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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

死神の執着

作者: まいなす零度

個人的にヤンデレが大好物なので書きました。残念な臭いがするけど後悔はしていない。

もしかすると続く可能性があっちゃったりしちゃう。

No.0   ゴクヒ シニガミノプロフィール






シニガミNo.267


ルイヒ




12



備考


ルスヘイト地区で発見、保護された孤児。身体能力は高いが、座学はあまり得意としていない。

第一適合検査では適合率97%という異例の高さ。


※前線の活躍を期待されている







シニガミNo.244


神谷 蒼

カミヤ アオイ



12



備考


ユクロス地区出身 高いIQとNo.267には劣るが高い身体能力をもつ。

第一適合検査では適合率84%


※現時点では上層部の希望で前線には出すことはない。だが、本人は前線を希望している。















~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~










ぱさりと音をたてた紙に、ちらりと視線を寄越す男。

 


長年このような仕事で稼いできたが、作戦を決行するのに時間がかかった。




そう思いながら男は依頼品の紙を折り畳み、懐にある内ポケットにいれる。




これで終わりだ。依頼人に渡したら、そこで金が貰える。今回のは上客でしばらく豪勢な生活が男はできる。........はずだった。そう、“はずだった”のだ。


    

   ここまでは






「困ります。最近、貴方のような輩が増えてきていてね。」



突然、部屋から声が響いた。





「なんでこんなにも僕達のことを知りたがるのでしょうかね。」





と声は続ける。




何故、バレた。何故、何故。


ちゃんと見張りが居ない時間を狙ったし、万が一の時に備えて、結界も二重に張った。


もし、自分より先に部屋にいたなら別だが、それでも自分は魔法具を使い、部屋に誰一人居ないことを確認したのだ。


なのに、何故。




焦る男に声は言う。




「さて、貴方の飼い主はどなたでしょうか?」







 男は必死に足を動かそうとするが、恐怖のあまり足は石のように固まり動かない。



恐い、怖い恐いこわいコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイ






一瞬、目の前がアカクなっタような気ガした。














ごとりと音をたて男は床に崩れた。

男の目の焦点は合わず、口からは絶えずコワイという言葉が呪文のように繰り返されている。




声の主はふぅと息をはくと指を鳴らす。


その音に反応してパッと部屋の照明がついた。



部屋を光が照らす。



部屋にいたのは一人の麗しい少年であった。


少年は男の顔を見ながら言う。

 


「馬鹿ですねぇ...僕のような“シニガミ”に恐怖してしまっては。」





我々“シニガミ”は死の恐怖そのもの。たかが適合率が高いだけの奴なんて敵ありませんよ、と。




少年は窓の方へ歩く。窓の向こう側は黒い絵の具で塗り潰したようであった。




空いた窓からふわりと風が入り、少年の碧い髪が泳ぐ。


少年はゆっくりと窓の縁に足を掛けて言った。





「では、僕の幸せのために邪魔なものを排除しに行きましょうか」



 僕の愛しい愛しいあのこが目を覚ます前に。

 

 

クスリと少年が笑った時、一際強い風が吹く。




次の瞬間、少年の姿はなかった。








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― 新着の感想 ―
[一言] いろいろ情報が少なすぎてなんのこっちゃ、ってのが正直な感想です。でも続きものなら仕方ないのかな。。。ここから盛り上がっていくことを信じて。 誤字脱字大歓迎!ってことだったんですが、誤字めっ…
2015/05/27 23:30 退会済み
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