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第10話 王都最終決戦・運命を継ぐ者たち


王都の朝。

空は赤く染まり、

緊張が街全体を包む。


バルトとミレーヌ、

ランド、アラン、マーク、ギレン。


全員が剣や魔法を構え、

最終決戦の構えを取る。


「今日で決着をつける」

バルトの声は静かだが、

その眼には炎のような決意がある。


ミレーヌは光の盾を大きく掲げ、

全力で力を集中させる。


「団長…私、後悔はしない」

握りしめた手に希望と覚悟が宿る。


城門の向こう、黒い霧が再び押し寄せる。

巨大な影が次々に形を取り、

赤い瞳が鋭く光る。


「全員、構えろ!」

バルトの号令とともに、

騎士団が一斉に前に出る。


霧の群れが衝撃波とともに突進。

地面が揺れ、瓦礫が散る。


ミレーヌが盾で受け止め、

仲間を守りながら前線を維持。


バルトは剣を振るい、

光の刃で霧を切り裂く。


ランドとアランも左右から攻撃。

マークは魔法で援護し、

ギレンは戦況を解析して指示。


霧の群れは柔軟で再生能力を持つ。

攻撃はすぐに吸収され、形を戻す。


「力だけじゃ駄目だ」

ギレンが冷静に指示する。


「意思だ。仲間と連携して

隙を作れ」


バルトは剣を天に掲げ、

因果遮断の力を全力で発動する。


霧の群れの動きが鈍り、

時間が一瞬、遅くなる感覚。


ミレーヌが光を集中させ、

盾で霧を包み込み、敵の隙を作る。


「今だ!」

全員が突進、光と魔法、剣が一体となる。


霧の群れは振動し、形を崩し、

赤い瞳が弱まる。


バルトは仲間とともに

最後の一撃を放つ。

剣の光が霧を貫き、

巨大な影は悲鳴のように崩れ落ちる。


街に静寂が戻る。

瓦礫と霧の残響だけが残る。


バルトは剣を天に掲げ、

深く息を吐く。


「王都を、世界を、

守り抜いた…!」


ミレーヌが微笑み、

光の盾を静かに下ろす。


「これが…私たちの意思」


ランドとアランも剣を収め、

仲間と抱き合いながら

勝利の喜びを分かち合う。


マークは空を見上げ、

魔法で街を再生する光を放つ。


ギレンも静かに書物を閉じ、

全員の無事を確認する。


王都は再び平和を取り戻し、

人々は希望を胸に、

未来を歩み始める。


バルトは仲間を見渡し、

微笑む。


「神も魔もいない世界で、

俺たちの意思が、新しい未来を作った」


ミレーヌも静かに頷く。


「私たちが守る限り、

この世界は変わらない」


空には朝日が輝き、

光が街を温かく包む。


戦いは終わった。

そして、新たな時代が、

騎士団と聖女によって動き出す。



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