第14話 ギルドの手伝いと看板娘!? 前編
どうも皆さんこんにちはです
今回は1週間も空いてしまいました。
簡単に言うと名前が決まりませんでした
まあそれは置いといて今回も楽しんでください。
それでははじまりはじまり〜
「…お母さん、朝だよ。 おきて」
朝、気持ち良く寝ているとユキが起こしに来てくれた。
「おはよう、ユキ。起こしてくれてありがとうね。」
ユキにお礼を言って私たちはリビングに向かった。
リビングにはご飯の準備をしてルーエが待ってくれていた。
「おはよう、ルーエ。待たせちゃったね」
「おはようございます、ご主人様。今出来たところなので全然大丈夫ですよ。」
ルーエは笑顔でそう言ってくれた。
本当にこの二人はよく出来た娘とメイドだよね。
本当に私にはもったいないと自分で思うよ。
「じゃあ、食べようか。」
私は自分でそんなことを考えていたらなんか悲しくなったので二人にご飯を食べる様に言った。
そうして、私たちはご飯を食べ始めた。
ご飯を食べているとルーエがこんなことを聞いてきた。
「ご主人様とユキは今日はどうするのですか?」
ルーエが今日の予定を聞いてきたから私は今日の予定を答えた。
「私は今日はクエストに行ってくるかな… 流石にお金があるって言っても稼がないといけないし早く慣れときたいしね。」
「そうですか… 気をつけて行ってきてくださいね。私は街を見て何があるのか覚える予定です。 ユキは今日はどうするのですか?」
「…私は、リシアに呼ばれてるからギルドに行くよ?」
私たちはそれぞれの予定を確認するとご飯を食べ終え準備をし始めた。
「ユキはギルドまでは一緒だから一緒に行こうね。ルーエも気をつけて行くんだよ?」
私は二人にそう言った。すると、二人が声を合わせてこう言ってきた。
「「1番気をつけるのはご主人様(お母さん)です(だよ)」」
私は二人にそう言われ苦笑いをして気持ちを入れ替えた。
そんなこんなで準備が終わったからユキと私はギルドに向かった。
「じゃあ、行ってきます」
「…行ってきます」
ルーエにそう言うと笑顔で行ってらっしゃいと言ってくれた。
そしてしばらくするとギルドについたから私はちゃかちゃかと依頼を決めると地獄の門に向かった。
Yuki Side
…皆さんこんにちはです。ユキです。
って私は誰にあいさつしてるんでしょう?
お母さんは依頼を決めると急いで行ってしまったので私はリシアと呼ばれた事について話をしてます。
「…で?なんで私は呼ばれたの?」
本当なら私はお母さんについて行くつもりだったから機嫌が悪く強い言葉になっちゃった。
「なんでユキはそんなに機嫌が悪いにゃ?なんか悪いことしたかにゃ?」
「…別になんでもないです。」
私がお母さん大好きっ子だなんて思われたくないからリシアには言わないです。
「まあ、いいにゃ。それで今日呼んだのはギルドの仕事をユキに手伝って欲しかったからにゃ〜」
「…なんで私がそんな事しないといけないのですか。」
「これには理由があってにゃ? ギルドの仕事で料理も冒険者に出してるんだけどにゃウェイトレスの人が体調を崩していにゃいにゃ。それに冒険者の人達がウェイトレスも可愛い子が良いってふざけたクレームを言ってきて、可愛い子を探したけど居なくてユキを思い出して呼んだのが理由にゃ。」
リシアが私を呼んだ理由を教えてくれたけどどうしても私にはふざけた理由にしか聞こえない。
「…そんな事でお母さんとの時間を奪ったの?」
私は今日一番の鋭い目でリシアを睨んだ。
すると、リシアはすごい勢いで誤ってきた。
「ごめんにゃ〜 でもユキしか頼れる娘がいないにゃ〜 それに頑張ってくれたらお礼はするし、ルーナも褒めてくれるばずにゃ。」
リシアがそんな事を言ってきた。
それを聞いて私はピコーン‼と閃きました。
リシアの言う通り、今ここで頑張ればお母さんに褒めてもらうことが出来てうまく行けばお母さんに甘えることが出来る‼
ユキ妄想中〜
「…お母さん、今日ねリシアのお手伝いでギルドのウェイトレス頑張ったよ。」
「本当に? ユキはすごいね〜」
お母さんはそう言うと私の頭を撫でてくれます。
そしてその日の夜にはお母さんが一緒に寝ようと誘ってくれて何もおかしくなく一緒に寝ることが出来るはずです。
妄想終了〜
「…いいですよ。手伝ってあげる」
私はリシアにそう言った。
そうです。くだらないことでうだうだ考えるよりもお母さんに甘えられるならそっちを取らないとダメです。
「ほんとかにゃ‼ ありがとうにゃ〜」
リシアはそう言うと私の手を繋いでギルドの横にあるお店に連れてきた。
「ここが今日ウェイトレスをしてもらうお店にゃ」
そこはギルドの隣のお店でギルドと一緒に運営しているお店らしいです。
そんなことを考えているとリシアがキッチンからとてもがっしりとした男の人を連れてきた。
「この人がここの料理長にゃ〜 あとは、この人に聞いてにゃ〜」
リシアはそう言うとギルドの仕事に戻っていった。
リシアが帰っていくのを見守っていたら男の人が挨拶をしてくれた。
「おう、お前がリシアの言っていた娘か、俺はここの料理長をしているウルクって言う者だ。今日は無茶言って悪かったな。」
どうも見た感じとは違ってしっかりとしたいい人らしいです。
私は気持ち入れ替えて挨拶をしました。
「…私はユキです。よろしくお願いします。」
私が挨拶をするとウルクさんはおう、といい笑顔で言ってきました。
「じゃあ、今日お前さんにしてもらう事を説明するな。」
ウルクさんがそう言ってきたので私は覚えるようにしっかりと聞いた。
「今日お前さんにしてもらうのは聞いていると思うが、ウェイトレスだ。俺が作る料理を客に持っていくのが一つと客から注文を取ってくるのが仕事だ。簡単だろ?」
聞いている中では確かに簡単でした。
私は気になっていたことを聞きます。
「…仕事の内容についてはわかりました。でもウェイトレスは私しかいないの?」
「いや、ウェイトレスはお前の他に二人くるから心配しなくても大丈夫だ。」
「…そうですか、それなら大丈夫です。その方々はいつ来るのですか?」
「もうそろそろ来るはずだ。」
ウルクさんがそう言うと外から二人の少女が来ました。
「遅いぞ、お前ら。」
ウルクさんが二人を怒るとその二人は謝ると私の方に来ました。
「あとはこいつらの方が詳しいからこいつらに聞け。俺は仕込みを終わらせてくる。」
ウルクさんはそう言うとキッチンに戻っていった。
すると二人の女の子が私に話しかけてくれた。
「君がハルの代わりに来てくれた子かな?」
「…ハルって人の事はわかりませんが頼まれて来ました。ユキです。よろしくお願いします」
私が挨拶をするともう一人の女の子も話しかけてくれました。
「私はアキだよ〜 よろしくね〜ユキちゃん」
アキはとってものんびりとした人なんですね。
「こら、挨拶ぐらいちゃんとしようよアキ。あ、ごめんね、挨拶が遅れたけど私はナツよ。よろしくねユキ。」
私は二人の名前を聞いて突っ込んだ方がいいのでしょうか?休んだ人の名前はハルさんだとして完全に春夏秋冬じゃないですか。まあそれは置いといて挨拶をしてもらったので私ももう一度挨拶をします。
「…ユキです。今日は頼まれて来ました。よろしくお願いします」
「おお〜やっぱり〜可愛い子だ〜よろしくね〜」
「本当に可愛い子ね、今日はよろしくね」
二人がそんなことを言ってくれたので私ははい、と答えて二人と話しているとアキさんがこんなことを言ってきました。
「ああ〜ハルちゃんも入れると春夏秋冬揃うよ〜」
私と同じことを考えた人もいました。そしてアキさんが言ってくれたので良かったです。
「ホントね、アキもやっぱり気がついたのね。」
どうやらナツさんも気がついていたらしいです。
「…お二人は姉妹ですか?」
アキさんとナツさんはとても似た顔つきで違うのは雰囲気と髪の色ぐらいなので私は気になったので聞きました。
「そうだよ〜私たちは三つ子なんだよ〜」
アキさんが間の伸びた感じの言葉で教えてくれました。
「そうよ、アキが一番上で、ハルが真ん中で、私が一番下の末っ子なの。」
「…えっ!?」
ナツさんが教えてくれましたがあまりにも考えられないことだったのでびっくりしてしまいました。
「ああ〜やっぱりユキちゃんも私が一番上って事にびっくりしたんだ〜」
全くその通りですが言葉には出しませんでした。
「まあ、いつものことだからあんまり気にしないでね。それじゃあ仕事について詳しく説明するよ。」
ナツさんが仕事内容をより詳しく教えてくれたので私はメモを取りながらしっかりと聞いた。
さていかがだったでしょうか?
次回は後編なので説明とユキの働きぶりを見てくださいね
作者 水月 鏡花