表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もしも私が総理なら改訂版  作者: ルーシェン
16/32

2部 予算質疑

頑張れ的場。

少子高齢化でも不景気でも借金苦でもやれば出来る。

的場さんの改革は今の日本でも出来そうなアイデアばかり採用してます。

日本国が盗用しても俺は文句言う気はありませんが。

「一応事前の打ち合わせはしてるんだから俺の政治に不満がないなら余計な事は言うなよ」

一応質問も答えもヘンゲラさんに命じて禿山党とアポニスのフサフサ党に通告してある。

「予算要求は全部飲む。キリの良いところで100兆円の国債を発行する。これで国の借金が1140兆円になるが、それも事前に話し合ったよな?」話し合いは昨日徹夜で行ったのだから決まった事を報告するだけで終わったら俺の弾劾でもやってサッサと失脚させろと自暴自棄に。

「あのう。国債の発行について話し合いの後で決まった事を審議しても良いでしょうか?」

良いけど手短に頼むぜ。徹夜で国会で問題になりそうな事柄は話付けたから無所属議員が文句を言うだけで予算質疑は1日で終わるだろうと思っていたが甘かったようだ。

徹夜で怒鳴り合いの議論を続けていたので流石に居眠りする議員はいるが後で叩かれるかも。

「各省庁で借金して100兆円をねん出しても良いとやっと部下を説得したもので」

各省庁は莫大な負債を抱え込む事になるが数十ある省庁で分割すれば返せない金額でもない。

「それで?俺は予算の削減をしないで予算を支給する事によって返済すれば良いのか?」

「そうです。我々だってこれ以上借金増やされるのは嫌です。予算を満額頂けるならお金を貸しましょう。暫くはお役所の財政は火の車ですけどね」まあ借金が増えないで済むなら有難い。

「で?後は俺に文句がある奴が俺を弾劾するのか?辞めて欲しいと言うなら俺は総理辞める」

でも本当に辞めると的場は国を放り投げたとかマスコミが言うんだよなぁ。

サッサと辞めろとか辞職の直前まで言ってたのに手のひらかえして無責任だと言うのだ。

「いえそれは禿山党とフサフサ党が的場政権を支持してる限り不可能ですから」と言う議員。

「じゃあ決まった事を報告して議決をして正式に決定しよう。こんなのやらせ何だから事前の話し合いで妥協した事を正式に決定するだけだ。サッサと片付けるぞ」

そして報告と採決を行い4月4日朝には全ての説明と議決が片付いたのだが眠い。

「すまんが議長殿。俺の弾劾決議は寝た後に行ってくれ。それ位良いだろう?」

「分かりました。休会としましょう」と議長が宣言すると全ての議員は爆睡したのだ。

ここ2日ほど睡眠をとらずに国の為に話し合ったのに国会議員が居眠りしてたとか言われたくないのだが、国民目線だと仕方のない事なのかもしれないなぁ。

「良く寝た。じゃあ俺に文句のある奴は誰でもかかって来い」議会は再開されたが議題がない。

「的場政権のおかげで失業者が7万人に減ったし景気は最悪だけど国営企業は順調に借金返済してるし、国の借金も1040兆円だ。国営企業の株が上昇すれば数百兆円は借金返済出来る」

これで的場政権弾劾したら誰が日本の借金返済してくれるんだよと思う無所属議員だ。

「あのう的場さんさえ良ければ来年まで総理続けて頂けないでしょうか?」

野党議員の1人が的場に申し出るがこいつなら疫病を倒して国を救ってくれるかもだ。

「良いけど俺はオンラインパーティやるぞ。今日の感染者は12名か。根絶は難しいな」

採決は無所属議員2名を除いてほぼ全会一致で的場政権の続投が決まったのだが・・・。

「どうする?国会開催40日を予定していたのに2日で終っちゃったぞ。解散するか?」

「重要な事忘れていますよ。延び延びになってる解散総選挙やらないと」まあ誰が勝とうが的場政権には総理でいて貰わないと困るが、的場の政治はマトバミクスとでも呼んでおこうか。

それで総選挙をやったら白雪党が議員150名の大勝利に終わり、禿山党は250議席、フサフサ党は惨敗して20議員程になったので的場政権が安定したのだ。

「まさか勝てるとは思いませんでしたねぇ。株が800円も値上がりしたんですよ?それも結構売りに出した株主が多かったにもかかわらずに」とあゆみは言うが的場は期待されてる。

「いやこんな好景気二度とないような気がしたから20兆円分売ったんだ。まだ70兆円分の株が残ってるぜ。この金は15兆円をTPPの諸国に。残りを銀行に返済する」

「TPP優先何ですか?無利子で返すとか言ってましたんですけど利子付けるんですか?」

「一度支払っておいた方が金が借り易くなるだけだ。今年度は疫病と付き合いながら経済を再建するんだから最悪40兆円位は税金増やさないとどうなるか分からん。地震が来ない事を祈るだけだぜ。何時地震が来るか分からないから経済を再建して備えなければならない」

的場総理は5月1日、収穫したキャベツや野菜を冷凍保存する事にしたのだ。

俺的には毎年毎年夏には野菜が高騰してるのに何故豊富な時期に取れた野菜を夏まで蓄える技術的努力をしないのか理解出来ないし、多少質が落ちても野菜は冷凍保存出来る筈だ。

「経費がかさむんですよ。国が補助してくれるなら冷凍保存しますよ。今直ぐにでも・・・」

「本当だろうな?まあ確かに米を補完するだけで週百億円は飛ぶからな。でも仕方ない」

早急に余った予算で農作物の冷凍保存を命ずるとメイド喫茶Aは叩き返した5千万円と身内から借りた3億のお金を元手に一気に5号店まで営業してしまい、お役人は流石に商売が美味い。

お役所仕事はぬるま湯体質になりやすいとよく言われるがぬるま湯に染まる程役人生活送っていないのが幸いだったようで、5店舗で日銭1千万円を稼ぎ出す今年のぼったくり店100人の悪女列伝の25位に選ばれたメイド喫茶Aの店長である。

「酷いなぁ。誰が悪女よ?行き場のない女の子50名も集めて鍛え上げて給料支払ってるのに」

私の若さでメイド喫茶の店長やってるのがそんなに不思議なのかなぁ。

メイド喫茶は可愛い女の子が売りの風営法ギリギリの商売だし任命したの的場さんだし。

でも的場さんと裏取引しないとこの若さで店長になれる訳がないと思われちゃうんだよなぁ。

「よっ。売り上げに貢献しに来たよ」国営企業の視察に来た的場は部下を引き連れて店に来た。

「的場さん。私悪女列伝の25位にランクインしちゃいましたよ」と的場にチクる店長である。

「悪女列伝?お前がか?若い女の子が店長なのが気に入らないんだろうが雇われ店長だぞ」

この店長は沙羅の補佐の下経営規模を拡大させ年内に50店舗増やす事が当面の目標だ。

「要するに店長就任の見返りにお前のお尻を触ったとか言いたいのか?悪女列伝の発行元は」

「それならまだマシです。的場さんの愛人になって店を任されたと言う噂が絶えなくて」

「まあ本当だったら俺は嬉しいが。すまんつい本音が出た。発行元に文句付けてやるから」

「物騒な文句の付け方は止めてくださいね。店に来る者が減りますから」

それで的場は発行元を突き止め文句を付けたのだ。

「そんな事言われても厳正なるアンケートの下導き出した集計結果ですから」

「俺があの店長を抱いた見返りに店長の座をくれてやった噂が出てるらしい。迷惑なんだが?」

「そんな事俺らに言われても困りますよ」と出版元の店長と幹部である。

「アンケートの結果なら例えば俺の悪い噂でも悪人列伝の1位にするのかね?ああ法的手続きを取るように法務省に指示を出しておいた。後は裁判で争うんだな」と的場である。

「何だと?そう言う事するからお前の愛人何て言う噂が流れるんだ。お前の忠臣柚木でさえアッサリ見捨てたお前があの店長には妙に優しいからな」と言うがもうこうなったら仕方がない。

出版元は名誉棄損で訴えられ、廃刊に追い込まれたが、誰も同情しなかったらしい。

「的場さん。あいつ私を悪女列伝の2位に選んだんですよ。私のような愛国者でも女の子が大臣っての的場さんの愛人にならないと無理だと思われちゃうんですかね?」

それは知らんが部数500人程度の小規模な女性蔑視の出版社だったらしい。

人気のある女の子を悪女列伝に乗せて悪女のイメージを世間に広めるのが奴らの正道らしい。

「酷い商売ですねぇ。ああ言うのが日本を駄目にしているのですよ」と柚木ちゃんが怒る。

「あの林業部隊は北海道、四国九州の植林を終わりました。北陸はまだですが・・・」

これで1兆円ほど儲かったから取り敢えず農水省の借金を返済しておいた。

「ガウガウポイントのポイントが1兆円に貯まりましたよ。換金して借金返済に使って良いですか?」七瀬とテイラーとアルタイナは財務省で金転がしで数兆円稼いでいたのだ。

為替を上手く売り抜け儲ける手法で何兆円もの資金を捻出しているのだが取り敢えずあゆみはこの金で銀行から借りた金を3兆円返済して残り52兆円にまで残高を下げたのだ。

最初は利子は踏み倒そうと思ったようだがちゃんと支払わないで銀行が潰れたら一大事である。

「当面の目的はこの株高24000円をどうやって維持するかだ。増税はない。むしろ減税したいくらいだ。法人税だけでも減税出来んか?今日本企業に外国に逃げられると困る」

「やっても良いですけど大企業減税は国民の反発が酷いですよ。何か口実がないと・・・」

あゆみは止めようと思うがマトバミクスの経営方針は商売による借金返済である。

そして大企業減税により最高税率50%まで引き下げたのでその日のうちに日本の市場でそれでも高い法人税だけど腐ってもジャパニーズドリームと言う奴で本の市場に魅力を感じた法人が本社機能を移しても良いと打診してきたので全て受け入れたが東京にだけは出店を許さず田舎に本社を持つことが条件とされたので田舎は問い合わせの電話で持ち切りであった。

「それでも日本の税収は40兆円超えて見せる。今年中に借金を800兆円内に抑えてやる」

「的場さん。いや~。総理にやる気を出して頂いて嬉しい。税率8割でも50%でも税収的には大して変わらない事を証明してやりましょう。消費税は下げますか?」

「いや消費税は下げるな。所得税も50%な。国営企業の経営もあるし、自分の店の利益の為と言う事は押し隠して減税しても俺を責める奴はあまりいないだろうけど」

でも結局あゆみと美憂に説得されて消費税も8%に減額されて現場は酷く混乱したらしかった。


激減消費税減税の恐怖の予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ