準備〜その2〜
前回から期間が空いてしまってすみませんm(_ _)m
「ええと…まずは」
魔女っ子はそう切り出すと質のいい紙を取り出した。
「申し遅れました。私の名前はエルル・ウィッチ・ワンと言います。この紙は《念話》をするための紙です。この対になっている紙に《念話》の魔法をかければ通常の念話よりも高精度の念話ができます。」
そう言うと素人の俺には理解不能な言語で書かれた紙を渡してきた。俺は自分の自己紹介を済ませたあとその紙を胸ポケットにしまいながら、これからのことについて話すことにした。
「ええと…ま–––じゃなかったエルルさん、これからどうします?」
少し焦ったから質問すると、
「エルと呼んでください。周りからはそう呼ばれてます。まずは王都に行って勇者と共に魔王を倒す戦友を探します」
「何人いるんですか?」
俺が恐る恐る尋ねると、
「6人です」
と言う返事か返ってきた。
(6人か…地味に大変だぞこれは…)
「ちなみにとんな人がいるんだ?」
するとエルは、
「戦士、神官、魔法剣士、魔女、メイドさん、弓使い弓使いですね。魔女は私なので解決していて神官も私の知り合いだからほぼほぼ解決…だから実質4人ですね」
「そうか、4人か…て、なぜメイドさんがいるんだ!?」
普通に聞き流してしまいそうになりながらすんでのところで質問した。
「メイドさんは身体強化の魔力付与がされた料理を作ってくれます。荷物持ちなどありとあらゆることをこなしてくれます」
意外と重要だな…なんてことを思いながらふと、1つ聞いとかなければいけないことがあったことを思い出した。
「そういや、エルはどこに泊まるんだ?」
そう、これを聞かなければ明日合流する事すらできないのである。すると返ってきた返事が–––
「もちろん貴方の家に泊まらせていただきます。ギルドにも一応宿泊可能な施設がありますがどこも満席ですし」
などと言われてしまった。
今日からは毎日とはいかないまでも一週間に一回のペースで更新したいと思います!
今後ともMaiをよろしくお願いします!