い環境保護団体に転売する計画を進めていたのだが、失敗すれば後々問題になるのだ。
「分かりました。30億円でどうですか?今すぐには支払えませんが」各方面から借金と寄付を集めないといけないが、疫病問題で世界は混沌としているのでお金も集まらないだろう。
「これ以上値下げは出来ませんからね?最初から儲けは3%程度を想定していますから」
「分かりました。出来るだけ多くのお金をかき集めます」疫病で地価は安くなっている。
「的場さん。喜んでください。土地が売れました。30億円で」儲けは9千万円だ。
「防衛費の予備に積み上げておきなさい。でもさぁ。日本って戦争しないから軍隊いらない」
あゆみは財務省の天下り希望を解雇してしまいダイエットに励む事にしたのだ。
だが当面の問題は疫病をどうにかする事だったので手下に特効薬の研究資金を国費で用意する事にしてこれが臨時国会で議論される事になる筈だが的場は楽観視していたのだ。
予算が成立するまではオンラインパーティで盛大に稼がせてもらおうかと思う的場総理である。
そして経費節減と疫病対策の戦いは始まったのだ。
猛威疫病との戦いの予定です。




