表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/42


「趣味…、ではない。作りたくないし。どちらかというと、仕事かな?義務でやってる」


「義務?さっぱり分からないです」


「うん。そういうこと」


先輩が異次元すぎて、私には分からない…。

あと10隻くらい残っている真っ白な船を見る。

本当に精巧な作りだし、紙製とは思えない。


「先輩、これ、一個ください」


「え?これ?いや、欲しいなら、もっとちゃんとした色紙とかで作るよ」


「白がいいです。それに、水に浮かないと意味がないので」


「え?…、まあ、これがいいなら別にいいけど」


「ありがとうございます」


1隻をそっとかばんにしまう。


「俺が言うのもなんだけど、かづきちゃんって変わってるよね」


「ほんと、心外です」


先輩に対して失礼かな、とは思ったけど、私は紙飛行機を公園で飛ばしたり、

紙の船を川に流したりしない。

プールに勝手に入って泳いだりもしない。

いたって真面目な優等生だ。


先輩の発言にちょっとムッとしていた時だった。


「お~い、高木~!船、終わった?」


下流の方から、青年が大量の紙の船が入った袋を担いで走ってきた。


「あ、ごめん。まだあった」


「なんだよ、流れてこなくなったから来て見れば、

女の子とよろしくやってんじゃねーか!!!」


「いや、ごめんって」


「てか、お前、なんでびしょびしょなの?」


「あ、ああ…、この子に転ばされた」


先輩は私を指差す。

本当に心外である。勝手にびっくりして転んだくせに。


「君が?高木を?やるね~」


とたんにニヤニヤし始める。

ああ、やっぱり先輩のお友達だ。

類は友を呼ぶって。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ