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そして私は塵になる
もし、明日僕が死んだならば、君は悲しんでくれるのだろうか。
―なんて、厨二臭い思考に囚われている僕。
他人から見れば、さぞかし滑稽なんだろうね。
馬鹿馬鹿しく見えるんだろうね。
でも、僕の想いはホンモノだよ。
僕が死んだら、君に悲しんでほしい。
思いっきり泣いてほしい。
絶望を思う存分味わってほしい。
…ただのエゴかもしれない。
自己満足かもしれない。
他人にはきっと理解できないと思う。
でも、これが僕の、僕なりの「好き」なんだ。
僕の「アイ」はこれなんだ。
悲しむことで僕への執着を表してほしいなんて、可笑しいのかもね。
まあ、愛し方は人それぞれだし、僕みたいな人が居ても、良いよねぇ?
そうだ―明日僕は消えるから、君が、僕が望むような反応を見せてくれる事を祈ってるよ。
それじゃ、またね。