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第17話

クロケン軍曹の嘆きをよそに。

思うさま食べ放題を楽しんでいると、こんなログが流れて来た。


<補給部隊が襲われています>


~Regular Invasion War~

~勝利条件:敵拠点の抵抗力喪失

 敗北条件:勝利条件を満たさないで軍団が撤退する

 戦況:乱入発生中(Accident!)


 DMキリア軍 

  部隊/指揮官:混成Liz(リザードマン)歩兵中隊/リザードマン・ゴルドー ユニット数 112

  部隊/指揮官:混成Liz(リザードマン)歩兵中隊/リザードマン・ジルバ ユニット数 119

  部隊/指揮官:Liz(リザードマン)輜重小隊/リザードマン・ジェダイト ユニット数 42


 Vs 


 無所属中規模ゴブリン集落

  部隊/指揮官:中規模ゴブリン集落 ??????/不明 ユニット数 30~50? 

  部隊/指揮官:ゴブリン混成分隊? ??????/不明 ユニット数 10~15?


 DMステータス:AUTO

 BGM:War Trip07 ナンパなんてお断り!~


あ…これはまずい。

まさか、さっきの神(笑)(キリア)の包囲完了と、昨日のダヨンのワーカーさんの言ってたこと考えると、輜重部隊も包囲に参加していた?

そしてそこが一点突破をされつつある?


戦況画面を確認すると、みるみる輜重部隊が損害を出している。


今、輜重部隊の残数が40を切った。

血の気が引いても顔は黒い気がするが。

どうする、ダヨンのワーカーさん(明日からのご飯)がピンチだ。


「分隊長殿!進言あります!」


「今度はなんであるか、もぅ!」


「輜重部隊が強襲を受けている様子!

 救援と本部への伝令の必要ありかと!」


「このままでは輜重部隊が壊滅すれば、この戦闘に勝利しても帰路での補給物資の不足(ご飯ないのん…)にて、俺らは壊滅すると予想します。」


「そのような話どこから…

 大体お前は…!

 お前はどこまで食い意地が張っているのであるか!」

「声が聞こえます!是ー非!」


頭を下げる。そして頼む!クロケン軍曹。


微かに、本当に幽かな同族(リザードマン)の叫びが聞こえる。


「ええい、やむを得ないのである…

 分隊集合(カーニバル終了)

 これより補給部隊の救援に向かう。

 1個Ptは至急での中隊長伝令に当て、直轄部隊の来援を願う。

 残りで襲撃部隊の撃退である!

 高速移動形態(ラプトゥル)用意!

 掛かれぃである!」


やったね!

行くぞご飯を守るために(ダヨンのワーカーさん)救出開始だ。

スッとつま先立ちし、大きな足の爪で地面を掻くようにして走り出す。

全力疾走だ(馬よりも早ーい)


「モットタベタカッタ!」


「そうだな、でも行かないと明日からのご飯が無くなる」


「アスノゴハン!イチダイジ!」


「イマノブン?ヨクワカラナイ?アスノブン?」


輜重部隊の悲鳴を頼りに集落を出て、彼等(ダヨンのワーカーさん)のいるところを目指す。




見つけた!ゴブリンにしては大きな個体の群れが、輜重部隊を襲っている現場に到着した!


大きなゴブリンに俺はボーラを投げつける。


~Regular Invasion War~

~勝利条件:敵の殲滅

 敗北条件:パーティー全員の戦闘不能

 DMステータス:AUTO

 BGM:War Trip07 今宵の舞踏会場はこちらです~


「あったれぇぇぇ!」


間に合え!

今まさに止めを刺そうとするその武器に、絡みついたボーラが攻撃の方向をそらせた。

あれはうちの担当のリザードマン・ジェダイト (ダヨンのワーカー )さんだぞ(タヴン)。


「目標はあいつだ!行くぞ!」

「サキニイク、オクレルコトハ、ユルサナイ」


足の速さならアオが一番、木の槍を抱え込むようにして(ゴブリン)突っ(チャージ&)込む(アタック)



グレード     (コモン)

所属       ??????

名前       ??????

種族/Lv    ホブゴブリンLv22(Target!)

職業/Lv    ホブゴブ戦士LV05

階級       ゴブリン戦士

HP/MaxHP   158/171

SP/MaxSP   24/39

スキル01    ゴブ流両手武器術Lv05(Limit!)

スキル02    威圧

スキル03    貪食Lv04

スキル04    体術Lv04


装備品①    石の槍-2


Lv高っ!

ボーラを投げてステータス確認してたら一歩遅れた。


走りこむアカがこん棒を タイミングよく振りぬく(チャージ&スイング )


グワラゴガキ~ン(嘘そんな音はしてない)


<ホブゴブリン

 HP 158/171→146/171>


「シロはあのワーカーさんの治療を優先。

 終わったら戦線復帰!

 ワーカーさんは安全なところに退避で!」


「ン…ワカッタ」

「タスカッタンダヨン」


ホブゴブリンはボーラが絡みついて、武器の振りも自身の身のこなしも鈍っている。


走りこんでタイミングよく振りぬく技術は俺にはない。

アオより遅く、アカより非力な俺が、未加工の棒で突いても普通は刺さらないだろう。

ならば刺さる場所に刺せばいい。

これからあいつを殴る(ボコス)にあたって、俺が狙うのは一点、急所の塊、顔面!


失明(シャギェァス)しなぁ!」


ちょうど顔面を滑る角度で突きだした棒 (チャージ&アタック)は、狙い通り (ヤーヤーヤー)ホブゴブリンの眼窩の一つに突き刺さる。


<ホブゴブリン

 HP 146/171→127/171>


クリティカルで決まった俺の攻撃はホブゴブリンの体力を大きく削る。

ホブゴブリンに正面から向き合うのは俺の役目。


俺が受け、流し、躱し、時間稼ぎをしている間に、仲間が攻撃する。


アオが突く、アカが引っ叩く。


俺は元々それほど運動神経が良い方じゃない。

それはこの世界に来てこの体になったからと言っても、苦手意識がそう簡単に変わる訳でもなく。

それでもこいつ相手で俺が防御に徹すれば、何とか武器を当てられないようにすることはできる。


シロもダヨンのワーカーさんの治療を終えて合流する。

そして、その状態が維持できるのならば。


<ホブゴブリン

 HP 9/171→0/171>


倒すことは可能である。


位置的なものと、ゴブリン共がワーカーを優先で狙っているため、戦闘中の別個体の増援が現れることはなかったが、幸運と呼ぶべきものだろう。


局地的な戦力の数的優位は今ゴブリン共にある。

既にワーカーの生存数は半分を割り込み、なお被害は増え続けようとしている。


現状、あちらの目をこちらの方に向け、ワーカーさん達から目をそらし、こちらの増援到着まで粘るのが一番だが、さてどうするか。


幸い先ほどのおやつで持久力はだいぶ余裕がある。


では始めよう。


「皆、俺について来てくれ、絶対足を止めるな。

 戦闘も禁止だ。

 シロは残りの石弾を全部くれないか」


「テキハマダ、タクサンイルゾ」


「ヌガ!タタカウ。タタカウ」


「ドウスルノ?」


「ゴブリン共を引っ張りまわす(トレインする)


まずは分隊長と合流しよう。

ついでに何体かひっかけよう。


高速移動形態(ラプトゥル)ですれ違いざまに叩いて引っ張ったのが1体、石を投げて引っ掻けたのが1体。


分隊長たちが引き付けたのが2体(さすがレア)ってなんだあれは…



グレード     (レア)

所属       ??????

名前       ??????

種族/Lv    ゴブリンLv21(BossTarget!)

職業/Lv    ゴブリンロードLv04

階級       トライブマスター

HP/MaxHP   594/646

SP/MaxSP   142/195

スキル01    ゴブ流槍術Lv07(Limit!)

スキル02    威圧

スキル03    貪食Lv03

スキル04    体術Lv04

スキル05    統率

スキル06    狂乱Lv01


装備品①    鉄の槍+1

装備品②    ゴブリン族長の証


だからLv高いっての!

これ分隊長クラスでも無理なんじゃないかねえ。



種族/Lv    リザードマン・オブシディアンLv06

職業/Lv    剣士Lv04

階級       スカッドリーダー

HP/MaxHP   58/170

SP/MaxSP   23/60


「ムム、ここまでであるか…

 無念…」


あ、これはダメだな。


後ろからゴブリンロードの頭を引っ叩き注意がこちらに向く瞬間。

俺は立ち止まる暇もなくクロケン軍曹に呼びかける。


「分隊長殿ぉ!僭越失れ~~ぃ!

 は~し~れ~」


「な、なんであるかぁ!」


クロケン軍曹直轄のPtと合流し、ワーカーさん達を追いかけているゴブリン共に一撃入れる。

そして交戦せずに高速移動形態(ラプトゥル)引っ張りまわす(ルアリング)

脚はこっちが圧倒的に上だ、後ろから追われている限りゴブリン共に追いつかれることはない。

全部ひっかけて走り回って時間を稼ぐ。


後ろでドタドタと走るゴブリン共の足は遅いので、調整しながら走っていたがそろそろ厳しい。

追われる身ではSPの消費も激しいのかもしれない。


大分頑張ったと思うんだが、金でも銀姫でもいいから早く来てくれないか…


「こんなところに大物がいるガァ!」


よし金ピカ(S R)来た、これで勝つる。


「逃げ回るだけとはふがいない奴らである」


そういって戦場を見回した中隊長(金シャッチョサン)は、先頭を疾走する俺の顔を見つけたようで、


「真っ先に逃げ回っているのが、お似合いな奴がいるガァ!」


そうか、じゃあ今までおいしい思いをしていた金に、押し付けるのに躊躇なくてよいな。


「じゃあ中隊長殿(シャッチョサン)後はお任せします(プレゼントフォーユー)!」

「ぬ…貴様ガァ」


<彼我軍勢の総大将ユニットが接触しました。

 一騎打ちの要件を満たしました。

 総大将同士の一騎打ちを開始しました>


~Regular Invasion War~

~勝利条件:自軍総大将の勝利

 敗北条件:自軍総大将の敗北

 DMステータス:AUTO

 BGM:War Trip09 いざ、今日一番の華を決めよう~


<SR リザードマン・ゴルドーLv07


 Vs


 R ゴブリンLv21 

 Duel Start!>


あれ?これ勝った方が全体勝利する?

まぁ勝っても負けてもどっちでも、碌でもない展開になる気がするから、俺達(ザコ)には関係ないか。


俺たちを追いかけていたゴブリン共は、族長が一騎打ち(タイマン)に行ってしまった。

指揮官不在となったゴブリン共は、ひとかたまりになって戸惑っている。

そこに、突如雷魔法が炸裂する。


<リザードマン・ジルバのLv06雷魔法!

 大雷槍の魔法が発動。

 攻撃範囲に居た全てのユニットにダメージ!>


高速移動形態(ラプトゥル)で銀姫たちが到着した!

銀姫は雷属性の魔法使用で煌めく触媒が象嵌された三星槍を掲げると、


「こんなところでこのような集まりがあるとは、驚きでございます。

 いざ参るでございます」


後続(多分クロケン軍曹が抽出した伝令Ptもいる)も追いついたが、直轄Ptの全員レアとか、金ピカ(シャッチョサン)モ銀姫モ景気イイデスネ!


これで数的優位は逆転した。

ならば、


「分隊長殿ぉ!チャンスでは?」

「である!反転攻撃に移るである!

 転回後は分隊単位で各個撃破とするである!

 反転用~~意!

 反て~ん、今である!」


「「「「(シャス)!」」」


ゴブリン共は走り回らされて足に来ている。


<Bad Status 疲労>


目標の優先度決定は、クロケン軍曹の仕事である。

反転したクロケン軍曹は、ゴブリン共の先頭を走る個体に突き掛かる。

ちょ!それ一番強い奴(ピンピン)なんですが!


グレード     UC(アンコモン)

所属       ??????

名前       ??????

種族/Lv    ゴブリンLv18(Target!)<Bad Status 疲労>

職業/Lv    ゴブリンチーフLv02

階級       戦士長

HP/MaxHP   184/404

SP/MaxSP   12/32

スキル01    ゴブ流剣士級剣術Lv06(Limit!)

スキル02    威圧

スキル03    貪食Lv04

スキル04    体術Lv04

スキル05    剛力


装備品①    鉄の剣-2 


<ゴブリンチーフ

 次期族長と目される優秀個体。

 集落の戦士を束ねる役目を負う>


<ゴブ流剣士級剣術

 ゴブリンが剣を扱うのに当たって、最適化された剣術。

 UC(アンコモン)剣術系ユニットの限界到達点(スキルリミット)


「皆、クロケン軍曹の援護、回復優先!」


「スキアラバ、ソコヲツクノガ、ワガシゴト!」


「マカセロ!」


「ム…ワカッタ」


クロケン軍曹、割とHP損壊(重症)率高いのに、選べる中で一番強いのに行くのは何なのか。


脳筋(知性低い)か、脳筋(物理バンザーイ)だった。


俺は1体Vs1スカッド(分隊)の戦いに、乱入されると厄介なので2着以下の個体を警戒する。

それと勝ち負け論外ですることがある(こっちが本命)。

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