第9話 最終決戦前夜
王都の夜。
城壁の上に立つバルトは、
夜風に吹かれながら街を見下ろす。
ミレーヌが隣に立ち、
静かに剣を握る。
「団長…明日、私たちに何が待っているのかしら」
不安と覚悟が入り混じる声。
「わからない。
だが、俺たちはやるしかない」
バルトは剣を肩にかけ、
決意を込めて答える。
ランドとアランは城門前で
最後の準備をしている。
「明日、俺たちの力で
王都を守り抜くんだ」
ランドが拳を握りしめる。
「どんな敵が来ても…
負けない」
アランも頷く。
マークは魔法陣を描き、
仲間たちに防御の準備を送る。
ギレンは書物を開き、
戦術を最終確認している。
「今回の敵は、人知を超えた力を持つ」
低くつぶやくギレン。
「油断はできない…
だが、我々には意思がある」
バルトは夜空を見上げ、
微かに光る星々を見つめる。
「神も魔もいない世界で、
俺たちは自分の意思で戦う」
ミレーヌが静かに微笑む。
「そうね。私たちの意思で
未来を守る」
城下町の市民も、
夜を徹して防衛準備を進めていた。
瓦礫を整理し、壁を補強し、
武器を手にする者もいる。
「明日、世界は試される」
バルトは仲間に声をかける。
「俺たちは負けない。
誰も傷つけさせない」
ミレーヌは光の盾を
小さく輝かせながら
決意を示す。
ランドとアランも剣を肩にかけ、
マークは魔法を整える。
ギレンは書物を閉じ、
静かに夜空を見上げる。
「全員…準備は万全だ」
夜の静寂の中、
王都には緊張の空気が満ちている。
明日、最大の戦いが始まる。
バルトは剣を握り直し、
深呼吸をして仲間たちを見渡す。
「誰が来ようと、
俺たちは王都を守る!」
星空の下、
騎士団と聖女は
新たな試練に立ち向かう覚悟を固めた。
世界の未来を賭けた、
最終決戦の前夜。




