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もしも私が総理なら改訂版  作者: ルーシェン
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怠け者の新総理

総理大臣の職務には詳しくないので書類仕事か命令するか議会で答弁すると思います。

因みに他の作品は300話書いても36ポイントだったのにもしも私が総理ならは、

47話で27ポイント。

まあ評判が悪ければ途中で終わるかもですが、皆様の評価が小説家の活力源です。

全世界は疫病に侵されそれが原因か総理は辞職を余儀なくされ的場総理が25歳の若さで総理に就任して

官房長官に匠議員、財務省にあゆみ議員、農水大臣には的場の推薦により特別に入閣した柚木議員がいたが、16歳の若さであり、言っちゃ悪いが行政経験は皆無である。

財政難に苦しみ、1200兆円とも言われる借金を抱え込んだ日本政府は財界の大物である名家グループの支援を得る為に、柚木を無理押しで農水大臣に任命したが別に賄賂は受け取っていない。

防衛大臣に日本始まって以来の女性大臣美優がいたが政治はこの4人を中心に行う事になった。

「予算を通すだけの暫定内閣だからな。だが総理になったらやってみたかった事があるんだ」

と言い国家再建委員会を立ち上げる事を宣言したが議員も他の大臣も冷淡であるのだ。

特に柚木大臣は若過ぎると言うのもあるのか、部下の官僚と上手く行かずに早くも内閣は崩壊するみたいな噂がはびこり、日本の株価は平均20000円位に落ち込んでいた。

「的場総理。延命を図りたいなら予算を通しては駄目です。時間を稼ぎましょう」と匠である。

「てか誰がこんなに借金を増やしたんだよ?借金多いし少子化だし税収も少ないけど予算組めるかなぁ?

50兆円位は国債発行しないといけないが買う奴いるのか?」的場は頭を抱えるのだ。

まあ予算を成立させるまでの運命だから気楽だがでも今9月だから来年の春までは総理出来る。

「総理。疫病の感染者が今日は820名です。どうしましょうか?」などと部下は言うのだが。

「人との接触を避けるように改めて命令を出しておけ。八方ふさがりだが命令しないよりマシだ」

的場総理は投げやりに命令したが、取り敢えず感染者の数が減ってくれないとどうにもならないのだ。

だからって緊急事態宣言を出したら日本の経済が崩壊して疫病後の世界は地獄絵図である。

「柚木ちゃん。スクール水着姿でコスプレイヤーの大会に行くの止めてくれないかね?疫病は収まっていないから、現職の農水大臣にイベント参加されると俺が失脚してしまうじゃないか」

「ごめんなさい。今回だけ見逃してください」と素直に謝る柚木ちゃんだが国民は怒るのだ。

でもどうせ予算を成立させるまでの暫定内閣であるし柚木が可愛い女の子なので見逃された。

「下から上がってくる書類にサインするだけの毎日退屈ですね。私は学校も通っていますけど夜の勤務だけで月給80万円も貰って良いんでしょうか?」匠が口をはさむのだ。

「俺の若い頃はもっと貰えた。80万円なら安い方だ」と匠議員は言うのだが。

「あゆみさん。借金って銀行に命じてお金印刷するとか出来ないんですか?この不況下なら100兆円くらいお金刷ってもインフレにならないと思うんですけど」柚木が聞くが、「そう言う訳には行かないのよ。柚木ちゃん。お金を印刷すれば財政を通過の増発に頼るようになる。そしたら確かにインフレになって物価は上がると思うけどそれにハイパーが付いちゃうわね」とあゆみが言う。

「でもさぁ。護衛付きで学校行くからさぁ。皆私を柚木閣下とか呼ぶんだよ?虐めだよ・・・」

それと国にはお金に換金出来そうな資産が300兆円分位あるらしいが売っちゃダメなのかな?

「売れると思いますか?二束三文で叩き売るしかなくなりますよ。金融商品なら兎も角土地も多いんですから」とあゆみは言うが取り敢えず売れそうな土地から売っちゃわないと維持費がかさむ。

「内閣支持率8%ですからね。明日崩壊してもおかしくない内閣ですよ。暫くは改革できませんね」

それを聞いた美憂とあゆみは呆れたように柚木を見たのだ。

若いから仕方がないが、柚木は総理は世界を救えるなんて本気で信じているんだろうなぁ。

夢を壊すのも悪いが俺だって若い頃は本気で世界を救いたいなんて思っていた。

「知ってますか2坪2千円位で森林の整備が出来るらしいです。ネットにそう言うのあります」

それでもネットの寄付って10万円位しか貯まらないケースが多いのは何故だろう?

「私16歳ですよ?子供が夢を見て何が悪いんですか?私音楽家になりたいんですよ。どうせ予算を通すだけの内閣で大臣のお給料なら音楽大学の学費稼げると大臣になる決意をしたんです。でも素人に農水大臣など務まる訳ないんですよね。上がってくる書類も良く分からないですし」

それでも柚木は財務大臣や防衛大臣や官房長官よりは真面目に政務に励んでいたのだが。

「兎に角売れる物は売っちゃわないと借金の残高減りませんよ?本当に60年待つ気ですか?」

借金の返済は60年後だから今は60年前の借金を返済しているのだ。

「私古い考えなんですか?借金なんて奇麗さっぱり返済して国を経営したいんですよね」

じゃあお前が総理になれよとか言われてしまうのだが私未成年だもんと思う柚木である。

「まっ、借金なんざどうせ英雄が現れて何とかしてくれるさ。そんな事より宴だ。宴・・・」

「民が疫病に苦しんでるのに自分達だけ宴するつもりですか?」と柚木は言うのだが。

「勿論オンライン宴会だよ。当たり前だろ。俺も疫病に感染したくはないからな」と的場。

「だってどうせ予算が成立したら失脚するんだぜ。馬鹿らしくて真面目に仕事してられるかよ」

柚木はそれでも諦めきれないのか、この的場の尻を叩く役目を引き受けようと心に決めた。

「そんな事言ってると予算成立する前に失脚しますよ?総理に立候補したのはこの国を変えたいと思っているんでしょう?多少は?そのチャンスと権力が的場さんの手にあるんですよ?」

「いや総理1年勤務すると国から年金が出るんだよね。それは欲しいかなと思うが・・・」

「じゃあ来年の9月までは総理でいる気あるんですね?真面目に仕事しないと1年もちませんよ」

総理が失脚するのは同情しないが最初のお給料貰う前に失脚したら給料支払ってくれるのか?

その辺が不安だが、この的場総理を持ち上げておかないと私の政治生命も危ない。

「的場さん。折角手に入れた権力を国と世界を救う為に使おうとは思わないんですか?私だってアルバイトするよりは給料80万円の高給にひかれて入閣しましたけど仕事は真面目にやってるつもりです」

いや俺もう若くないからさぁ。若者の情熱ってのについていけないけど若者は情熱的だ。

「私だって生活があります。親と妹が私の稼ぎを当てにしているんです」と言うのだが・・・。

「今時女子高生が80万円やるから大臣にならないかと買収されてハイと言わない訳あるかぁ」

的場は取り敢えず書類を作成しながら王のもとに書類を送りつけたのだ。

日本の命令書は王のサインがないと効力を発揮しないらしいが知らない人が多い。

「真面目に仕事しないと辞職して新しいバイト先探しますよ?議員さんに農水大臣のなり手がいないから私になれと言ってきたの知ってるんですよ?後任探しは困難ですよ」

的場もこう言われては仕事しない訳にも行かないので取り合えず日々の雑務に励む事にした。

だが今日位はノンビリとオンライン飲み会を楽しんだって罰は当たらない。

「的場さん。このまま雑務に追われていては1月持たないと思います。政務活動費って政治活動の為なら使って良いんですよね?」と聞く柚木だが早速これを使って視察に行こうと思う柚木であった。

欲しかった政治の本とか政務活動費で買っても良いんだよね?庶民感覚を磨く為に流行りの漫画本や小説を買うのは物凄く問題になるみたいだけど国のお金で勉強させてもらえるなら政治の勉強しよう。

どうせ肝心の的場がこのやる気のなさでは1月持たないかもしれないが勉強はさせてもらえる。

「全く。あゆみさんも美優さんも匠さんもこのグータラな総理何とかしてくださいよ」

て柚木は言うのだが、あゆみも美優も匠もこの総理に何も期待はしていない。

「諦めなよ。柚木ちゃん。我々を支持する者は20名。これで何が出来るのよ・・・」

「予算が通るまでは支持しない訳には行きません。的場さんさえやる気になれば1年は持ちます」

でもさぁ。

村に商店1つ誘致するのも3年位かかる事もあるよ?

この疫病と不景気と少子高齢化の国をどうやって建て直せばいいのだ?

的場総理の幼馴染のあゆみと美優はこの総理のやる気を出させるコツは煽てる事だと知っていた。

嫌がる的場総理を煽てて総理選挙に立候補させたのはあゆみと美優である。

取り敢えずは予算成立までの暫定政権と言う事で天下を取ったが、的場さえ望むなら政治改革も。

「まあ確かに今失脚すると困るなぁ。総理になる為に3億も借金したからなぁ」

「でしょう?真面目に政務を行ってください。8%も的場さんに期待してる国民がいるんですよ?正直私5%切っちゃうかと思っていました。真面目に政務を行えば支持率上がりますよ」

そうかなと的場は思ったが、日本や世界の国難を俺が背負うのかと思う的場であった。

俺にそんな事期待されても困るんだが、まあ1年は真面目にやらないといけないからなぁ。

「匠さん。取り合えず暫定予算を国会に要求してくれんかね?軍資金がないと活動出来ない」

「良いですけど暫定予算って何に使うんですか?」と聞く匠だが、「国の借金を返済する為に決まってるだろう。拒否すれば内閣が崩壊するから今なら予算を拒否できない筈だ」と答える。

煽てられてその気になった的場はもうちょっとだけ頑張ってみようかと言う気になったようだ。

だが今失脚したら3億の借金は返済不能になるので失脚する前にパーティ開こうと思う。

総理のパーティなら1回やれば3千万円は儲かるだろうと思い計画を立てようかと秘書のゴンザレス・サクラに命じてパーティを開催する用意を整えるように言っておいた。

今不景気だから「1週間で手配いたします」と委託業者が請け負い総理のパーティが行われる事に。

「失脚するまでに3億稼がないと俺はホームレスになるしか生きる道がなくなる。

やる気になった的場は政治家のパーティでお金儲けをしようとちょっとだけ努力する事にしたのだ。

パーティ絶対ダメの予定です。

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― 新着の感想 ―
[一言] 面白そうな作品ですね! また読みに来させてください!
2020/09/01 14:07 退会済み
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