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妹との日常がとんでもないんだが。
〜第1章〜
おれが深夜、ぐっすり寝ている時であった。
妹がおれの上にのっている。
妹の名前はさくら。茶髪に染めて、爪にはマニキュアを塗っている大人びた中学生だ。
おそらく学校じゃずば抜けている可愛さだ。
おれの友達の男達からはすごくうらやましがれるが、妹がいる兄ならおれの気持ちをわかるんじゃないかと思う。
妹とは、みんなからしちゃ可愛いと思っても兄からしちゃ可愛いとは思えない。 うらやましがっている野郎、考えてみてくれ。
見た目が世界で活躍してるモデル それが家族なんだ・・・。
気まずい以外の言葉が思いつかないであろう。しかも、距離感は他人なみだ。
おれが話しかけても無視。振り向きもしない。
そんな妹が深夜だ。 深夜おれの上に乗っているんだ……