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第14話

~Regular Invasion War~

~勝利条件:敵拠点の抵抗力喪失

 敗北条件:勝利条件を満たさないで軍団が撤退する

 戦況:行軍中(2日目)

 DMステータス:AUTO

 BGM:War Trip04 草むらでかくれんぼW~


アカに改造した武器を渡す。


「アカ、お前の武器だ。

 これからこれを使え」


「イタソウ、スゴイ、ブッタタク」


「頼むぞ。今日は歩くからな」


「そろそろ出発するのである。

 準備は良いであるか?」


クロケン軍曹の声が響く、美声(シャギャシャギャ)ではないがよく通る声(シャギャシャギャ)をしている。

へいへい、行きましょうかね。


「お前、そうそこの黒いお前である」


「はい、なんでしょうか分隊長(クロケン軍曹)殿」


「一晩中コンコンやっていたのはお前であるな?

 楽器の練習をされるのは迷惑である!

  注意(以後禁止だバカ)する(モノ次やっ)ように(たらぶっ飛ばす)!」


了解しました(うぉぉぉぉマジか)以後注意いたします(マジすんませんした)!」


指示をするとクロケン軍曹は自分のPtに戻っていった。


「ひょっとして…皆眠れなかったとか?」

「…」

「…」

「…」


全員にジトっとした眼で見返された。

うっぉゴメン!

休めと言って休ませない(ブラック許すまじ)とか本当に済まない。

仕方なかったんだ、(ブラックの)必要だったんだ(常套句)


というわけで音の出る作業が禁止になった。

仕方ないプラン2で行きましょう。


でかいこん棒(大きな釘バット)をデコって持ってきた石も大分少なくなった。

今日から3人は自分の武器だけ持ってればオッケーです。


残った石は昨日俺が持ってた大きな袋に一つにまとめた。

俺はその袋を昨日の残りの紐(ついでに長めに作っておいた分)で腰に結わえ付けて装備完了である。


「シロさんや」

「ナンデスカ、ヘンナコエダシテ」


シャギャシャギャとしか聞こえないだろうに失礼な。


「今日は俺の武器を持って行ってくれないか」


両手を空ける用事があるんだ協力してくれ。


「ソノフクロ、ソンナニダイジカ!

 ワカリマシタ!アナタノボウモチマス」


「ありがとう、落とさないようよろしく頼む」


「キィー!テブラデ、オソワレルトイイ」


なんかシロの機嫌が悪い。

尻尾でぺしぺしとされた。

解せぬ…


「…」

「…」


アオとアカも俺をジト目で見ている。

いや、手ぶらになって楽したいわけじゃないからな。

ホントホント。




さて、俺達リザードマンは、平坦な地形なら前傾してつま先立ちで走ることで高速移動形態(ラプトゥル)で移動することができる種族らしい。


まぁ今それをやると半日でばてる上に、大荷物のワーカーさん(ご飯が)達を振り切(置いて)ってしまう(きぼり)ので、ずるぺたずるぺたと尻尾を引きずるようにして徒歩で移動である。


ぶち、スリスリスリスリ…


ぶち、スリスリスリスリ…


ぶち、スリスリスリスリ…


スリスリスリスリ…


お判りいただけただろうか。

そう、俺は縄をなっている、ナウ。


昨日作った紐を3本使って、さらにより合わせて細い縄にしていく。


現地調達できる素材で作れて、いくらあってもいい物、それが縄である、ナウ。


ぶち、スリスリスリスリ…


ぶち、スリスリスリスリ…


ぶち、スリスリスリスリ…


スリスリスリスリ…


こういう単純作業は人を無口にさせる。

俺たちは黙々と1日歩ききった。


夜営場所到着から翌朝までの指示および行動は、以下同文でお送りします。


(お疲れさまであります、クロケン軍曹。

 そしてワーカーさん、いただきます&ごちそうさまでした。)


では本日の作業に移ろう。


「シロ、俺の武器持ってくれてありがとう。

 今晩はお前の武器を貸して欲しいな」


シロがなんだかもじもじしている。


「イッテクレレバ、イツデモカシマス」


「いや今晩だけでいいんだが?」


今度はシロがすっごいご機嫌なんだが。

なんなの?変なもの(レーション)食べた?

食べたな…


「…」

「…」


そしてやっぱりアオとアカの視線はジトってしている。

変な奴らだ、なにか変なもの(レーション)でも食べたか?

食べたな…


「さぁ皆は昨日の分も寝てくれよ。

 お疲れ様、おやすみなさい」


俺はまたもやブラック労働(サビ残)である。


また復習で申し訳ないが、シロの武器は


<装備品① 木の長杖>


これはYの字の下の棒が非常に長い木の棒である。

さて、この棒のYの字の短い2本を繋ぎながら、輪を作るように縄を結んでやる。

すっぽ抜けないように工夫して編みこんでみよう。


Yの字の棒の先端が輪になったら、そこにまた縄を使って網を編んで、お玉というか虫取り網?のような形状にしていく。


あみあみあみ…


あみあみ…


あみあみあみあみ…


あみ…


黒いリザードマン(社畜)が~夜なべ(ブラック労働)して~編んでくれた♪~




では一曲唸ったところで完成した新兵器を紹介しよう。


<装備品① 木の投石杖(スリングスティック)

 先端にある網に石をセットすることで遠心力を増加させ、投石の威力を上げる武器>


ラクロスというスポーツで使う、クロススティックという道具を知っているだろうか?


さすがに俺のいた店でもラクロス用品は扱って(何でも売ってる)なかったけど(とはなんだったのか)仕入れカタログ(注文すれば大丈夫)には載ってたのを覚えていた。


あれを木製で手作りした奴だ。

元の世界にあるハイテク素材で作られた最新式とかは、ポジションとか指向で部位単位で組み合わせることが可能で、SF武器みたいで超アガル物があった。

俺はプレー経験はない、商品として見てるだけだったがな。


「シロ、新しい武器だぞ」


「??ツカイカタワカラナイ、オシエル」


翌朝(2徹なんて余裕余裕)、シロに割と苦労した新しい武器を渡したが、見たこともないし使ったこともない道具に戸惑いを見せた。


「こう使う、見てろよ?」


見様見真似(俺はインドア派)であるが石をセットして振ってみると、なんとか見れる勢いで石が飛んで行った(超まぐれアッブネェ…)


「練習は落ちてる石を掬って投げたり、お手玉するように。

 その武器で石扱うのに慣れる感じでな。

 まずは手になじませてみよう」


「ン…ヤッテミル…」


「それじゃあ、こっちが弾として使う石な。

 縄でベルト作ってみた」


「イラナイ」


大きな袋と縄を使って、なるべく丈夫なポーチベルトっぽいものを作ったのに、まさかの拒否である。

理由を聞いてみると。


「ソノフクロ、モツノイヤ」


無理やり持たせて、途中でワザと捨てられても困るしな…

しょうがない、昨日のご飯のときに出た袋と、何とか残った縄で急遽シロ用の石弾入れベルトをでっちあげる。


折角作った元々のベルトは俺が使うことにしよう。

ちゃんと作ったやつだから、絶対こっちの方がモノは良いのに、解せぬ。


「…」

「…」


どうしてアオとアカはジトってこっち見てくるのか。


そしてまたクロケン軍曹に怒られた。


「お前、そうそこの黒いお前である」


「はい、なんでしょうか分隊長(クロケン軍曹)殿!」


「楽器の練習は禁止したが、確かに歌うなとは言ってなかったであるな。

 良いであるか!

 夜は静かに過ごすのである!

 以後注意(いい加減にしろ)するように(貴様!ぶっ飛ばすぞ)!」


了解しました(ヤベェヤベェ)以後気を付けます(2徹でアガッてたわ)!」


謝罪(テヘペロ)して行動開始だ。

ごめんよ、夜明けのちょこっとだけだし許して。


「アオ、今日一日武器交換しようぜ(命令)」

「ムムムムム、カシテモイイガ、コワスナヨ」


装備交換完了。


さて、アオの武器だ。


<装備品① 細長いこん棒

 堅い樫の木で作った両手で使うこん棒>


要は本家の(ワクワクすっ方)孫悟空(じゃなくマチャーキ)の如意棒安価通常版(再販廉価版(ベストヒット)みたいなもの)である。


そして本日は大変天気が良く、俺たちの旅路を祝福しているかのようだ。

つまりどういうことかというと、日光がばっちり当たってめっさ眠いです。

俺は日光が弱点だったとは…(なんというブラック、吸収率も抜群)


ずる…


ずるるずるる…


ずるずるるる…


ずるずずる…


「ワレノブキ、アツカイワルイ、ナゼナノカ」


「大丈夫、大丈夫。

 信じて任せてくれよ」


「シタガウト、サダメタヤツガ、イウノナラ…」


ずる…


ずるるずるる…


ずるずるるる…


ずるずずる…


あぁ…あったかい…

日光ヤバイ。

アオのこん棒を引きずりながら、ダレェ…っと歩いていたら、クロケン軍曹に睨まれた。


「大丈夫ですよ~

 ウチのPt全員いますよ、異状なしです」


「キシャー!」


なんか怒っている…だるいし放っておこう。


ずる…


ずるるずるる…


ずるずるるる…


ずるずずる…


「今晩が、最後の夜営である。

 各自食事を受け取り(いつもの)翌朝出発または別命あるまで待機とするのである。

 明日は本番の戦闘が予想される。

 英気を養えるよう必要行動が終了次第、速やかに待機(メシ食ったら)行動するよう(さっさと寝ろ)

 以上!

 では別れ!」


「「ます(ギッ)!」」


指示するクロケン軍曹の顔面がめっちゃ近くにあって、なんか全体指示なのに個人で怒られた気がする(気のせいじゃないから)。


「ホイ、コンバンノメシ、ダヨン。

 アシタハガンバルンダヨン」


「お疲れさまです、いただきまーす」


「そういやワーカーさんって明日、どこまでついて来るんですか?」


ちょっと気になったので聞いてみる。


「ン?ナルベクチカクニ、イルト、オモウンダヨン」

「そうなんですかー、巻き込まれないところに居てくださいねー」

「ムズカシイコトハ、ヨクワカラナインダヨン」

「ですよねー。

 まぁ、ちゃんと明日もご飯貰えるよう、お互いやりましょうねー」


ダヨンのワーカーさんは軽く手を振ると、別の人にご飯を配りに行った。


俺はご飯を食べたらアオの武器を仕上げる。

これが今日最後の作業だ。


「シロ、ちょっと聞きたいんだけど」

「ナニカ?」

「召喚した火の玉って叩いたらどうなる?」

「アツイ」


…聞き方間違えたな。

アゲイン。


「あーうん。

 召喚した火の玉の精霊は、叩かれたり斬られたりしたらどうなるのかってことだけど」

「セイレイ、カラダホンモノチガウ、タタカレルヘイキ」

「了解~

 じゃあちょっと悪いんだけど、一回出して貰えないかな?」

「イイケド…ダストコミテテネ?」


<リザードマン・アゼツライト

 スキル02 精霊魔術Lv03発動

 スプライトLv03

 火の精霊 召喚に成功しました>


おぉスキルLvが上がって、精霊もLvが上がってる。


では失礼して。


じりじりじりじりじり


「ワレノブキ!ナニヲスルノカ!」


「!!」


「ちょっと焙るだけだってば、それにこれで仕上げだ。

 シロ精霊ありがとう、もういいよ」


そんなに急いで引っ込めなくても良いんじゃないかなと、俺は思う。

え、これはいじめたカウント入るのか?


<装備品① 細長い木の槍

 堅い樫の木でできた棒の先を加工し尖らせることで貫通力を向上させている>


「アオ出来たぞ、明日はこれで戦うんだ」


「コノブキデ、ワレラノテキヲ、ミナゴロシ」


「あぁ、明日はよろしくな」


華麗に手のひら返されたが、さすがに今晩出来ることはほとんどない。

散歩(パトロール)でもしたら、今晩はおとなしく休もう…



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