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第6話 灰色の魔王と鬼ごっこ!? 後編


さて今回、第6話ということで遂に鬼ごっこに決着がつきます。

そして主人公はどうなってしまうのか…

今回も楽しんでいってくださいね。


それでは長くなりましたが第6話のはじまり

俺は未だに灰色の魔王と化したセーニャさんに追いかけられている。


「あらあら、灰色の魔王とはひどい事を言うわね。そんなこと言われたらもっといじめたくなっちゃうわ」


そう言ってセーニャさんはさらにスピードをあげて追いかけれきた…


「うわぁぁぁ〜ごめんなさい‼ 謝るから許してください‼」


「ダメよ?私はあなたを捕まえて可愛い女の子にしてあげるって決めたんだから。」


やばい…あの人から逃げ切らないと俺の人生は変わってしまう。


何か策はないかと頭をひねり俺は考えた。

そして思いついた策は魔法を使う事だった‼


そして俺は思いっきり願った


「何か使える魔法よ 思い浮かんでくれ‼」


すると頭の中に自分の足を早くする魔法が思い浮かんだ。


「よしこれで逃げられる‼」

俺はそう言って魔法の呪文を唱えた。


「我の名はノクティス 我の名のもとに命じる。我に疾風の力を与えたまえ。 ウインドブースト」


俺は魔法を自分自身にかけるとさっきとは比べ物にならないくらい速いスピードで森をかけた。


そして俺はある程度逃げるとあたりを見渡し逃げられた事を確認した。


「よし逃げられた〜」

俺はほっと一息つくと地面に座り込んでしまった。

そして体の力を抜いた。


その時‼ 俺の後ろから1番聞きたくない声が聞こえてしまった。


「つっかまえた〜ダメよ〜相手も魔法が使える事を忘れちゃあ。

 魔法を使えるのはあなただけじゃあ無いんだから。」


そう言ってセーニャさんはもう逃がさないとばかりに背中に抱きついてきた。


「どうしてここに!? 俺がさっき辺りを見渡した時は誰もいなかったし気配も感じなかった。」


「またそんな言葉遣いをして‼ これは本当に矯正させて頂こうかしら」

 

「まあそれは置いといて、なんで私がここにいるかということだったわね。

 それは私も使ったのよ、魔法をね。ただその魔法が特殊な魔法なんだけどね。」


「その魔法とはいったいなんなんですか…」


「テレポートよ。」


「テレポートなんて反則にも程があるでしょ‼」


「まあそうね〜精霊の街を代々守るリーダー的存在の精霊しか使えない魔法だもの。

 ちなみに今代は私が街を守るリーダーなのよ」


「俺はそんな人に追いかけられたんだ。そんなの勝てるわけないわ〜」


「まあまあ、そんなにふてくされなくても。」


「不貞腐れてません‼」


「まあ‼ 怒った顔も可愛いわね〜 それじゃあニームファーに戻るわよ〜

 ルーナちゃんは私に捕まってね」


「わかりました では肩借りますね。」


俺はセーニャさんにそう言うとセーニャさんの肩に手をかけた。

するとその途端、世界がブレた。


そして気がつくと門の前に戻ってきていた。

俺は門に近づいた。その時、ルーエに声をかけられた


「ご主人様、すいません。私はご主人様をお守りすることが出来ませんでした。」

ルーエは気を失った事を気にしているようだ。


「いや、大丈夫だよ。ルーエ」

俺はそう言ってルーエにセーニャさんから聞いた事を話した。


「あの人がそんなにすごい人だったとは。全く気が付きませんでした。」


「本当だよな。俺も全く気が付かなかったよ」

ルーエとそんな話をしていると、門の方からセーニャさんが来た。


「話は終わった? それとはい、これ。」

そう言ってセーニャさんに渡されたのは木でできたプレートだった。


「これは?」


「これはいわゆる通行証みたいなものよ。魔法を使う感じでプレートを握りしめてみて?」


俺は言われた通りにするとプレートが黒い色に変わっていた。

ルーエの方を見ると白色になっていた。


「これであなた達も精霊の街に入れる様になったわ。」


「そのプレートはなくしたりすると自動で自分の手元にもどるすぐれものよ。

 それではようこそ、精霊の街ニームファーへ」


セーニャさんは説明が終わると来た時と同じ事をいった。


「ようやく精霊の街に入れるな。ルーエ」


「はい‼ そうですね ご主人様 早く回ってみたいです。」


「そうだな。 早く行って色々見て回ろうぜ。」

俺はルーエと一緒に街を早く見るために入ろうとした。

その時、ガシッ‼


「えっ?」

俺はセーニャさんに首根っこを掴まれた。


「あらあらあら、ルーナちゃんはこちらですよ?

 私と言葉のお勉強をしましょうね〜 ルーエちゃん、ルーナちゃんを借りるわね。」


俺はセーニャさんの言葉で思い出したのだった目を逸らし続けていた現実を。


「セーニャさん、ご主人様の言葉遣いしっかり直してあげてください。」


「実を言うと私も勿体ないと思っていたんです。

 それに私を作った方もご主人様に言葉遣いを気をつける様に言ったのですが直らなかったので。」


「ご主人様、この機会にしっかりと言葉遣いを改めるべきです。それではセーニャさんご主人様をよろしくお願いします。」


そう言ってルーエは街に消えていった。

「ルーエの裏切りものぉぉぉ〜」

そして俺は叫ばずにはいられなかった。


「諦めなさい、時には諦めも大事よ。 それじゃあ私の家に行こうかしらね。」


そう言ってセーニャさんは俺を連れて自分の家に戻った。


そして俺は女の子になってしまった…


第6話で鬼ごっこに決着がつきましたね。

次をどうするのか今とても考えていますが次回も楽しめる話にしたいと思いますのでよろしくお願いします。


感想や評価も受付させて頂いてますのでもしよろしければつけて貰えると嬉しいです。


それではここらで締めさせていただきます

ありがとうございました


作者 水月鏡花

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