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ドスケベスキルはパッシブスキル?

「レン君、変な事言ってないで早く冒険者ギルドでクエストを受注しないと無くなっちゃうよ」

 ソフィが走って冒険者ギルドに入っていく。

「わあああ!待ってえ!!」

「えへへー待たないよー」

 昔からソフィは元気いっぱいでグイグイいくタイプの女の子だ。そのせいで危険な事にもついつい突っ込んで行ってしまい。スケベな事に巻き込まれて気が付いたら町全員の男と関係を持ってしまう。そんな女の子だ。

 カランカランとドアをあける音と共に中から

「クソ!何だこのフェロモン!スケベか?スケベじゃないよドスケベだよ!」

「クソ!むじゅむじゅする~やめちくり~」

「クソ!なんか勝手に腰がヘコヘコしちまう!どうなってんだ?おれは腰振りずんだ〇んになっちまったのか?

 と男たちの悶絶の声が聞こえてくる。

 これこそソフィが持つドスケベスキルの一つ『魔性の腰振りフェロモン』だ

 近くにいる男をムラムラさせ、腰をヘコヘコさせてしまい貞操観念が減っている状態だと、そのまま部屋の中にいる男たちとエロシーンに入っていくパッシブスキルだ。

「おいおい、まってくれよソフィ。アタシもみるぜ」

 ツンツンしていてちょっと不良っぽいげど、あくまでポイだけ。ワイルド系な女子のお姉ちゃん。

アルカお姉ちゃんも続いて入っていった。

 「あらあら♡まってぇー」

 ポヨンポヨンと胸を揺らしながらリリア母さんも続いていく。

「お姉ちゃんたちまってよ!全員で入ったらとんでもない事に……」

 僕もドアを開けたら、甘くてムラムラするメスの香りが充満していた。

「アヘェアヘェ……」

 三人のスケベ過ぎる過剰フェロモンにより男たちは白目を向いてピース状態ヘブン状態になっている。

 遅かったか……

 一人でもムラムラしてしまう『魔性の腰振りフェロモン』

 それが3人分合わさってしまって密室状態になったため、中にいた屈強な男たちは耐え切れず。みんな勝手に絶頂を迎えてしまった。

 しかし、彼女たちは「このクエストを受けたらいいんじゃない?」と気にしている様子はなかった。

 そしてみんな発情しているにも関わらず、襲われていないのは貞操観念のステータスが関係している。

 『ソフィの寝取られ大冒険 エッチで強くなっちゃう得意体質。幼馴染を守るためだもん。だからしょうがないよね……』

 では3つのステータスでイベントが起きる。まず淫乱度はその数値が高ければ高いほどスケベなプレイを行う事ができるようになり、性欲が貯まっていると進んでスケベな事に首を突っ込みやすくなる。

 そして最後に貞操観念だ。これは低ければ低いほど誘われたらホイホイついていって、あんなことやこんな事をしてしまう。いやむしろ、声をかけられたら自ら誘ってしまうようになってしまう。ステータスなのだ。

 このエロRPGでは寝取られを楽しむため2週目であっても貞操観念は引継ぎしない。

 だんだんヒロインの貞操観念が低くなっていく所がいいんだよ!と作者のこだわりポイントの一つだからである。

 けれども、貞操観念が高い状態では自分からスケベな事をしようとはしない。

 そんな仕様もあって、彼女たちはまだ普通の暮らしを行えているのだ。

「レン君これはどうかな?」

 ソフィが用紙を持ってきた。

「ん?ってこれは……だめだよ。こんな危険なクエストはだめだって!」

「いやいや、レン。こんなクエストぐらいできないと、もっと上のクエストを受けれねえぞ」

「レンちゃん。大丈夫よママが守ってあげますからね!」

アルカお姉ちゃんもリリア母さんも楽勝だと言わんばかりに自信満々でこのクエストに乗り気になっている。

「いや、今回はやくそう採集にしよう。薬草採集は大事だよ。だれも薬草採集のクエストをやらなくなったら、困る人が沢山いるよ!ほら!」

 クエストボードを見るとウケツケジョーが本日のクエストはなくなりましたの表示をつけていた。

「ほら、レン君。クエスト無くなっちゃたよ。だからね♡♡♡」

 いやいやいや。これはまずいって。

 『ソフィの寝取られ大冒険 エッチで強くなっちゃう得意体質。幼馴染を守るためだもん。だからしょうがないよね……』において貞操観念関係なしにムフフシーンに入る事は沢山ある。

 それはモンスターの敗北だ。

 そして一度ムフフな事をしたら貞操観念は一気に下がる。

 夏休み前、清楚だったあの娘が夏休み開けたら男の影響で金髪ギャルビッチになるのと同じなのだ。

そしてソフィが受けたクエストは……



 クエスト名、「ゴブリンの巣穴でゴブリン退治」だった

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