第20話 妹がシスコンだったなんて私は知らない
この場をお借りして読者の皆様にお伝えしないと行けないことがあります。
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本当にありがとうございますm(_ _)m
これからも頑張って行きますのでよろしくお願いします。
作者 水月 鏡花
私たちの戸籍や名前を確認し終わった私たちは飲み物を入れて一息ついた。
「それにしても、しばらく見ないうちに月奈も大きくなったね。」
月奈にそういうと月奈は、自分の髪をくるくるといじりながら話し始めた。
「やっぱり、お姉ちゃんも綺麗な方がいいでしょ?」
月奈はそういったけれど、月奈はずっと私を思ってくれてたらしい。
「それにしても、月奈は彼氏さんとかいないの?」
私がそういうと月奈は話し始めた。
「いないよ~だって私にはお兄ちゃんがいたし、間に合ってたしね」
月奈がそういったけれどまさか、私が枷になってたことなんて知らなかったから月奈にごめんなさいと謝ると月奈に鈍感と言われた。
Runa Side
いま、お姉ちゃんに彼氏はいるか聞かれたけど、いるわけないってわかってるのにお姉ちゃんはやっぱり鈍感だね~
まあ、お姉ちゃんはお兄ちゃんだったときから鈍感だったから、たぶんわかってないんだろうな。
私は心の中で、そう考えていてそういえばと思い出して、
お姉ちゃんに話かけた。
「そういえば、お姉ちゃんは学校はどうするの?」
お姉ちゃんは、頭は賢かったのに、高校には行かずに中卒の状態で働いていたから
私は、お姉ちゃんに学校はどうするのか聞いた。
すると、お姉ちゃんは少し考えて話し始めた。
「うーん 学校か~どうしようかな?四月から高校生やろ?」
お姉ちゃんがそう聞いてきたから、うん、とうなづいた。
「私は、四月から赤桜女子高等学校に入学するよ? お姉ちゃんも入学しよ?」
私は、お姉ちゃんにそういってみた。
できればお姉ちゃんと一緒に登校してみたいという本音は隠したけどね。
私がそう考えながらお姉ちゃんと話しているとルーエさんもとい理恵さんが話しかけてきた。
「月さま、私の意見は月奈さんと一緒に高校に通うのがいいと思います。
もしかしたら、私たちに関係ある手がかりが見つかるかもしれないですし。」
理恵さんがお姉ちゃんにそういった。
理恵さん、ナイス‼です
私は心の中でガッツポーズした。
お姉ちゃんと一緒に楽しむ高校生活も近いかも‼
私が歓喜していると、考えていたお姉ちゃんが話し始めた。
「やっぱり学校は行ったほうがいいかな?
でも、今はこんな体になっちゃったし、元々男だったか不安なんだよね」
お姉ちゃんは、苦笑いしながらそう言った。
私は、不安そうにするお姉ちゃんにこういった。
「大丈夫だよ、お姉ちゃん。
今でも十分にかわいいし女の子らしいから。」
私はこれに加えて小さくお姉ちゃんたちに、聞こえないように小声で
襲っちゃいたいぐらいにと付け加えた。
私がそう言い終わると、お姉ちゃんが話し始めた。
「わかったよ 私たちの手がかりも探したいし頑張ってみるよ。
だから、月奈も手伝ってね。」
お姉ちゃんが私にそう言ってきたから、
喜びをできるだけ隠しながら任せてとお姉ちゃんにそういった。
私たちがある程度、話し終わると理恵さんが私たち姉妹がびっくりすることを話し始めた。
「そういえば、お二人のお父様とお母様の方には私の方から話しているので、
心配しないでくださいね。」
それを聞いた私とお姉ちゃんは声をそろえて、
え?と理恵さんに聞き返した。
すると理恵さんがこう話し始めた。
「戸籍を作るときに絶対いつかはばれるものなのだから、
最初から説明してしまえば問題ないと思い、私の方から私たちの事などを
お二人方に話しておきました。」
その話を聞いてびっくりしているとお姉ちゃんが理恵さんに聞いた。
「それで、お父さんとお母さんは何か言ってた?」
お姉ちゃんが理恵さんにそう聞くと理恵さんはうなづいてこういった。
「はい、お父様の方からは、心配かけやがって、このバカ息子が、
まあでもまたお前と会えるのは心からうれしいよと伝えてくれと言われました。」
「お母様の方からは、本当に翔が無事でよかったわ、
今は月っていう名前になったんだっけ? また会いに行くからしっかり元気にいるのよ。
今度、勝手に離れていったら許さないんだから。と言っていました。」
私はお父さんとお母さんの言葉を聞いてお父さんとお母さんらしいやと思って、
気が付いたら笑っていた。
お姉ちゃんは、二人の言葉を聞いて嬉しかったのか笑いながら泣いていた。
それを静かに見守っていた理恵さんはそういえばと付け加えてこういった。
「そういえば、お二人方からせっかく息子もとい娘たちがいるんだから、
仕事なんてしてる場合じゃあないから全部断って今からそっちに帰るからよろしくと言ってました。」
理恵さんがそう言うと私たちの時間が止まった。
そして、再び動き出すと私たちは声をそろえて
「「えぇぇ~‼」」
と近所迷惑になることも考えずに叫んでいた。