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「※個人差はあります」
西日薫る秋の道
水面に反射した光は眩しくて
たちまち目をくらませていた
10代の過ちのこと
気が付けば僕らは大学生
お酒飲んでタバコ吸って
朝の授業には寝坊して
中学生や高校生の幼いところだけを残して
大人の真似を覚えただけの子どもたち
それが大学生
(個人差はあります)
朝陽が照らす街の底
雨上がりの道路は透き通っていて
真っ逆さまの自分に問いかけていた
3年前の夏のこと
気が付けば僕らは社会人
お酒飲んでタバコ吸って
定時過ぎても働いて
大学生の中途半端なこころだけを残して
大人の振りができるようになった子どもたち
それが社会人
(個人差はあります)
気が付けば僕らは社会人
ガチャ回してネットに入り浸って
休みの日は遅く起きて
下手すれば小学生の頃のクセをまだ残して
大人の振りができるようになった子どもたち
それが社会人
(個人差はあります)




