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「絶対殺す…」
鬼の形相…、をしているのだと思う。
とにかく、必死に彼の首をつかもうとする。
が、コイツはゲラゲラ笑いながらスイスイ交わしてしまう。
その笑い声とどうしても掴めない首に、怒りは沸点を超える。
そんな追いかけっこを繰り返していた時。
「こらぁ!!またお前か!!!」
男の怒号でハッと我に返った。
ゴリラ、と呼ばれている体育教師だ。
や、やばい。サボりがバレた上、プールに入っていたなんて…、どんな仕打ちがあるのだろうか。
「やっべ。逃げろ」
それまで、ゲラゲラ笑っていた彼は、私の手を掴むと、体育教師とは反対側からプールを出た。
何故か、私も必死で彼についていく。
教師に謝れば、それで済んだかもしれないのに、人間の本能であろうか?
とにかく、柵を越え、全速力で逃亡してしまった。




