借金の恐怖
まあ国営企業だと利益をそのまま国庫に入れて問題なのかは知りません。
ですからこの話では出来ないと言う事にしておきます。
6月1日TPP諸国に借りた15兆と利子5兆円を返済する為に銀行からお金を借りたのだ。
今回は60兆円借りたが利子は5%で普通に返済出来る金額だが取り敢えず国の借金を900兆円に減額させ、TPPに20兆円返済して大喜びされてるが、世間に対する信用が国の株価に反映して地震が興ろうが台風がこようが何とか経営を立て直せる強靭な国にしないといけない。
本当に大地震が興ったら500兆円位は最低でもかかるだろうから各国から借りれるようにしないと日本の未来が闇だから、ここは媚びてでもお金を借りれるコネを得ておかねばならない。
「て訳だから0回答は本当は困るんだけどね」でも仕方ないので全力を挙げて定額給付金を行う事にしたのだが、不景気の国で1万円の定額給付金など金の無駄であるが好景気の時なら?
景気を下支えして1%位は消費を煽れるかもしれないと思ったのだ。
前の総理も景気が良かった時代にあえて国債を発行して定額給付金を行えばよかった。
だがそれを言っても後の祭りである。
「的場さん。国有企業の株価が上がりまくり外国の企業を買収した企業まで現れたんですよ」
分かってるが経営は社長に任せてあるので他国からの苦情は匠に処理させているが。
「特にメイド喫茶Aは既に従業員500人幹部20名の企業に成長しています」目標の50店舗をアッサリクリアして今中規模のメイド喫茶を買収して傘下に収めようとしてるらしい。
「まっかせなさい。今年中にメイド喫茶Aを時価総額1兆円の企業にのし上げてみせるよ」
このメイド喫茶Aの隆盛により、国有企業で店舗を増やす者が増え外国人が雇われたのだ。
「好景気だと人材が不足して。いらない社員って言ってましたよね?こっちに就職する気あるなら一から鍛え上げてうちの精鋭にして見せますよ。的場さんは分かってる総理だ」
この状況で定額給付金を行うなら日本の企業が更に忙しくなるだろうが設備投資だな。
余り省力化すると近代化についていけない部下達が失業して国は不景気になるのだ。
「しかも定額給付金銀行振り込みで3時間で給付を完了するとはあゆみさんは優秀だな」
まあお役所仕事はノンビリしてていいのだが定額給付金と苦情処理はサッサとやって欲しい。
「まっ借金も返済しないといけないけどこの好景気では人材不足が深刻化するしな」
省力化しないと立て込んでいる注文に応じきれないので機械化して部下に学ばせるのだ。
まあ使いこなせないからってクビにはしないが出世も遠のくのは仕方ない事である。
俺だって若い頃は貧しかった。中年になってやっと認められて国営企業の社長に抜擢された。
だから出来ない部下だって見捨てはしないが、無能な部下は重職にはつけん。
当たり前だろうと思うがライバル業者のメイド喫茶Aはこの日資産3千億の80店舗を有するメイド喫茶の買収に成功して東京のメイド喫茶をほぼ制圧する勢いであったらしい。
勢いに乗ったメイド喫茶Aは6月2日借金して大型デパートを買収して傘下に収めたのだ。
「人材が不足してる。大型デパートも不景気だからこんな小娘の率いるメイド喫茶の買収に応じるんだとは思うけどこりゃ深刻だわ」サッサと売り飛ばした方が良いだろうと考えた。
このデパートは経営しても注文に応じきれないと諦め、この地方に進出しようと狙っていたバチルタン株式に3千億円で売ってしまいメイド喫茶の人員確保に高1を募集したのだ。
まあメイド喫茶は可愛い女の子が売りの商売だから落ちぶれたアイドルとか元有名子役とかが来てくれると嬉しいのだが、今度売れないアイドルに声かけてみようかなぁ。
「そんな訳で元名子役の佐倉さんに声がかかりました。今のアイドル事務所移籍してうちに来ませんか?移籍金とかはうちが払っても良いですけど1年はうちで働いてください」
「まあ確かに私は落ちぶれた名子役ですけど口説き文句があんまりですよね。まあ私の悪行は天下に知れ渡ってますから厄介払い出来たと知ったら事務所も大喜びでしょう」
まあこの名子役は今でも30億円の預金と50億円の株を保有している金持ちだが非行に走り現在謹慎処分中らしいのだが何をやったんだったけなぁ。
「甘酒を飲んだらアルコール検査で引っかかってしまい。CMとかのキャンセル料とかで100億も取られちゃいましたよね。それを一方的に非行と決めつけるの酷いと言ったら反省が足らんと干されちゃいました」ああそうなのかと同情の視線を佐倉に向けた店長だ。
「うちは甘酒飲んだ位で五月蠅い事は言わないよ。うちに来ない?うちはメイド喫茶経営してるからあんたなら人気者だよ。移籍金返済しろとは言わない。あんたを広告塔に使えれば1日2億4千万円は稼いでみせるよ」「私は子役の時は1日30億稼ぐ女として名声をえました」
まさか甘酒飲んだ位でお金と株以外の全てを失うとは思いませんでしたよと嘆く佐倉。
「私を見くびらないでください。何で今でも30億円と株の配当で裕福に暮らせるのに15.6万円の収入の為に働かないといけないんですか?干されていた方がまだマシです」
「幾らなら雇われる気あるの?それとも交渉する気ない?確かに私は成り上がり者のメイド喫茶の社長だけど1代でメイド喫茶を50店舗まで増やしたんだ」ぞと思う店長だ。
あんた確か大金持ちの一人娘だよね?両親は他界したんだっけ?
「貴女のメイド喫茶Aってファイサル喫茶ですよね?私が5年前にオープンした。私の非行で店が傾いた後どうなったか知りませんでしたが的場さんに買収されていたんですね」
「あんたねぇ。あんた17歳だよね?甘酒飲んだの何歳の時だっけ」と聞く店長。
「13歳の時ですね。資産100億の小学生として有名でしたよ」懐かしそうに佐倉は言う。
「1億。日給1億なら働きましょう」「大きく出たわね。3千万でどう?」「大負けに負けて8千万円」「6千万でどう?」「7千万」「OK7千万で同意するよ」交渉成立だ。
その足で社長と面会して1千億円を社長にたたきつけて宣言したのだ。
「佐倉さんはうちに移籍する事になった。1千億もあれば移籍料に損害賠償は足りるでしょ?」
いきなり佐倉を移籍させると社長に宣言する店長に社長が激怒するのだ。
「何だとぅ。佐倉。非行に走ったお前を見捨てずに事務所においてやった恩を忘れやがって」
これに店長が文句言う。
「今時甘酒何て幼児でも飲みますよ。どの辺りが非行何ですか?そもそもそんな非行少女を抱えてるのは事務所にも邪魔でしょう?1千億の違約金で私が引き取りますよ」
厄介払いが出来て1千億円も儲けられれば事務所にも文句はない筈だが・・・。
「だったら事務所に与えた損害4兆円をサッサと返済しろ」て言うけどさぁ。
この佐倉さんが甘酒飲んだ理由で無理矢理負債を負わせたのってこの人なんだよね?
「的場さんですか?佐倉さんが干された理由を突き止め正当かどうか判断して緊急に命令を下さい」「おい誰に電話している?」「的場さんですよ。総理大臣の」社長の顔が青くなる。
「どう考えても甘酒飲んだだけでCM契約を解除して干される原因を作ったのは社長だと思うんですけど争いますか?私としては平和的に移籍したいんですけど駄目ですかね?」
「違約金に損害賠償含めて30兆円支払え」この社長何がしたいのかなぁ・・・。
「佐倉ちゃんの両親から裁判が起こされているんです。ちょうど最高裁からの判決が出たらしいですね。社長は敗訴。佐倉さんが稼ぐ筈だった4兆円と損害賠償26兆円を返済しろと」
「何だと?何でそんな判決が出るんだ?この女は酒を飲んだじゃないか?未成年の飲酒は法に背く行為だぞ」と言う社長だが「甘酒で飲酒にはならないと思います」と店長。
「て訳で社長には佐倉さんへの損害賠償30兆円とキャンセルしたCMとかの損害賠償数百兆円を支払ってください」それと国に対する罰金も10兆円ほど」
「終わりだ。俺は終わりだ」この社長は香港に高跳びして芸能事務所は売りに出された。
6月10日この芸能事務所は300兆円の負債を抱え込んで仕方なく国で買収したのだ。
「佐倉ちゃんがメイド喫茶に就職しました。あの天才子役の佐倉ちゃんが」このノリで売り上げが3倍になり、株価は28000円を超えているのだが、この負債を返済する為に税金を投入しないといけないのかと思い、取り敢えず税金を1兆円徴収して299兆円にしてみた。
「あの佐倉が翌1日7万万円のはした金でメイド喫茶Aに就職したなぁ」と国民は思うのだ。
「仕方ないだろう。国は芸能事務所と国の借金と外国に借りた74兆円を返済しないといけないんだ」だがこれ以上税金を取ると国の景気が悪くなるから暫くは企業買収を煽っておこう。
「芸能事務所Aが企業買収だと?何処にそんな力が残っていたのだ?」
敵対的買収で5兆円も注ぎ込んで外国の芸能事務所を傘下に収め、脅威を感じたイギリスに国に30兆円で買い取らせる策に成功して借金を269兆円に下げてしまう。
「我々芸能事務所Aが生き残るには買収に賭けるしかない」この借金を返済してその功績で中央政府のお役人になろうと画策する野口社長が敵対的買収に踏み切り100社城の外国企業と話し合っていたのだがこの話し合いに決着を付け360兆円で全て売り飛ばしたのだ。
91兆円も儲かり、諸外国の批判を浴びながらも日本の為私腹を肥やす芸能事務所Aである。
この資力を背景に日本の大手の芸能事務所を買収してアイドルを根こそぎ傘下に入れた。
「佐倉さん。甘酒飲みますか?うちは五月蠅い事は言いませんよ。甘酒ってノックピンに反応しちゃうらしくアルコール中毒患者は飲んではいけないと言う決まりらしいのは聞きました」
ノックピンは酒を飲めない体にするアル中対策の薬らしい。
「私甘酒しか飲んだ事ないですよ。まさか甘酒が縁で国営企業に就職出来るとは・・・」
7千万のお金と損害賠償で得た4兆円を預金して、東京の借家に住む佐倉であった。
目指せ借金残高500兆円の予定です。