「生」と「死」
この物語は一部災害を表すものを書いています。不快に思われる方は、別の作品を見ていただけると光栄です。
至ってこの日常は変わらない。明日も明明後日も何年後もそう思っていた。俺の夢は家族で店を開いて幸せになる。だがその夢はもう叶わない。現実を思い知らされた。それも人でもなく自然現象に……俺はもうどうすればいいのだろう。本当に生きている心地がしなかった。今でもたまに思い出す。
怜斗:今日も変わらず平和だなぁ
俺は本当に怖いよ。こんなとこでフラグを立てるなんて
怜斗は商品を並べていた。
相馬:怜斗兄もう終わる?
怜斗:あぁもうちょっとかな。
相馬:約束忘れないでよね
怜斗:はいはい
その時、事は起きた。
地面が揺れている……地震だ
怜斗:うっ……うわぁぁぁぁぁ
こんなでかい自信を体験したのは初めてでさすがに驚いていた。
〜数時間後〜
怜斗:ん……
怜斗は気絶していた。
怜斗:は……はぁ?……
見渡す限り家屋は全壊し、空気はホコリで霞んでいた。そこに小さな看板だけがたっていた。
怜斗:なんだ……あれは
怜斗:行方不明者リスト……?
そこには母親、父親、弟、爺ちゃん、婆ちゃんが死んでいたことを知った。行方不明者リストには死亡者リストがあってそこにはっきり書かれていた。
怜斗:は……?俺はこれからどうすれば……
こんな時にしょうもないことを考えていた。だがそのくらいのことしか考える余裕がなかった。
〜数時間後〜
あまりにもショックな出来事で気絶していた。とりあえず家にもどる
「はぁっ!?」
そこには血だらけの弟、相馬の遺体があった。
「相馬ッ……うわぁぁぁぁぁ」
男:お前も家族がいなくなっちまったのか
怜斗:え……?
男:俺と一緒に街を出よう。家族がいないんだろ?俺の家は街外れにあってなそこは被害を食らってなかった。しばらくそこで過ごすか?
怜斗:いいんですか?
正直俺は友達も、家族も死んで頼る人間なんか一人もいなかった。
男:俺もお袋が亡くなっちまってな。死亡者リストで見たよ……おっと自己紹介が遅れたな。俺の名前は条だ東条だ
怜斗:よろしくお願いします。俺の名前は原野怜斗です
〜7年後〜
条:どうだ?学校楽しかったか?
怜斗:別に楽しくわねーよ
条:冷めてーなぁ反抗期か?笑
怜斗:ちげーよ笑
条:そういやお前に言わなきゃならないことがあったんだ。
怜斗:なんだ?
条:お前には家を出てってくれないか?嫌ならいいんだが
怜斗:急になんだよ
条:実はな半年前癌になってよ。もう手遅れなんだわ。本当は病院いなきゃだけど、お前と過ごすために抜け出してたんだわ。
怜斗:なんだよそれ……やばいだろうが。
怜斗:まぁわかった。この機をもって出てくよ。
条:わかった。たった一つの俺の家宝をお前に渡す。
それは怜斗が条に拾われて最初に撮った写真だ。
怜斗:こんなのまだ持ってたんかよ……
条:本当に行くのか?
怜斗:あぁ
条:忘れ物はないか?
怜斗:ないよ
条:風邪ひくなよ?
怜斗:分かった
条:達者でな
怜斗:あぁ。そのうち手紙を送るよ。
条:それは死ぬ前に頼むわ
怜斗:じゃあな
怜斗と条は初めてハイタッチをした。
怜斗は途中の道で上から貰った写真を見る。
怜斗:条さん……(泣)
ずっと堪えてた涙が溢れ出す。
〜数ヶ月後〜
看護師:条さん手紙届いてますよ。
条:ありがとう。
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条さんへ
約7年間本当にお世話になりました。あなたがいなければ私はもう既に逝去していたでしょう。あなたのお陰で私は生きる希望が見つかり、生きたいという思いがありました。あなたには返すべき恩を返しきれませんでした。貴方と過ごせたこの7年間は本当に幸せでした。僕は「生」と「死」は決して対義であるとは思いません。あなたはどう思いますか?そして、どうか安らかにお眠り下さい。
怜斗より
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条:生と死か……離れ離れになっても心は繋がってる。お前も家族といつまでも心は繋がってるぞ……
条:安らかにお眠りいたしますよ。
Fin
どうでしたでしょうか、感動できるようなシーンも入れてみました。御愛読ありがとうございました。




