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第12話 娘と母と家族

さて今回で第12話です


皆様のおかげでここまで来ました。

これからもよろしくお願いします。

突然だけど私は今、白髪の女の子に抱きつかれていた。

私はなんで抱きつかれたのかがわからなかったから少女に聞いた。


「きみは誰?」


「……私? わからない…」

少女はそう言うとぎゅっと抱きしめてきた。


「わからない?なんでここにはいるのかも?」

少女は頷いて返事をした。


「……ただあなたがお母さんだって言うことだけは分かる」



「なんで私がお母さんなの?」

私は少女に聞くと隣にいたルーエが言ってきた。


「ご主人様、この娘からユグドラシルの加護を感じます。」

ルーエが私にそう言ってきた。


「えっ? ユグドラシルの?」


「はい、それもご主人様と同じです」

私と同じ加護か〜でもそれでなんで私がお母さんになるのかな?


「……お母さんは私が娘じゃ嫌?」

少女が上目遣いで首をかしげた。

とっても可愛いかった。

「いやいや嫌じゃないけど…」

ただ私は元々男だったし、子供なんて育てた事がなかったからどうすればいいかわからなかった。


「ご主人様、この娘をここに置いていくわけにもいけないので連れて行ってあげてもいいのでは?」

ルーエはそう言うけどこの娘はどうしたいんだろ?


「君はどうしたい?私についてくる?」

私は少女に聞いた。すると少女は少し笑顔になって頷いていた。


「じゃあ、この娘の名前を考えないとな…」

私はそう言い、この娘をよく見た。

少女はとても綺麗な白髪で少し表情が固いけどしっかり表現できる可愛らしい少女だ。


私はこの娘の髪を見て名前が思い浮かんだ。


「この娘の名前なんだけどユキでどうかな? 簡単な感じになるんだけどこの娘の髪が雪みたいに綺麗だったから」


「いいと思いますよ ご主人様。」

ルーエは少女の頭を撫でながらそう言った。


「……私の名前はユキ ありがとう…お母さん。」

ユキはとても嬉しそうにそう言ってきた。


「うん、これからよろしくね、ユキ」

私はユキにそう言うと二人に抱きついた。


「そういえば私、怪我をしてたはずなのにいつの間にか治ってる。」

するとルーエがこんなことを教えてくれた。


「もしかしたら、ユキとご主人様の加護が合わさって回復力が上がって回復したのかも知れません。」


「じゃあ、ユキのおかげだね、ありがとう。」

私たち3人はしばらく話をしていた。


「じゃあ、そろそろ戻ろうか」


「そうですね、行きましょうか」

私たちは手を繋いで仲良く街に戻った。


1時間後…


私たちは街に戻ってきた。


「よし、ついた〜」

街についた途端私は手を広げて騒いだ。

そんな私をルーエとユキは愛おしそうに見るのだった。


「ふふ、大変可愛いですね、ご主人様。」


「……お母さんはとっても可愛い」

そんな二人の言葉を聞いて私の顔は真っ赤になった。


「ルーエだけじゃなくまさかユキにも可愛いって言われるなんて…」


「まあまあ、ご主人様もそんなに落ち込まないでください。」

ルーエにそう言われ気を取り直してギルドに向かった。

そして、ギルドについた。


ギルドには、リシアとフィオラさんがいた。


「おお〜ルーナとルーエだにゃ。おかえりだにゃ、どうだったにゃ初の依頼は」

リシアは私たちがギルドに入るとそんな事を言ってきた。


「ちょっと、リシア。もうちょっと気にすることがあるでしょ?隣にいる小さな子供のこととか。」


リシアにフィオラさんがそうツッコミを入れた。

私たちは依頼をクリアしたこととそこで起こったこととユキのことを話した。その話を聞いたリシアがほぇ〜とすごい顔をしてた。


「ほぇ〜中でそんな事があったのかにゃ〜というかルーナはそんなヨルノベアーと戦ってよく無事だったにゃ。」

リシアはびっくりしながら褒めてくれた。


「今回は運がよかっただけだからね?次からはそんな無茶したらダメだよ。」

フィオラさんは無茶したことを怒った。でもそれは心配してくれたからでなんかとても嬉しかった。


「じゃあユキちゃんは僕が登録してあげるから一緒についてきて?リシアはルーナのカードを持って今回の換金をお願いね。じゃあ行こうか。ユキちゃん」


「……うん、行ってくるねお母さん。」

フィオラさんの話を聞いたユキはそう言って手を繋いでフィオラさんについていくのだった。


「じゃあルーナはカードを貸すにゃ。換金、終わらせてくるにゃ」

私はリシアにカードを渡した。

リシアは行ってくるにゃと言ってギルドの奥に行くのだった。


私とルーエは話をしながら時間をつぶすのであった。


「これからどうしようか… ユキもついてきたしそろそろ家をどうにかしないといけないよね。」


「そうですね、ユキもいますしきちんと生活できる環境を作ることが一番だと思いますよ。」

ルーエもやっぱり生活できるようにするのが一番だと言った。


ルーエとこんな話をしていたらフィオラさんとユキが戻ってきた。


「ルーナちゃん、ユキちゃんの登録終わったよ〜」

フィオラさんがそういった。


「……お母さん終わったよ。お母さんと同じ名前になったよ」

ユキ嬉しそうに言うのでカードを見せてもらうとカードにはユキ·ノクティスとなっていた。


「うん、これで本当に親子になったね。これからユキは私の娘だよ。私も頑張るからよろしくね。」

私はユキの手を握ってユキに言った。

するとユキは頷いて返事をした。


そんなこんなしているとリシアがデカい袋を持って歩いてきた。


「いや〜驚いたにゃ〜まさか精霊の涙を持ってくるとは思わなかったにゃ。」

とリシアは言ってデカい袋を渡してきた。


「どんぐらいのお金になったの?」

私はリシアに聞いた。

すると、リシアがとんでもないことをいってきた。


「全部で2億4000万コリスだにゃ。」


「なんでそんなに?」

私はあまりにも多い額にびっくりしリシアに聞いた。

するとリシアが教えてくれた。


「依頼の報酬金は少しだったにゃ。でも精霊の涙とそのヨルノベアーの素材が高く買い取れたからその値段になったにゃ。」


「ふーん、じゃあこれで家も買えるからしっかりとした生活ができるよ」

私は嬉しくなり喜んだ。そしたらリシアが教えてくれた。


「ルーナたちは家を買うにゃ?でも家自体はそんなに高くないからお釣りがくるにゃよ?」


「そんなに家ってそんなに安いの?」

そう聞くとリシアは頷き言った


「生活できるぐらいのものなら全然高くないにゃ。だいたい私の家で200万コリスしたぐらいにゃ」


「じゃあこんなにもお金があったら大変だから私は家を決めるからルーエはこのお金を管理してもらえるかな。」


「任せてください、ご主人様。」


「じゃあ今からでも家を買いに行こうか。今日の寝るところも必要だし。」


「そうですね。家を見に行きましょうか。」

そう言う話になり私たちはリシアとフィオラさんにお礼をいい家を見に行くのであった。


そして家具付きの木で出来たいい雰囲気を買うのであった。


さて皆様いかがだったでしょうか。

今回の話はセリフの前に名前をつけるのはどうかと指摘して下さった方が何人もいてくださって今回はお試しという意味でも外してみました。


どっちがいいかは人にもよるのですが受けがいいほうで続けて行きたいと思います。


それではここらで締めさせていただきます

ありがとうございました。


作者 水月@鏡花

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