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第1話 物語のはじまり

どうも皆さん作者の水月鏡花です

今回のこの作品は自分の初の投稿作品となります

どうぞ楽しんでいってください



突然だがあなたは精霊というものを知っているだろうか。


精霊というのは、代々、自然の化身であったり、人に力を貸して魔法が扱える様にするというものが、 ファンタジーのなかではあったりと私のなかで精霊というのはそういうものだと考えている。


あなたは、精霊についてどう考えているかな?


ではなぜ唐突にこんな話をしたのかという話に入っていこうか。


それは、私が元人間で現精霊となってしまったというファンタジーな話をあなたに聞いて欲しかったからだ。


あなたには私を見つけた以上私の話を聞いてもらうよ

ではなぜ元人間の私が精霊になり今現在に至るまでを物語形式で話して行こうか、この話を聞いたあなたはいったい何を思うかな?


では奇想天外の物語のはじまりだ


ピピピッピピピッ

時計のアラームが静かな空間を裂くような高い音でなっている。


「うぅぅ〜 夢か〜 なんかとても長い夢を見てた気がするな」

俺は、アラームを消してベットにもう一回寝転がった。


遅くなったが俺は白石翔しらいしかける

どこにでもいる何の変哲もない16歳の男子だ、しかし俺には世間にいる16歳の男子や女子達とひとつだけ違うことがある。


それは俺が中卒ということだ、行っていた高校で問題があって自主退学をしたのだ。それ故に今はバイト三昧だ


「しかし変な夢だったな〜 なんかとても綺麗な場所でとても綺麗な美少女がとっても大きな木を眺めてるんだからな〜」


「まさか欲求不満とかか!?しかしどうにも他人事とは思えない

なにかが起こる前兆か?まあ気にしないでおこう。」


そう思って俺はベットから降り服を着替え下の階に降りた


「お兄ちゃん、おはよう」


「ああ おはよう 月奈」


下に居たのは妹の月奈だ。俺と妹は訳あって二人暮しなのだ。

訳というのは親の仕事が海外で忙しいから二人暮しをしているのだ。

お金はきちんと親が入れてくれるし俺も少しは働いてるから生活はきちんと出来ていると思う。


「お兄ちゃん今日バイトは?」


「今から行ってくるよ 今日は夕方には帰ってくるからご飯は炊いといてな」


「わかった〜 炊いとくね いつもありがとう それと今日お昼から公園に行くからね」


「おう 気をつけて行ってこいよ」


いつも思うのだが月奈は本当に俺の妹なのだろうか?

性格も良い奴だし頭も賢くって人なっつこいし俺とは真反対だ。

だからこそ俺は思う月奈だけはきちんと兄として守ってやらないとなと。


「じゃあ行ってくるわ 」


そう言って俺は家を出た

そして自転車に乗りバイト先に向かった

俺がバイトしてるのは地元では有名な喫茶店だ

落ち着く雰囲気で安くて美味しい料理が食べれると人気だ


20分後…


バイト先について中に入る


「店長 おはようございま〜す」


「翔くんおはよう」


そう言って挨拶してくれたのは店長の灰原香菜(はいばらかな)さんだ。

少しのほほんとしていてでもとても優しいいい店長さんだ


「翔くん今日のモーニングはオムライスとコーヒーのセットだからよろしくね」


「了解です、 ちなみに今日は俺と店長だけですか?」


「本当は雪ちゃんが来るはずだったんだけど風邪を引いたらしく来れないらしいの〜だから翔くん大変だと思うけどお願い出来る?」


「そうなんですか〜 大丈夫ですよ いつも通りにやりますから店長は気にしないでください」


「そう いつもありがとうね〜 翔くん頼んでばっかりで悪いんだけど今日終わったらお見舞いに行ってあげてね」


「了解です じゃあ今日も1日頑張りましょう!!」


「そうね〜 じゃあ開店しましょうか 札を変えてくわね」


そう言って店長は外の札を変えにいった


朝はいっぱい人が来るから俺は気持ちをしっかり入れ替えて仕事に向かった。


そして開店してからいつも通り人がたくさん来て注文を取りに行ったり料理を運んだりとしながら8時間後…


「翔くん ありがとうね〜助かったよ〜」


「いえいえ それにしても今日はまた一段と人がたくさん来ましたね」


「そうね〜 ここもちょっとは有名になってきたからかしらね〜まあでも本当に助かったわ 雪ちゃんのところに行くにしても気をつけて行くのよ」


「はい、ありがとうございました お疲れさまです」


そう言って俺はバイト先をあとにした。


20分後…


そして雪の家についたからベルを鳴らした

ピンポーン ピンポーン


「はいはーい今出まーす」


そう言って出てきたのは雪だった。

少し顔が赤いからまで風邪は治っていないのだろ


「あれ先輩どうしているんですか」


「お前が風邪を引いてバイト休むからだろ 大丈夫なのか? 店長も心配してたぞ」


「いや〜ちょっと夜更かしをしたらこんな目にあったっす」


そうこいつは見ての通り普段は元気でいつも騒いでてうるさいやつなのだが時々こういうことをして体調を崩すからいつも言ってるんだがいつも聞かないんだよ


「はぁ〜 いつも言ってるだろ夜更かしはしてもいいけどしすぎには気をつけろって、まあいいやお粥作ってやるから台所借りるぞ」


「出たっす 先輩の無自覚たらし」


「お前は何を言っているんだ まあ20分後ぐらい寝て待ってろ作ったら持っててやるから」


「了解っす じゃあ待ってるからよろしく頼むっす」


そう言って雪は2階の自分の部屋に上がった


「さーて作りますか まあ見た感じ熱は引いてる感じだから野菜を少し多めの卵鮭雑炊でいいかな」


そう言って料理を作りできたから2階に上がり雪の部屋のドアを叩いた


ゴンゴンゴン


「はーい 入っていいっすよ〜」


了解がもらえたので俺は雪の部屋に入った


「ほらできたぞ でもまだ熱いからゆっくり食べろよ」


「ありがとうっす 美味しいそうっす」


そう言って雪は体を動かして自分が食べやすい体制になってゆっくり食べ始めた


雪が食べ終わるまで俺は雪と話をしながら食べ終わるのを待った


そして


「ご馳走様でした 先輩ありがとうございましたっす 美味しったっす」


「そうか、よかった じゃあもう俺は帰るから雪はちゃんと治せよ」


「了解っす ありがとうございましたっす」


「じゃあ片付けて帰るわ じゃあな」


俺はそう言うと台所で皿を洗い片付けると雪の家をあとにした


「やべぇ〜遅くなった 月奈に連絡しないと」


俺はそう思い月奈に電話をかけた


プルプルプル


この電話は現在電波の届かないところに…


何度も電話をかけたのだが繋がらない

俺は不思議に思い急いで家に帰った


そして家に着きドアを開けようとした時…


ガタガタガタガタと音が聞こえた

俺は急いで周りを見渡すが何もおかしなことはなかった

だから俺は家に入り月奈を呼んだ


「月奈〜ただいま いるんだろう」


しかし返事ない

俺はおかしく思い家をくまなく探したがいない

俺は外に出て近くを探そうと思い靴を履いた


「月奈がいない 今日はあいつ何するって言ってたっけ思い出せ!!

そうだあいつ公園に行くって」


俺は急いで自転車に乗って公園に行った


しかし公園には誰もいなかった

俺は何かあったと思い警察に電話をかけようとした時…


プルプルプル…


月奈から電話がかかってきた、俺はほっと思い電話をとった


「月奈いまどこにでもいるんだ」

と言った時…


「お兄ちゃん…助けて…」

と泣きながら月奈がそう言ってきた


「月奈!! 大丈夫か? 今どこにいる、何があった!?」

俺は月奈に電話で言うと電話からは月奈じゃない男の声が聞こえてきた


「この娘の兄だな? 妹は預かったぞ?」


「お前は誰だ!? 何が目的だ!?」


「俺の目的かぁ?そうだなぁ〜簡単にいえば人を殺すことだなぁ」


「月奈をどうするつもりだ!!」


「言ったろ〜殺すのが目的だってなぁ〜」


「月奈を殺すつもりか」


「最初はなぁ〜家でサクッとやるつもりだったんがなぁ〜この娘がお兄ちゃんた助けてって言うからさ面白くなってさ〜その場で殺すのをやめたんだ〜で笑わせてくれたお礼にひとつ選ばせてあげようと思ってさぁ〜」


「何をするつもりだ!! 月奈を返せ!!」


「最後まできけよぉ〜だから言ったろぉ〜選ばせてやるってな〜だから来いここまでな〜じゃあ1回しか言わねぇ〜よーく聞きないま俺がいる場所は倉庫の中だ そしてその倉庫は海に関係するところにある それがヒントだぁ〜制限時間は1時間。来る時は一人で来いよ 破ったらどうなるかなぁ〜? それじゃぁ〜スタートだぁ〜」


そう言って電話は切れた


「クソ!!」

俺は近くにあった椅子を蹴った


「ここから1時間以内で行ける倉庫は三つあるな」

そう言って俺は携帯のメモに三つの倉庫の名前を書いた


そして俺はあることに気がついた電話の中から海の波の音が微かに聞こえたことだ

音が微かに聞こえるってことは海に近いそ

もう1度3つのそこの名前を見直した

それで俺は的を二つに絞りもう1度考えた


「波の音が聞こえた? そうか、なら!!」

俺は二つあったうちのひとつに丸をつけた


なぜならそこの倉庫はでかいものを入れるためにかつて使われてた倉庫だからドアがない一方もう一つの倉庫は温度調整が可能な倉庫で防音がついててまだ新しい倉庫だだから音は聞こえないはずと目処をたて急いでそこに向かった


20分後…


俺は倉庫に着き中に入った


「おい!! 約束通りに一人できたぞ 出てこい!!」


「いやぁ〜お見事だねぇ〜」


「お兄ちゃん!!」


そこにはナイフを持った男とそれを首に突きつけられている月奈がいた


「おい!! 月奈を返せ」


「おいおい そんなに急ぐなって話でもしようぜぇ〜」


「ふざけるな!!」


「はいはい わかりました〜 じゃあ約束通りに選ばせてあげようかぁ〜こいつの命とお前の命をなぁ〜」


「なに?」


「簡単だろうどっちかが死にどっちかを生かせてやるよ〜」


「お兄ちゃん…もういいよ 私はいいから警察を呼んできて?」


「そんなこと出来るわけないだろ!! おい!!俺は妹の命を選ぶだから妹を離せ!!」


「へぇ〜妹を選ぶんだぁ〜意外だな〜まあでも約束通り返してあげるよ ほら」


そう言って男は妹を離した


「月奈 ほら早くこっちに来いそして早く警察を呼んでくるんだ」


「お兄ちゃん…お兄ちゃん…」

そう言いながら月奈はまっすぐ俺の方に歩いてきた


そして俺と妹の距離があとすこしってところで男が笑った


その時、男は疾走のごとく走り出した

「月奈!! 手を伸ばせ!!」

俺はそれを見てまずいと思い月奈の方に走り月奈の手を引っ張り自分の方に持ってきた


グサッ!!

「えっ…」

男の持っていたナイフが俺の腹に刺さった


「へぇ〜本当に妹を庇うんだ〜やっぱり面白いや君 本当は両方殺して俺も死ぬ気だったけどいいねぇ〜君のおかげで俺は満足したわぁ〜だから先に地獄でまってるよ」


そう言うと男は俺の腹に刺さったナイフを抜くと自分に刺して自殺した


俺も耐えられなくなり月奈の方に倒れ込んだ


「お兄ちゃん!! やだよ〜死なないで〜月奈の側にいてよ〜」


月奈は泣きながらそう言っていた


「月奈 いつも ありがとうな お兄ちゃん もう助からないけど

月奈が助かってよかった」


「いやぁ〜月奈一人じゃ生きていけないよぉ〜」


「月奈なら 大丈夫 だから頑張れ 今までありがとうな」


俺は月奈にそう言い残し鉛の様に重くなった目を閉じた

そして最後に聞いたのは


「お兄ちゃん!!」

と泣き叫ぶ妹の声だった…


そして俺の世界はひっくり返り

真っ白になった

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