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㊷ペンテコステ編:当たって砕けろ!!

「あの、僕を覚えてますか……?」


「は?アンタだれ……」


「あっ!えーとっ」


(めりい)は悩んだ。「エホバの証人の人ですよね?」と面と向かって言うのは気まずい。


「I駅前で会いましたね」


「そう!久しぶり」


お互い会話に困り、しばらく沈黙が生まれる……


ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン………

電車がレールを渡る音が響く。


「プオォーーーーーー!!!!!」

「うわっ!ビックリした!」

電車の警笛が鳴った。たまにあるけど、ビックリするなあもう。


「・・・・あのさ、僕、エホバの証人なんだ」

「ああ、」

それ以上は気まずくて言えなかった。正直上手く撒いて逃げたかった。なにせカルトとはあまり関わらないようにと、教えられていたから。


「でもっ!駅前でチラシ配りをしているキミたちを見て、ずっと疑問だったんだ」


「疑問?」


「なんであんなに楽しくチラシ配りができるんだい?」


「なんでって言われても……」

ろいこは言葉を詰まらせる。ろいこに限っては嫌々やっていたからだ。それでも、めりいがチラシ配りをやるから付き合ってあげた。


「さっきからなんの話をしてるの?」

らむちゃんが会話に割り込む。


「むー。なんで楽しそうに……楽しそうに見えたんですか?」


「えっ違うのかい?」


「楽しくチラシ配りやってた自覚はないですよ。でも、神さまの役に立ちたいなあって……」


「神さまの、役に……」


「あっ」

私はカバンの中に、チラシの余りを入れていたのを思い出した。学校の掲示板にでも貼ってもらおうと思っていたからだ。


ガサゴソ、ガサゴソ………

「めりいのカバンの中きったねー」

「ちょっと黙ってて!」

「(アタシも似たようなモンだな……整理整頓(せいりせいとん)とかムリ)」

らむはめりいのカバンを横目に見て、黙っていた。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


『10/31 I市はれるや教会 リバイバルコンサート』

私はチラシを2枚、エホバの証人の青年と、らむちゃんに渡した。


「なにこれ?」


「①リバイバル……復興運動だね」


「ふっこーうんどう?」


「キリストに立ち帰ろう!って運動が、18世紀にあったんだよ」


「ふぅーん。歴史の話はチンプンカンプンですわ」

ろいこはやれやれのジェスチャーで両手を挙げた。


「ハロウィンの季節じゃない!リア充爆発しろ!」

らむちゃんはチラシを見て少し怒っていた。



「2人に、来てもらいたいなあって……」

私は勇気を振り絞って、2人にチラシを渡した。

これが精いっぱいだった。


『まもなく、H駅に到着します。

列車左右に揺れますので、ご注意ください……』


駅に着いてしまった。

2人の返事は……!?



①リバイバル/復興運動

⋯中世を経て近代になり、18世紀。アメリカの人々はキリスト教から離れた生活を目指しました。産業革命が起こり、神に頼らないで人間の科学力を用いて文明は発展し、人の心は教会から離れていった時代。

ジョン・ウェスレーなどの神父が集まって、アメリカでリバイバル運動を起こしました。

Revival。復活を意味する英語です。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「ふーん、ま、アンタがいるなら行ってもいいよ」


「僕も行きたいなあ。親の目を盗んで、こっそり行ってみるよ」


良かった!誘って断られたらどうしようかと思っていた!ハレルヤ!イエスさま、ありがとう!!


「良かったじゃん。めりい」

ろいこは私の肩を叩いた。


「うん、ホントに……」


今度のコンサートが楽しみだ!


「おっ?」


「?どうしたのろいこ?」


「なんか忘れてない?なにか忘れてる気がするんだよなあ……」


「今日放課後追試あること?」


「あっ!それそれ!イヤなことは記憶から消すんだよなあ………」



「じゃない!!!!」



「うわあっ!な、何さ」


「〈爆裂賛美〉!10月にあるって言ってたじゃん!」


「あっ」

そういえばそうだった。今日は10月6日。たしか爆賛があるのは9日日曜日の午後。


リバイバルコンサートの前に爆賛だ!


続く!

ボクも友人とか誘うんですが、なかなか小説のように上手くはいきません………orz


人が信じるタイミングは最適最高なタイミングがあるので、何度も誘えば来るかもしれませんが、何事も神さまにぜーんぶ委ねることが大切ですね。

心に聖霊さまがいて、全知全能の神さまが導いてくださるんです。

RPGでいえばもう最強の状態!フルアーマー状態ですよ!


日曜日はぜひ教会へ!こんな世の中だからこそ、教会に行って感じることがあると思います。

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