悲しそうなあなたへ

ユリアは今年で十七歳。
十四歳の時、エレノス分隊長に憧れ、警邏隊の入隊試験を受けた。
やっぱりだめだったけど、その代わりに事務官補佐になることができた。
そうして三年の間、警邏隊の事務所で働き、エレノス分隊長に護身術を習うくらいに仲良くなった。
ある日の直属の上司が引退することになり、代わりの貴族様がやってきた。
その人は顔は綺麗だけど、とても高慢ちきで、ユリアは嫌な気持ちになるが……。
全話書き終わってから投稿します。