―紡ぎだす、いとおかしな物語―
――この暖かな町と、優しい感情に希望を込めて。
――――糸と糸のを言葉は紡いで、心と紡げ――――
小高い丘があった。
――それ以外は、ほとんど何なのかわからない。
けれど見初めた光景は印象的であっただろう。
鮮烈ではなく、刺激的ではない。だけれど、心に残る情景であった事だろう。
淡く仄かに、光っていた。
幻想的に、いつまでも。
触れれば暖かさから心を溶かしそうな程に不思議な光の玉が下から上へとゆるやかに。
触れるそれは果たして何か。
理解出来ようはずはない。
不作法に茂ったわけもなく、安らぎ満ちたその場所で。
聳え佇む、其の巨木。
大地と想いと記憶を繋ぐ、その樹は悠然と立ち続ける。
その木は何か。
理解出来ようはずもなく。
ただ、この空間は完善超悪、足らしめて。
何よりも毅然と聳え立つ。
その木に触れる少女がいた。
その木に触れる少女は見た。
その木に触れる少女は告げた。
複雑な感情を含んだ声で、彼方の へ懸命に叫ぶ様に告げた。
涙、一滴。
顔こそ見えぬ、その笑顔。涙に溢れた顔貌で。胸中の願望をそっと呟く。
また、その心へ願い。
光の果てにそっと消える。
恋の色は何色で。恋する思いは何を指し。恋の形はどのようで。触れ合う肌は何を望むか。唇同士の赤い絆か――。
さぁ、物語が始まる。
大はしゃぎし、バカ騒ぎで、面白おかしく続く日常、その最中に喜怒哀楽と、ほんの少しの切なさとを含んだ物語。
どうぞ、ごゆるりとご堪能あれ。
――結べ。結べ。結べ。結べ。結べ。結べ。結べ。結べ。結べ。結べ。結べ……。
後書き 始めましてー♪ 迅風と申します♪
いやぁ、小説の投稿ここでは唯一作となってるわけかー。まぁそれはいいとして。今回、出した小説学園ものです!! 日常重視……!! ……に出来たらいいなぁ……日常系って書くの初めてだから……!! まぁスキルとか出たりするけども!!
展開も遅いかもですし、更新も不定期になると思いますが、頑張りたいと思います。よろしくお願い致します!!