目指せ借金残高500兆円
やれば出来るんです。
日本の借金は返済出来るんです。
別にこんな回りくどい事しなくても国庫証券発行すれば直ぐに返済出来ますけど。
国の私設と財産を根こそぎ失う事にはなるでしょうが・・・。
取り合えず株価が上昇して国の株の含み利益が150兆円を超え、280兆円になっていた。
まあ高値の株から売りに出すがメイド喫茶Aの株は残しておくので200兆円儲かり国の借金は740兆円に激減したが銀行借金63兆円と外国の借金74兆円が残っている。
「東京の空き地を国で買い上げて地価を買い支えるとか出来ないんですか?オリンピックは結局中止になっちゃったし、日本って土地の値段が下がると景気が悪くなるんですよねぇ」
柚木が空き地を買収して国有地にする事を提案して的場はそれを呑んだので買い始めた。
「この調子で好景気が続けば日本の借金はそのうち返済出来るんじゃないでしょうか」
補正予算12兆円を省庁に借金させて無理矢理成立させたがその金で銀行に10兆返済する。
「手詰まりですね。来年の税収を確保するまで手が出せないのではないでしょうか?」
あるいは借金をみるみる返済していく国営企業の株価が上がってくれない限りは・・・。
6月12日株価はついに29000円近くになり国営企業の株が100兆円分になった。
メイド喫茶Aも手広く全国に支店を展開して120店舗に増強しているのだ。
「お願いがあります。うちの会社の株5千億円分を日本国で買い取ってくれないでしょうか?」
外国の企業が日本国に介入を依頼して経営を立て直す事になったのだがこういう会社は有難い。
仕方なく面倒見る事にしたがこの企業の経営建て直せば20兆円位の株価には。
「え~い。何処の国でも良いから日本国に株を買い取らせて問題ない外国企業は出てこい」
会社の経営を立て直して高値で売り飛ばしてやるから覚悟しろと的場は決意を固めた。
「株は借金の出ない範疇でやれよ。景気が悪くなったら紙屑なんだからな」
一応国民に入っておくがまた疫病の勢いがぶり返したらこの好景気も夢で終わるのだ。
「最近キャベツの値段が高くなってきている。国の命令で備蓄してるんじゃないのか?」
「多少質が落ちても安く豊富に出回る方が良い。売ってくれ」との声が大きいのだ。
安いTPPの野菜を日本に売りに来るので日本の農家も外国に野菜を売るのだが・・・。
「キャベツを売ろう。ゴネていても外国産に市場を独占されるだけだと思う仕方ないな」
まあ高値でも国産を買おうと言う愛国者は結構いるのだし外国人にも売れるのだ。
かといって外国に売っても輸送費ばかりかさんで富裕層にしか売れないけどな。
「的場さん。最近日本の融資目当ての外国企業が増えましたけど買い占めるのに30兆円使っちゃいました」この金額は日本の借金に積み上げられて770兆円に膨れ上がる。
「何か面倒な会社再建は日本に任せておけば日本の金で経営差遣して高値だけど経営権を返して貰えるとあえて日本に倒産寸前の会社押し付ける国が結構あるんですよ」
「好都合じゃないか?それで良いなら幾らでも買い占めるぞ。長い目で見れば諸国の繁栄につながるだろうし日本も潤うから来る者は拒まずだ。最も株主として配当は頂くがな」
的場は宣言すると100兆円分の株を持って国に見捨てられた企業が日本国に株を売りつける。
「国の借金が870兆円だ。また増えるなぁ。国営企業の株は230兆円かぁ」
まあ会社の株価が上がるまで待たないといけないが、的場政権日本国の配下に入った事で自動的に株価が上昇してくれたらこんなに有難い事はないんだがなと思う的場である。
取り敢えず無駄な出費を抑える事から始めさせようと思うが俺は外国企業には優しくないぞ。
「希望退職者を募る。日本で働きたい希望退職者は受け入れても良いぞ」
日本では人不足が深刻になっているから胃袋と消費者を確保する為にも労働者は貴重だ。
疫病で観光客は誰も来ないこの時代人口が減ると消費を回復する事は困難だ。
「日本に行けるのか?日本って労働者受け入れていないんじゃないのか?」と聞く社員。
「技能実習生は受け入れているんだ。正直この会社に5千人も社員いらないんだよ・・・」
俺の見たところ3千人でも切り盛り出来るから部下をリストラして退職した部下の処遇は天下りのプロヘンゲラさんに任せておけば希望の職場にねじ込んでくれるだろうと思う。
「あの日本の失業者を7万人に減らして天下りのプロが俺らの就職の面倒見てくれるのか?」
「俺は総理大臣だ。あいつに命令すれば多分快く引き受けてくれると思う」と的場。
オンライン通話で買収した全企業に通告してるところだがこの規模の労働者だと200万人は。
「でも技能実習生虐待してるって噂聞いたんだが」て確かにそんな企業もあったなぁ。
「俺が総理でいる限りそんな企業は氏名を公表してブラックリストに載せてしまうぞ」
俺は総理大臣なんだと思う的場だが、もうこうなったら世界中の企業を救って借金を返す。
「分かりました。日本に行きましょう」まあ地元の企業で働くよりはこのデフレの時代でも日本の方が稼げると思うし、扱い悪いのさえ耐えれば大金が貰えるかもしれないのだ。
まあ多少の虐待は覚悟しても給料貰えないのだけは困るのでブラックでも給料支給してくれる仕事に天下りさせてほしいと願う労働者達である。
「OK。ヘンゲラさんに任せろ。あいつより上手く天下りさせられる人材は日本にはいない」
そして6月15日株価はついに3万円を超えたのだが日本に来た200万人の労働者は疫病の検査を受けて異常なしと判断されてからヘンゲラの手によって不足気味の業者に天下りさせた。
本人の希望も聞いてみたのだが全ての希望を叶えられないのは双方分かっているのだ。
「国営企業の株の価値が400兆円超えちゃいましたね。マトバミクスは凄いです」
野口は企業買収と売りで大儲けして資産を200兆円に膨れ上がらせたが、メイド喫茶Aは佐倉を働かせて1日8億円の利益を出す優良企業に成長していたのだ。
「取り合えず株売っちゃいませんか?こんな好景気逃したら2度と機械は巡ってきませんよ」
て言うので200兆円売って国の借金を返済して670兆円にしたがそろそろ株に頼るのも限界だなと思い日本の野草をカンボジアに売る事によって利益を得ようと考えた。
医療関係は金がかさむので日本の薬を外国に売れば大儲けであるので売って見るのだ。
「TPP諸国に日本の医療技術を譲渡しても良いから10兆円無償で日本にくれないかね?」
腐っても日本は技術大国だ。
他国に譲渡しても構わない技術など山のようにあるからTPP諸国が日本を超える医療大国になれると言うならなって見ろと思う的場であったのだが7月1日上乗せされた技術提供の見返りとして74兆円を日本政府に支払う事になったのだ。
この金は日本の借金返済に注ぎ込まれて外国の負債を返済したがTPP諸国では打倒日本の医療の下技術開発の研究が行われるようになり、日本に医療団が派遣される事になる。
「直接日本で学べば確かに日本の医療技術はあっという間に他国に流れ出すな・・・」
まあ薬など他国に作らせた方が安いかもしれないのでまさかの時の保険に安い薬を。
経費削減の嵐の吹き荒れる日本だが、医療費だけは削減する訳に行かないからなぁ・・・。
「この際だからいらない技術まとめて200兆円で買いませんかね?」と言うので相談したTPP諸国だが8月1日、日本の言い値で技術を買い取ったので近い将来大国化するかもしれない。
だが当面は日本の借金を470兆円にまで減らす事に成功して株価が35000円位に高騰しており、国営企業の株も250兆円にまで跳ね上がっているがそろそろ暴落するなと思う。
株で借金を減らすのは諦める事にして250兆円の株を売りさばき借金を220兆円にした。
「見たかぁ。日本の借金も本気でやれば返済出来るんだ。舐めんなコノヤロー」
的場は嘯くがこの残りの220兆円を返済するのは極めて困難だろうと言う気がするのだ。
今の日本の国力で株価35000円を維持するのも難しいけどこれで労働者の賃金が上がればなぁと思うが賃金維持で景気だけよくなると物価が上がって賃金の価値は低下する傾向にある。
「まあそれは定額給付金で景気を維持するしかないんだがまあ今の借金は全て国内だし後50兆円位は円を発行させても大丈夫かなぁ」まあ定額給付金の財源に通貨を増発して補う。
そして8月2日米の大豊作で農家が潤ってるが外国に売るのは儲かると言う者だと・・・。
国内向けが不足すれば米の値段も安定するから多少顧客が減っても安定した収益を上げられる。
「儲かるねぇ。やっと俺らにも運が巡ってきたかな」農家は大喜びなのだが税金高いな。
的場政権になって大規模な減税が行われたが貧乏人の税金は高いのだ。
「仕方ないだろう。何時だって悪政に泣くのは弱い農民と市民だけなんだ・・・」
的場の悪口で盛り上がりながらも今日の夕食のディナーに豚を1頭しめて料理したのだ。
肉食は残虐だと言う声もあるが、無くならないだろうと思う農家である。
「残りの豚近所におすそ分けして野菜を貰って来い。この時期に買うと高いからな」
そして10万円規模の定額給付金が宣言され株価が暴落したが売る者が多かったらしい。
だが十分設けた国民は暴落にもめげずに株を買い占め、儲けは少なくなったが地道に稼ぐ。
株価は32000円位に下がり8月7日には下げ幅は止まり安定してきたのだ。
「的場さん。国中の大金持ちに泣きついて臨時税を10兆円ほど集めてきました」
あれだけ儲けさせてやったのに10兆円出せないのかと言ったらしぶしぶ出してくれた。
この金は借金返済に充て銀行の借金を53兆円にするのだが再び定額給付金を10兆円規模で行うと景気は刺激され田舎の3万円程度のアパートに住む者が増えるのだ。
田舎は基本的によそ者は警戒するが、観光客と若者は一応歓迎してくれるのだし。
「マトバミクスは好景気だしそろそろ減らした消費税アップさせようと企むんじゃないか?」
「財政的にこんなに強い的場政権がか?上げるにしてもう少しは耐えるだろうと思うがな」
的場を追い詰めて消費税増税にならないように消費を拡大するしかないんだ。
そう思う民衆は大いに飲み食いして贅沢に暮らし始めたが定額給付金はこうして消えたのだ。
的場の期待通り国民の消費は上向いたが莫大な税収が的場の下に集まって来たのだ。
定額給付金の夢の予定です。