私立高校でもい〜じゃね〜か
仲間の引き起こす天然ブリに少しでもヒマつぶし程度になれば、有り難いです。
7月1週目の日曜日、夕方に由美から連絡があり、夏休み初日の25日が都合がいいということで、独断で承諾した。向こうは3人で来るそうだ。 コッチは何人来れるか分からないので、一応、朝井と砂間に連絡した。 後は、期末試験だ。ここで1教科でも赤点になってしまうと、補習でせっかくの計画も無駄になる。 特に、朝井、鹿田、砂間、吉岡が危なかったので、急遽、試験2日前の土曜日に吉岡の家で試験勉強をすることになった。吉岡の家は、札幌ではなく、隣の当別町という所だ。この吉岡は、家が農家で、身長は160センチ程度だが、仕事を手伝っているせいか、体つきがゴツく、大のプロレス好きなのだが、それ以上に、アニメが大好きで、「うる星やつら」のラムちゃんに本気で恋をしており、農家の長男のくせに漁師になりたいと願っている。ノラ猫が吉岡を見ると不思議と寄ってくる事から、「ネコ岡」と呼ぶことが多い。吉岡の家は大型農家らしく、かなりデカイ家だった。集まったのは、俺の他に朝井、砂間、鹿田、柏田、牛田、吉岡の7人だ。中間テストの成績順では、学年で俺が2位、柏田が6位、後は100の後半から200番台だった。柏田は牛田に教え、俺が朝井と鹿田を教え、砂間と吉岡が解らないところを俺か柏田に聞くという割り当てにした。朝井と鹿田は英語がダメで、基本的なことだが、曜日もしっかりとは覚えていなかったので、交互に質問した。「朝井、月曜は」「マンデー」「鹿田、火曜は」「チューズデー」「朝井、水曜は」「ウェンデー」「鹿田、木曜は」「サーラウェー」「オメェ〜らっ!!本気かっ?!」「朝井、お父さんは」「ファーザー」「鹿田、おじいちゃんは」「ファザファーザー」「朝井、おばあちゃんは」「マザマーザー」「ねこ〜っ!!お前ん家のトラクターでコイツらの頭、耕してくんねぇ〜かっ!!」それを見ていた砂間が「それじゃあ危ないよね〜。」とすました顔をしていた。 「砂間、1月は」 「ジャニュアリ−」 「4月は」 「エイプリル」 「8月は」 「サン」 「誰が天気言えっつったんだっ!! オメェ−もドッコイだろっ!!」 こんな感じだ。 政外高校は、商業高校なので、珠算と簿記の試験もある。 珠算がダメなのは吉岡だ。 指が太過ぎてソロバンの珠を一つずつ弾くことができない。 必ず二つ以上弾いてしまう。「俺、家の仕事手伝ってっから、指、太くなるんだよなぁ〜。やっぱし、漁師の方がいいよなぁ〜。」 「誰がお前のなりたい職業聞いてんだっ!!」 徹夜しようかとも思ったが、そこまで詰め込んでも逆にやる気が削がれる気がしたので、休憩を大分挟み、日曜日の夕方まで試験勉強をした。 試験当日に、由美から預かっていた手紙を朝井、鹿田、砂間に渡した。「コンニチわっ!! ユミですっ!! すごく楽しみにしてるから、試験、ぜぇ〜ったい、ガンバってね!!応援してるからねっ!!」と3人共同じ内容が書いてあった。女の子から初めて手紙を貰ったのか、3人はテンションが上がり、朝井は学生服を脱ぎ、中に着ていたカッターシャツの一番目と二番目のボタンを外し「ホゥっ!!」と声を上げ、鹿田はズボンのベルトを何度も、外しては絞め、絞めては外し「ヨ〜シっ!!この位置だっ!!」と叫び、砂間は窓から外を眺め、ニヤ〜っとしながら股間を押さえていた。「ホントに大丈夫か コイツら?」 そして3人にとって運命の3日間が終了した。 後は結果だけだが、こればかりはどうする事もできない。 結果発表の日、学年トップは俺だった。柏田が4位で牛田が60位、吉岡が98位、砂間が137位、朝井が185位、鹿田が196位だった。 200位以下が危なかったので、なんとか全員クリアーした。 「ヨ〜シっ!!ンじゃあ、あさって海だぞ〜っ!!」 みんな嬉しそうだ。 「札幌駅で集合するんなら、始めからある程度一緒の方が遅れる人いないと思うから、僕ん家、泊まっていいよ。」 砂間がそう言うので、翌日、俺と朝井、鹿田、牛田、4人が砂間の家に行き、柏田は吉岡の家に行き、佐々木は単独で来る事になった。 砂間の家に泊まった所、俺達は、また一つ、砂間の気味の悪い趣味を知ってしまった。 ロウソクが好きなのだ。 アロマ的な、匂いがどうとかではない。 机の上に、ロウソクに火をつけ数本立て、妄想しながら、一本ずつ消していくのが日課みたくなっているらしい。明らかに仏壇用のロウソクだ。 コイツの頭の中をロウで固めてやりたくなった。 翌日の朝、これ以上ないくらいの快晴で、みんな布団から飛び起きた。 砂間が「モーニング コーヒー持ってくるから。」と階段を降りて行き、その間に海水パンツを履き身支度をした。砂間が持ってきたコーヒーを飲んでいると、目の前で砂間が腰にバスタオルを巻き、履いていたブリーフを脱ぎ、海水パンツを履きバスタオルを外した。「砂間〜、な〜に海水パンツ履いてんのよ〜。」と言うと「えっ、みんな履いてないの〜?」と言うので「あったり前だろ〜、車じゃねぇ〜んだから時間だってかかるし疲れるべや〜。」「なぁ〜んだ、早く言ってよ〜。」と言いながら、再びバスタオルを腰に巻き、海水パンツを脱ぎ、ブリーフを履き、バスタオルを外した所で「砂間〜、海行ったら、すぐ泳ぐんだから海水パンツ履いてないと何しに行くか意味ねぇ〜べや〜。」と言うと、砂間はブツブツ呟きながら再びバスタオルを腰に巻き、ブリーフを脱ぎ海水パンツを履き終えそうな所で、怒りが頂点に達したのかバスタオルを投げ捨て「いい加減にしてよね〜っ!!まったくもぅ〜っ!!」と叫びながら海水パンツを引き上げた途端に、両方のタマが飛び出し、ハイレグ状態になったが、頭に血が昇っているせいか砂間は気ずかずにズボンを履こうとしていたので「砂間、タマタマ〜。」と言うと自分の股間を見た瞬間、両手で股間を隠し、ニヤ〜っとしながら尻をすぼめ「見たっしょ〜っ?!」とグラビアアイドルのようなポーズをとっていた。全員コーヒーを吹きだした。 「砂間〜、悪かったから〜、早く準備しろ〜、もう時間あんまりないぞ〜。」と言うと「まったく、あんなこと言うから〜っ。」と文句を言いながら大急ぎで準備した。 札幌駅に着くとみんな来ていて、中でも吉岡はすごい荷物で「ねこ〜っ、旅行行くんかぁ〜?」と尋ねると「母さんが持ってけってウルサくてよぉ〜。」と果物がギッシリ詰まったカバンを見せた。それを見た女の子達は「スッゴぉ〜いっ!!」とキャッキャッ言っていた。 吉岡はかなり上機嫌で「ウチ農家で、もっといっぱいあるから、今度遊びに来る〜?」と調子に乗っていたので「オメェ〜ん家、米しか作ってねぇ〜だろっ!!」と言うと吉岡は「さぁっ、トイレ行ってくるか〜。」と言いながら隠れた。 電車に乗り、目的地の神恵内村に着いた。此処は海水浴場はキレイだが、キャンプ場が主で、あまり混雑しない穴場だった。 早速テントを張り、昼食の用意をする。北海道といえば、ジンギスカンだ。海で仲間と食べるジンギスカンは、また格別なものがある。 砂間が「あれっ、タレ無いんじゃない?」と言いだしたので砂間の方を見ると、砂間の前にある。みんな不思議に思っていると、鹿田が「お前の目の前にあるべや。」と言った。「え〜っ、これ、せいきちおんじるって書いてるよ〜。」ジンギスカンの漢字書きは「成吉思汗」となるのだ。 「すな〜ま〜、はずかし〜!!」鹿田が、からかい気味に言うと 「しょ〜がないっしょ〜っ!!僕が造ったんじゃないんだから〜!!」 と逆ギレしたので、俺が 「そんなの俺らだって造ってねぇ〜よっ!!」 と言うと、砂間はニヤ〜っとしながら髪の毛をかきあげていた。 コイツはなんなんだと思った。 由美が連れて来た女の子2人は、ポニーテールがよく似合う、松田 茂美という子とセミ ロングの、長谷川 千秋というかなりカワイイ子達だ。2人共彼氏がいなく募集中と聞いた途端に、朝井、鹿田、砂間、吉岡、牛田の目つきが変わった。佐々木と柏田は彼女がいたので、それなりに話すぐらいだったが、コイツらは違う。飲み食いしてる時も遊んでいる時も常に彼女達をチェックしている。 時間が経つ事に話しも盛り上がる様になり、吉岡が「ウチ農家なんだけど俺は漁師になりたいんだよね〜、魚とか好き?」と尋ねると2人共好きと答えたので「じゃあ、ちょっと、魚捕まえてくるわ〜!!」と海に入って行った。吉岡なりのアピールなんだろう。俺と佐々木、鹿田、牛田で横の方にあった売店に入るとスゴイ体つきで角刈りのオジサン2人がいたのだが、明らかに化粧をしている。顔を見た瞬間、佐々木に「コージュー、絶対ホモだから先にでるべっ!!」と鹿田と牛田を残し、すぐにみんなの所に戻った。売店は俺達のテントからまる見えだったので、みんなにその事を話し注目していたら、案の定、鹿田が両方から肩を組まれ、牛田が写真を撮らされていた。オジサン達は鹿田をなかなか離さずなんとかしたい様子だった。 それを見た俺達は笑い転げ、朝井があまりに笑い過ぎ、反り返りそうになったのか、手をついた瞬間「エェ〜っ!!」という声がしたのでそちらを見ると、朝井の手は、茂美ちゃんのほぼ股間に近い太ももにおかれていた。 茂美ちゃんの声に振り向き光景を見た牛田は、カメラを置き「あさい〜っ!!」と叫びながら物凄い形相になりこちらにダッシュし、朝井の前に立ち、茂美ちゃんの太ももにおかれた手を持ち上げた。「牛田、茂美ちゃんに気があったんか〜、これはマズイか?」と思った瞬間「お前なぁ〜!!」と言いながらその手の匂いを嗅ぎ出した。みんな「まさかよ〜っ!!」と口々に信じられないといった声を出し、砂間は「まったく2人して、何やってんだろうね〜。」と2人をジト〜っと見ながら紙コップに飲み物を入れグイっと飲んだ瞬間、ブファ〜っと吐き出した。今度はナンだと見てみると、砂間は2人に気をとられ、コーラと思い醤油を注いで飲んでいた。 決して計算されたものではなく、次から次へと連鎖する天然ブリに女の子達は大喜びだった。 その後、穴を掘り、醤油を吹いたという事で砂間を埋め身動きのできない状態にした。 「砂間〜、動けるか〜?」 「動けるわけないっしょ〜っ!!」 砂間がまたキレそうな感じだったので 「砂間〜、埋まって良かったって思いたいよなぁ〜?」 「動けないんだから、思えないよ〜!!」 「じゃあ、思わしてやるから、ちょっと目隠しするからな。」とタオルを置き、由美に砂間の顔をまたいでもらい、「砂間〜、天国行けよ〜っ!!」と言い、タオルを取った。 砂間が目を開けた先には由美の股間があり、砂間を見下ろした由美が「あたしの水着、似合ってるぅ〜っ?!」と挑発気味に言うと、それまで全く動けなかった砂間が「ウオォ〜っ!!」と声を上げ、ムクっと起き上がり海に向かって猛ダッシュし、腰まで浸かりながら「うみがすきだぁ〜!!大好きだぁ〜っ!!」と叫びまくっていた。一同、ア然としている中、フッと横を見ると、砂間が埋まっていた穴に鹿田が寝そべり、牛田が砂をかけていた。 吉岡は、まだ魚をとれず潜っていた。 〜秋編へ続く〜
まだまだパワーアップしていきますので、読んでくださる方、ご期待下さい。




