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嫁取り物語  作者: 紫苑
1/4

旅立ちの儀

ここケムナ王国は

国名だけで資源も無い国である

代々の国王の墓が唯一の観光資源である

それ故に わざわざ攻めてくる国も無い

不良物件を手に入れる奇特国など無いのだ


そんなケムナ王国なのだが

現在の王位が空席である

つい先日 国王がお隠れあそばしたからである

その亡き国王には息子(おうじ)が人居たのだが

長南は若くしてお亡くなり遊ばせ

次男は出奔

三男のグリード王子様にお鉢が回るという有り様だ


ならば何故現在 王位が空席なのか

その理由は国の掟である

国王は妻帯者じゃないといけないなどと

少し頓珍漢な掟のためである

今の国政は元老院(やっかいなしんせき)が執り行っている

三男のグリード王子が執務室に呼び出された

「18歳まで3年間の間に嫁取りをせよ」

伯父にあたる元老院長老にグリードは言い渡される

50ゴールド

を無理矢理渡されて

城から出されてしまった

(まるでどこかのRPGである)

とにもかくにも グリードの嫁取りの旅は こうして始まった



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