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腐女子のススメ  作者:
第一章
3/3

教室とDVD


カラカラカラ、という引戸特有の音を鳴らしつつ教室を開けて目に入ったのは、巨大なスクリーンと、画面を食い入るように見ている五人の生徒。よほど興味のそそられる内容なのか、全員が一列目、二列目に着席している。

おそらく戸を開けた時の音を聞いて振り返ったのであろう二人の生徒は、教員でも知り合いでもない私を見てすぐに視線を画面に戻した。


それにしても。


(なんて堂々とした観賞会だ…)



当然のことではあるが、本来教室でDVD観賞など認められていない。おそらく今日はこの教室は使われないのであろうが、私が先生に報告したり、などとは考えないのだろうか。

まぁ、面倒だからしないけど。


一応音が漏れないように気を配ったのか、音量は小さいが、それでも聞こえる銃撃音を聞き流しつつ私はファイルを探す。さっき座ったのは後ろから二列目だったから…あ、あった。

ファイルの奪還に成功した私は、そそくさと教室を出る。よかった、ようやく昼食にありつける。

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