第9話 寝起きと百合とコリス!?
さて皆様こんにちはです。
今回はちょっとした百合成分があります。でもそんなに過激ではないので楽しく読めると思います。
それでは第9話のはじまり
さて私たちは昨日一緒に寝たわけだが…今大変なことになっている。それは何かと言うと…
「にゃ〜、にゃ〜 ルーナはとっても暖かくて気持ちいにゃ〜」
とリシアは寝言を言っている。
しかし,その格好が大問題なのだ。その格好とは、パジャマを着ているのだがパジャマがめくれてリシアのおへそが見えている。
それに加えリシアは私に抱きついて寝ているのだ。しかも時々、顔を赤くするから一言で言うととてもエロい…
私は顔を赤くしながらもなんとか抜け出そうと、小声で隣に寝ているルーエに助けを求めた。
「ルーエ、ねぇ起きて、ルーエ」
するとルーエが、
「ご主人様おはようございます〜 今日もいい朝ですね〜」
多分間延びた言葉遣いだからまだ寝ぼけているのだろう。
「ルーエ、ちょっと手伝って〜リシアに捕まって抜け出せないよ〜」
私はルーエにリシアをどけてくれないか言った。
するとルーエがこちらに気づいてルーエの顔が凍った。
そしてルーエがこちらに来てリシアの頭に腕を上げてフルスイングしようとした。
私はルーエを止めてこう聞いた。
「えっ!?ルーエ?何するの?」
「大丈夫ですよ?ご主人様。このダメ猫にを起こすだけですから。」
ルーエはそう言ったがルーエの顔が怖かったので、私はこう言うしか出来なかった。
「あ、うん。わかった。 で、できるだけ優しく してあげてね?」
と…
「大丈夫です。ご主人様。 そこら辺はきちんと考えてやりますから。」
そう言ってルーエは振り上げていた手をリシアの頭にフルスイング‼ すると…
ボカッ‼
ととてもいい音がして。リシアが飛び起きた。
「うにゃぁぁぁぁ〜いい夢を見てたら急に頭に隕石が落ちてきて私の頭が割れる様にいたいにゃ〜」
「おはようございます。ダメ猫 朝から羨ま、コホン‼ 大変見苦しい物を見せてくれますね…」
「いったい なんのことかにゃ〜 私はただ昨日狭かったからルーナに抱きついたら、
これが案外暖かくって気持ち良かったからそのまま寝ただけなのにゃ〜」
リシアは頭をさすりながらそう言った。
「それが羨ましいと言ってるんです‼」
とルーエが暴走し始めたので
「ル、ルーエも羨ましいかったんだね。わ、私で良ければ全然抱きついて貰ってもいいよ。」
と言ったらルーエが
「じゃ、じゃあ私はご主人様から抱きついて欲しいです。」と言ってきたので私はルーエを座らせて背中に抱きついて…
「寂しがらせちゃったね? ごめんね。」
と言った。
するとルーエがご飯作ってきますね‼と顔を赤くしながらダッシュで逃げていった。
「あ、逃げちゃった… もう少し抱きついていかったのに…」
「甘いにゃ〜 この空間がとてつもなく甘いにゃ。
今すぐとてつもなく苦いと有名な、にゃタバコーヒを飲みたいにゃ。」
「何その飲み物? 美味しくなさそ〜」
「にゃタバコーヒは別名、魔王の命と言われる飲み物にゃ。それはもう1度飲んだら1日は舌が馬鹿になるゲテモノにゃ。」
「この街の子供たちは悪い事をするとにゃタバコーヒを罰として飲まされるからそれを見ただけでトラウマの再来だにゃ。」
「そんな物があるのか〜い、いっかい飲んでみようかな?」
と話していると
「ご主人様〜 リシア〜 ご飯できましたよ〜」
とルーエからお呼びが入ったので話を切り上げキッチンに向かった。
そこには綺麗に盛り付けられたサラダとオムライスがあった。
「おおーとっても美味しそう‼」
「ほんとだにゃ〜 ルーエは料理が上手だにゃ。」
そんな話をしながら私たちはルーエの料理を堪能した。
「とっても美味しかった〜 ありがとうルーエ」
「朝からあんなに美味しい料理を食べれて幸せだにゃ〜。」
「いえいえ お粗末様でした。」
「あ…そういえばこの街の通貨を教えてなかったにゃ〜。」
「ほんとだ まだお金については教えて貰ってないや。」
「じゃあ今から教えるにゃ。まず通貨の名前はコリスって言うにゃ。」
「そしてコリスにはコインがあってだにゃ?1コリスは真ん中に1って書いてあるにゃ。それと同様に10コリス100コリスまでは一緒だにゃ。で、500コリスからはお札になるにゃ。お札の種類は500コリス、1000コリス、10000コリス、100万コリス、1000万コリス、1億コリスまであるにゃ。」
「お金についてはわかったよ。だいたいお店の物はだいたい何コリスぐらいなの?」
「売店だと野菜なんかは安くて1本30コリスで取引されるにゃ。料理なんかを外で食べる時はだいたい700コリスから2000コリスで足りるにゃ」
「家とかは一軒だいたい安くて2000万コリスから高いやつだと1億コリス以上で取引されるにゃ。」
「なるほどね〜よくわかったよリシア。」
「リシア 冒険者たちの装備とかはどうするのですか?」
「基本的に装備に関してはピンキリだにゃ。安いやつは安くて高いやつめっぽう高いにゃ。最近だと精霊樹の枝でできたって噂の装備が5000億で取引されたって噂があるんにゃけど、
それを扱った商人も買い取ったやつも見つからないから噂だけにゃ。まず精霊がいるかもわかってにゃいのに何を言ってるのかにゃ〜?」
「この世界には精霊はいないの!?」
「何をそんなにびっくりしてるにゃ? それに決して居ないわけでは無いと思うにゃ。じゃないと魔法が打てることがおかしいにゃ。」
「この世界では人間に魔法を打ち出す能力はないとされているにゃ。だからこの世界では魔法の力を貸してくれる摩訶不思議な存在。それが精霊と定めたにゃ。」
「そしてその存在に夢を見てあの塔の噂に挑戦するのにゃ。まあ、話がそれたけどお金についてはわかったかにゃ?」
「うん、わかったよ リシア。それに面白い話も聞けたしね。」
と私はリシアに言ったのだが内心ものすごくドキドキしていた。
「それはよかったにゃ。じゃあギルドに行こうにゃ。」
そう言って私たちはギルドへと向かうのであった…
さて皆様いかがだったでしょうか。
今回は百合成分を入れてみたのですが書いていて思ったのですが難しいですね
しかし下手ながらもかけたので良しとしますね。
もしご時間あれば感想や評価の方もよろしくお願いします。
それでは長くなりましたがここらで締めさせていただきます。ありがとうございました。
作品 水月鏡花