㊴ペンテコステ編:明日のことを思い患うな
久しぶりの投稿になります。遅れて大変申し訳ありません。いけませんね。
今年の抱負は「自分に打ち克つ!」です!よろしく!
「再会途中悪いんだけどさ」
呼木さんとヘビゴロウ先生に、ヨシアは横槍を入れた。
「なんです?」
「はれるや先生?って人はどこにいるんすか?」
「あっ、はれるや先生は今週出張だよ」
「だから代理で私が」
ヘビゴロウ先生は自身を指差した。
「そっすか。うちの両親が世話になってるんで、礼を言おうかと思ったんすけど」
「あはは。そんな気を遣わなくても」
「はれるや先生が帰ってきたら、私がヨシアくんからご両親が世話になってるって言付けをするよ」
「ウス。呼木さん、あざっす」
「・・・・」
「なんか、呼木さんとこうして話すのも久々っすね」
「おーそうだね。部活の方はどうだい?」
「インターハイ優勝しました」
「ほおお!それはすごい!」
「今日はその事で来たんすよ。インターハイ勝って、そのあとどうしようって、進路で悩んでてさ」
「学校の先生は『今から焦ることはない』って言うけど、やっぱり将来不安でさ・・・・」
「ヨシアくん。聖書にはこう書いてあるよ
『マタイの福音書6:33〜34
まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。
ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります』
マタイ6章ではイエスさまが人々に、生活の仕方について教えられてるね。イエスさまがすべて導いてくださるから、『明日はどう生きていこう?』と悩む必要はないんだよ」
「そんなすごいもんなんすか?イエスさまって」
「ああもちろん。ヨシアくんの家は、神社だったね」
「うちの神社で願い事しているけど、心が晴れないっす」
「焦っちゃいかんよ。短気は損気。忍耐するんだ。イエスさまに祈って、祈り続けてごらんよ。とある牧師はお父さんと喧嘩して、仲直りできるまで神さまに祈り続けたからね」
「それ僕じゃないっすか」
ヘビゴロウ先生はドキッとした態度を見せる。
「そういうもんすかね・・・」
ヨシアは、まだ少し納得していない様子だった。
※①山上の垂訓⋯マタイ5〜7章。イエスさまが山の上で教えられた、キリスト教の骨組みともいえる教え。イエスさまの伝えたい言葉が山上の垂訓に詰まってますので、ぜひ調べてみてください。ビジネスマンも学生も目からウロコの内容間違いなしです。
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後日、電車の中でヨシアに会った。
「あれ、おはようヨシア。電車で会うのは珍しいね?」
「オッス。めりいとろいこ」
「ちゃーす」
「あれからうちの神社の八幡さまにもお祈りしたし、イエスさまにもお祈りしたんだよ。進路が決まりますようにって。色々悩んだら眠れなくてさ。気を紛らわすのにYouTubeでNBAのスーパープレイ動画見てたら、それで徹夜しちまって」
「神さま仏さま〜ってやつ?たくさん祈っても神さまも困るっしょ」
「あ〜〜。なんだろうなこの霧晴れない、モヤっとした気持ちは〜〜!」
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その後、部活でも不調が続くヨシア。
「ヨシア!もっとガンガンコースに来い!」
「ウス……」
「元気がないっ!シャンとしろっ!」
「ウスッ!」
素人目でも分かるぐらい、ヨシアは疲れているようだった。
こんなとき、ヨシアになんて声を掛けたらいいんだろう……
続く。




