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中卒の俺がいつの間にか精霊に!?  作者: 水月 鏡花
二章 精霊の神玉
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第三十話 海底探索の作戦会議‼

 理恵と雪奈を部屋に呼んでみんなで円になって話していた。

 

 「さてと、海を探索するための話し合いだけどどうしようか」


 私がみんなにそう聞くとみんながそれぞれ話し始めた。


 「海の探索ですか... それ自体に反対はないのですが一つ問題が... 以前、月奈とご主人様が戦ったという謎の生物ですがあの時、私と雪奈の意識はありませんでした。 気が付いたら終わっていた感じです」


 確かに、あの時意識があったのは、私と月奈とあの謎の生物だけ。あとは、月奈と意識を入れ替えたルティが意識をあの空間で持てたということ。


 「あの時、なんで私たちがあの空間で意識を保てたのかは私たちにもわからないけど、ルティが言うには表の世界と裏の世界がバラバラになり始めてるみたい」


 「そして、それが完全に交わると現実世界も精霊界も破滅するらしい」


 私がルティに聞いたこと説明を交えて言うとみんなが深刻そうに顔を伏せた。

 

 「つまり、私たちにはそんなに時間がないわけだね、お姉ちゃん」


 「そういうことになるね、そして私たちが失敗すると私たちまとめて世界全部が滅ぶってわけ」


 「本当にね、何でこうなったんだろうね」


 それはみんなが思うよね。みんなが自由に過ごしていつの間にか世界の滅亡の危機になってましたっていくらなんでも笑えないよね。


 「……お母さん、私はあの時なんだか意識はぽわぽわしてはっきりとはなかったけど、確かに意識はあった」


 「え? それは、あの時に私たちがしていたことをなんとなくわかってたってこと?」


 私が雪奈にそう聞くと雪奈はうなづいた。


 「…うん、なんとなくだけどね」


 つまり、雪奈には何か特別なものがあったりするのかな、雪奈とであったのも不思議な場面だったし、こっちに来た時も雪奈と出会ったときの場所を調べた時だったからね。


 「そういえば雪奈、こっちに来ることになったときに触った玉って今でも持ってる?」

 

 「……持ってるよ、ただ最初とは違って何か雲がかった風になってるよ、部屋にあるから持ってくるね」


 雪奈はそう言って部屋をでて自分の部屋に向かった。


 「それにしても、もしあの時みたいなことが起きれば私たちで対処しないといけないってことかな?」


 「対処法がない限りは私とお姉ちゃんで対処するしかないでしょ」


 私たちは三人でいろいろ考えてみたけどなにも浮かばなかった。


 「ご主人様、もし私が杖になった状態であの空間に入った場合は、もしかしたら、意識はないかもしれませんが魔力上昇の効果と魔法発動の支援はできるかもしれません。」


 「つまり、それは一人でいる時よりも強い魔法が放てたりするってこと?」

 

 「そういうことになりますね、もともとは杖なのでご主人様を支援するためのものなので、しかし杖の状態になると念話がご主人様にしか届かないのでそこは不便になります」


 理恵が杖の状態で海に入ると気配を感じるのは理恵が必要だから理恵が話すことを私がみんなに伝えることになるってことだね。


 「じゃあ、私たち四人で魔法をかけながら海に潜って、戦いが始まるまでは理恵に気配を感じ取ってもらう感じでいいかな?」


 「とりあえずは、それで大丈夫だと思うよ、私もできる限り頑張るね」


 私たちがそんな風に話をまとめていたら雪奈が戻ってきた。


 「……お母さん、戻ってきたよ」


 雪奈はそう言ってあの時の玉を私たちの目の前に置いた。


 「確かに白くなってるね、あの時の輝きが嘘みたいだ」


 「これがお姉ちゃんたちがこっちにきた元凶なんだ」


 「触ってみたりしてみても、何にも反応ないね」


 「でも、一応関係があるかもしれないし持っていこうか」


 私たちはある程度話をまとめると話を終わらせた。


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