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第25話 家族でお出かけ 後編

私は、月奈に手伝って貰いながら準備をしていた。


「月奈、これでいいかな?」


今は外に着ていく服を選んでいた。


私が今着ている服は、黒のスプリングコートだ。

服を選んでいるときに、余りにも種類があって

迷ったから無難に選んだ。


「お姉ちゃん、それすっごくいいよ」

月奈が笑顔でほめてくれた。


どれを着たらいいかわかんなかったけど

月奈がほめてくれたから多分、間違いではなかったんだろう。


「お姉ちゃん、今日はあったかいけど、

 一応マフラーいる?」


「うん、一応もらうよ」


私は、月奈からマフラーを受け取った。


今は、3月半ばであったかい時期が増えたけど、

いつ何が起こるかもわからないしね。


「月奈、私は準備終わったから先降りてるよ」


月奈にそう声をかけるとはーいと声が聞こえた。


私は一応確認をして、お母さんが待っているリビングに降りた。

すると、お母さんがこっちに来た。


「うん、月もばっちりね。」


お母さんは、そう言って私の頭をなでてくれた。


私は、お母さんが離れた時にお母さんの姿を見た。


やっぱり、こう見るとお母さんって美人だよね。

体系もモデル体型だし、性格は優しいしね。


「お母さんってお父さんとどうやって知り合ったの?」


私は、つい普段聞かなないようなことを聞いていた。


すると、お母さんは懐かしそうな顔をしながら話してくれた。


「そうね~ お母さんとお父さんは同級生だったの」


「最初はただ仲のいい友達だったんだけど、

 時間が過ぎていくうちに好きになっていってね」


「それで、卒業式の時に私から告白して付き合い始めたの」


お母さんは嬉しそうに話していた。


「へぇ~ お母さんから告白したんだ、

 なんか意外だな~」


私がそう言うとお母さんが、急に顔を膨らませた。


「だって、あの人 全然告白してくれないんだもの、

 だから、我慢できなくなって私からしたの」


お母さんの膨らませていた顔が笑顔になっていた。


「やっぱり、お母さんたちにもそういう時はあったんだね」


私はお母さんにそういった。


私は、いま女の子になって、

もう特に思うこともなくなったけど、


いざ、自分にそういうときが来たら

私はどうするんだろ


私がそう考えているとお母さんが、


「不安?」


そう聞いてきた。


私はその言葉に驚いて、えっ?と聞き返した。


「だって、今の月 不安そうな顔をしてたから」


お母さんがそう言ってきた。

だから私は、思っていたことをお母さんに話した。


「うん、今はこんな体になっちゃったけど、

 私は元々男だったわけだし、そういうときが来たらどうすればいいのかなって」


お母さんに相談すると、お母さんはこう言った。


「確かに不安な気持ちもわかるわ、

 でもだからってあんまり考えすぎるのもよくないわ」


「それに、今はわからないと思うけど、恋愛し始めたらすぐだから、

 月も気にしなくなるわ。


「だから、今は難しく考えずに今を楽しんで生きなさい」


お母さんの言うとおりだった。


今考えたってどうもできないし、

好きな人がいるわけでもないから難しく考えなくても大丈夫


そう考えるとなんだかすっきりした。


「お母さん、ありがとう。 なんだかすっきりしたよ」


私がお母さんにそう言うとお母さんがこう言った。


「いいのよ、子供が悩んでいるときに助けてあげるのが、

 大人の役目だからね」


そういうお母さんの姿はかっこよかった。


「お母さん、あのね?」


私はお母さんにそう言って今までの事を話した。


お母さんは時にはびっくりしたり笑ったり楽しく聞いてくれた。

気が付けばみんなの準備も終わってみんながリビングに集まっていた。


「よし、みんな集まったな、それじゃあ出発しますか」


お父さんがそう言ったから私たちは外に出て車に乗った。


「なんだか、車に乗るのも久しぶりかも」


私がそういうと、お父さんが笑った。


「まあ、お前はなんだかすごいところに言ってたみたいだしな。

 そう感じるのもおかしくないな」


お父さんがそう言うと、月奈も話に加わってきた。


「お姉ちゃんたちって魔法も使えるんでしょ?

 みてみたいな~」


月奈がそう言ったから私はこう答えた。


「うん、また機会があったら見せるね」


「でも、こっちにはないものだからばれたら大変だし、

 簡単なものだけどね」


私が月奈にそう言うと月奈は嬉しそうにこう言った。


「やった‼ じゃあ楽しみに待ってるね」


そんな、何気ない話をしたり、車の中でみんなで熱唱したりしていると、

目的地についた。


「よし、着いたな。」


そう言ってみんなは車から降りた。


「じゃあ、まずは服を買いに行くわよ」


お母さんがそう言ったのでまずは、私たちの服を身に言った。


服を見に来たのは、私とお母さんと月奈と理恵の四人で来た。


お父さんと雪奈は、いろいろ見に行って遊んでくるそうだ。


服屋に入ると店員さんがすごい勢いで近づいてきた。


「いらっしゃいませ、お客様 今日はどのような服をお求めですか?」


店員さんがそう言うと、お母さんが私の肩に手を置いてこう言った。


「今日は、この子の服を見に来たの」


お母さんがそう言うと、店員さんがいろんな服を私に手渡してきた。


「まずは、これの中から好きに選んでください」


「そのあとに、いろいろと見させてもらいますので。」


店員さんに言われた通り、試着室で自分の好きに選んだ。


内心、これは着せ替え人形ルートに一直線だなと考えながら。


そうして、案の定最初に選んだ服から、店員さんを含め、

三人で意見を出し合って、私は着せ替え人形になっていた。


そうして、一時間後ぐらいにようやく数着の服を買って、

服の買い物が終わった。


店員さんにお礼を言って私たちはお店を後にした。


そして、みんなで合流してご飯を食べに行ったり、

遊びに行ったりして楽しんでいた。


しかし、災いは突如やってきた。

さて、25話いかがだったでしょうか?

楽しんでもらえたなら嬉しいです。


今回はお出かけというテーマでほのぼのした感じでしたが、

最後の急に持ってた感がすごい‼


次回からは少し流れが変わるのでぜひ見ていってください。


ブクマ、評価の方もよろしくおねがいします。


それではここでしめさせてもらいます

ありがとうございました。


作者 水月鏡花

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