第2話 俺が精霊に!?
はい、作者の水月鏡花です
第2話書きました
でもまだまだだなと自分で読み返して思います
読者の皆様もここはこうした方がいいというところがあればコメントで指摘お願いします。
それと感想の方もお願いします|ωΦ*)コソーリ・・・
それでは長くなりましたが物語のはじまり
「うぅぅ〜ここはどこだ?」
あたりを見渡すと1面真っ白の場所だった
「こちらですよ 白石翔さん」
声の聞こえた方に振り返るとそこには言葉では
表せないような美女がいた
「あなたは? それにここはいったいどこなんでしょうか」
俺は目の前の美女に対してそう聞いた
「私はルティエル なんの変哲もないただの精霊です ルティと呼んでください それと敬語は必要ないですよ」
俺はうなずいて返事をした
「それではこの場所について説明しますね。ここは精霊の間です 精霊の間というのは私たち精霊が生を受け名前と役名を決める場所になります」
ルティはそう言ってこの場所の説明をしてくれた
俺は気になったことをルティに聞いた
「へぇ〜なんだか突拍子もない話だな、それで?なんで俺はここに呼ばれたんだ? 俺は妹をかばって死んだはずなんだが…」
「ええ 間違いなくあなたは亡くなりになりました 本当だったらあなたの魂は死神に運ばれ輪廻転生の軸に戻るはずでした、しかしある事件が起きあなたの魂が枠から外れてしまったのです。 そして枠から外れ消えるはずだったあなたの魂をここに呼び寄せたのです。」
「俺がここにいる理由はわかった。しかし俺は普通の人間だったんだ呼ばれたところでなにも…」
「あなたをここに呼んだのはあなたに精霊になって世界をそして他の精霊達や生物達を守って欲しいのです」
「俺が精霊になる? そんでもって他の精霊や世界を守る?」
俺はあまりの現実味の無さと話のスケールの大きさにびっくりしてしまい聞き返してしまったの
「驚かれるのも無理ないと思います。しかし今、世界は崩壊の危機に陥っています。崩壊を防ぐにはあなたの力を借りるほか方法がないのです。だから無理を承知で頼みます。世界を救うためにあなたの力を貸してください」
そう言ってルティは俺に頭を下げた
「ルティさん頭をあげてください。実際のところまだあんまり理解も出来てませんし納得も行きませんですが俺にはある信念があります。それは女性に頭を下げられたらいかなる理由があろうとも力になるというものです。なので俺を思う存分使ってください。」
俺はルティに向かってそう言った
ルティを見てみると真剣だった顔が微笑みに変わっていた。それを見て俺は恥ずかしくなって下を向いてしまった
「翔さんありがとうございます。まさかこんなにも早く乗っていただけるとは思いませんでした。あなたに頼んで本当によかった。」
俺は恥ずかしくなっていたので敬語が取れなくなってしまっていた
「いえいえそんな… あ…俺は精霊になるんですよね?いったい何をしたら精霊になれるんですか?」
「精霊になるのは簡単です。私と口付けをすればすぐに精霊になれますよ」
ルティはとても綺麗な笑顔でそう言った。しかし俺は信じられる訳もなく聞き返した。
「ワンモアプリーズ?」と…
「ですからキスをすればなれますよ?と言ったのです」
「いやいや、本当に口付けをしないといけないんですか?」
「はい、人間が精霊になるには精霊と口付けをするというのが決まりです」
「そんな〜他の方法はないんですか?」
「ありません。」
そう言ってルティは俺の顔を掴んだ
「うわぁ〜待って待って まだ覚悟が出来てない。」
「覚悟なんていらないです。すぐに終わりますから」
そういうとルティは一回微笑み強引に俺の口に口付けをした
チュ♡
ボフン!!
「これであなたは精霊になりました。ではもうそろそろ時間がないので向こうの世界に送りますね」
俺はその言葉で目が覚めた
「ルティ、俺はいったいなんの精霊になったんだ?」
「あなたは夜と月を司る精霊になりました。ではもうこれが本当に最後です。あなたにはたくさん苦しいことが起こるかも知れません。ですが挫けずに頑張ってください。」
「ああ ありがとうルティ 俺、頑張るから 色々ありがとな」
「お礼をいうのはこちらの方です 本当に受けていただきありがとうございます。 ではこれで本当にお別れですけど決してあなたのことは忘れません。」
「ああ 俺もだよ ルティ」
「では行きます。 夜と月を司る精霊に祝福があらんことを アルカディア」
そういうと俺の視界は真っ白に染まった。
「行ってしまいましたね あの人ならば頑張ってくれるでしょう。なんせ…私が好きな人だったんだからね ねぇお兄ちゃん」
ルティはそう言うと後ろに振り返り手をひと振りした
「あ…お兄ちゃんに女の子の体になるって言ってないやしかもお兄ちゃんに名前を教えてないや。急いで送らないと〜」
ルティは急いで紙を用意して必要な事を書いて折りたたみ右手に挟み左手で覆ってひと振りした
「危なかった〜もうちょっとで忘れるとこだったよ〜それにしても夜と月かぁ〜やっぱり私とお兄ちゃんは兄弟なんだね あ…もうお兄ちゃんじゃないから姉妹か、頑張ってねお姉ちゃん。本当の理由をあなたも知ることになるからその時までさようなら」
ルティは自分の手で輪っかを作りひと振りするとそこにはもう誰もいなかった。
さて最後まで読んでいただきありがとうございますm(_ _)m
感謝カンゲキ雨嵐でございます
いよいよプロローグも終わり物語に入っていきます。ぜひ第3話も楽しみにお待ちください
それではここらで締めさせていただきます
ありがとうございましたm(_ _)m
作者 水月鏡花