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㉖ABCキャンプ編:恋のお話?(前半)

夕食はBBQだ!やった!ビー・ビー・キュー!

今回はなんと講師やスタッフがみんな自腹で材料を持ってきたそうだ!

「わたしは、ラム肉を持ってきました」

亀さんは箱からデカい肉を出してきた。

「ラム肉?」

「羊の子供の肉ですよ」

「めりい肉じゃん」

「ヒツジ先輩……」

ヒツジ先輩。絵本ちゃんにあだ名で呼んで貰ったのは嬉しいけど、なんかフクザツ!

「中国のウイグル族なんかはお祝い事に羊肉を振る舞うそうですよ」

「へえ〜。ニュースだと悪いイメージしかないのが残念ですよね。彼らの生活にはとても興味があります」

コーラ缶を片手に肉を頬張るヘビゴロウ先生。

そんなヘビゴロウ先生が持ってきた肉はというと……

「ジャン!肉じゃなくてねじりパン!焼くと美味いですよ!」

「ヘビ肉を出すのかと」

「ハハハ。まあマムシは食べれるんですけどね」

「おえっ……」

「あっ、すいません。デリカシーに欠けておりました」

マムシ肉は精力が付くと言うが、青少年キャンプにそんなものは持って来れないだろう。

「私はこれ!シュラスコに使うピッカーニャ(イチボ)!」

ペドロさんが持ってきたのは、牛肉みたいだ。

鉄串に刺して焼くらしい。

「1人で食べる時は豪快にがぶりつくんですけどね」

「ははは行儀悪い」

他のグランドワーカー、あさりちゃんは「H湖で釣ってきたタコ」、ヨッシーは「カエル肉」。

「ゲテモノじゃん!」

「そう言うのは食べてからにしてもらおうか」

料理人のように腕組みし、ドヤ顔で焼いて振舞うヨッシー。味は……

「まいうーー!」

タコは言わずもがな美味かった。スペイン料理でも使われるしね。カエル肉は魚と鳥の中間みたいな感じで、独特の臭みがあった。

「ビールに合いそうですね」

「青少年キャンプはお酒禁止ですよガハハ」

「大人のキャンプならOKです!」

「イスラム教だとお酒禁止ですけど、聖書だとどうなんですか?」

「酔わない程度なら良いとありますね(エペソ5:18、第1コリント6:12)。イスラエルではぶどう酒がよくお祝い事で飲まれてましたし、禁止すると不平不満が続出したでしょうね」

「大事なのはお酒などに酔わず、神さまに酔うことです」

「ふーん」

ろいこはハムスターの如く肉や野菜を頬張っている。

絵本ちゃんは少食なのでキャンプの隅っこで、すみっコぐらしのように縮こまっていた。2人ともかわいい。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「今日は聖書と恋愛の話です」

「今日のP&G(Prise&Gospel)はちょっとオトナな話です!でも大事なのでよく聞いていてください」

「恋のお話?聞かせて…」

「聖書の中でもラブストーリーはたくさんあります。みんな、恋愛ドラマは好きですか?」

「映画で見ると一番眠くなるジャンル!」

「大好きー!梨泰院(イテウォン)クラス好きー!」

私の場合、源氏物語とか人間失格とか、古典や文学小説の知識しかない。わたしは創作の恋しか知らない。恋愛かぁ……

「聖書のラブストーリーをいくつか紹介しましょう」


「先ずはイサクとリベカの話から」

「イサクは〈信仰の父〉アブラハムの息子ですね。アブラハムによって神さまの生け贄に捧げられそうになった過去があります。ヒツジが代わりになって助かりました」

「めりい捧げられてんじゃんハハハ」

「うるさいやい!」

「で、成人(当時は14〜16歳)になったイサクの花嫁探しに、年老いたアブラハムの最年長のしもべに花嫁探しを依頼しました。しもべはアブラハムの生まれ故郷・ナホルのまちに、ラクダと土産を持って出かけました。

しもべとラクダは長旅で喉がカラカラに乾きました。しもべは神さまに「最初に井戸から水を汲んで来た人がイサクさまの花嫁でありますように」とお祈りしました。

するととても美しい娘が、カメを持ってやってきたのです」

「カメ?」

「キッチンワーカーの謝亀さんの事だよ」

「違います!謝亀さんでも両生類の亀のことでもありません!水を入れておく(カメ)です!」

「こういう奴ね」

ヘビゴロウ先生はパワポで甕の映像を出した。

「これは古代ギリシアの甕ですね。オリンピア・キュクロスという、古代ギリシアを舞台にした漫画が面白いのでぜひ見てください」

唐突なダイレクトマーケティング。


「話が逸れました。しもべはリベカに「水を少し分けてください」と頼みました。リベカは「少しと言わずドンドンどうぞ。ラクダにもあげましょう」と気前よくしもべに水をくれたばかりでなく、家にまで泊めてくれました」

「イスラエル地域は日本と違い、水が貴重でした。雨季と乾季があり、雨がまったく降らない時期もあるので、みんな井戸に水を溜め込んでおくんですね。

お金が無い時に、皆さん募金できますか?」

私は胸がズキっとした。コンビニで買い物したときに『恵まれない子供たちのために募金を!』というユニセフの募金箱を、無視したからだ。リベカだったら金欠でも募金したんだろうなあ。

「そしてリベカはなんとアブラハムの親戚ベトエルの娘でした!なんという奇跡か!主を褒めたたえよ(ハレルヤ)!!」

「その後イサクとリベカは結婚し、エサウとヤコブを産むのでした……(創世記24章)」


「続いてはそのヤコブのラブストーリーです」

「ヤコブはある時、兄のエサウから長男の権利を奪い取りました。これはリベカがヤコブを溺愛したために謀ったことです」

「えっリベカ性悪!」

「でもこれも神さまの導きの上なんですよ。エサウは殺意に燃え、ヤコブを殺めようと探しましたが、リベカが自分の兄、ラバンの所へ逃げさせたのでヤコブは見つかりませんでした」

「ヤコブな伯父ラバンの所で働くことになりました。帰るに帰れないヤコブを労働力として引き止めるため、ラバンは「うちの娘にラケルって可愛い娘がおるんだけどよ、ヤコブ。うちで7年働いたらラケルと結婚させてやるよ」とヤコブを働かせました」

「ヤコブは家出する時に父イサクから言われた言葉を思い出しました。『カナン人の女ではなく、ラバンの娘を妻にめとりなさい』と。朱と交われば赤くなる。という言葉がありますが、イサクは悪い付き合いに気をつけるよう戒めたのです」

「ヤコブは言いつけ通り7年働きました。約束通り働いたのでヤコブは娘を貰います。一夜を過ごし、朝起きて彼女の顔を見ると、ラケルではなく姉のレアでした」

「レアじゃないですか!騙したな!」

「落ち着けヤコブ。我々のルールでは次女を先にあげることは出来ないんだ。レアもあげるからもう7年働いてくれたら」

「ラバンさいてー!」

「まあまあ。ヤコブは歯を食いしばった……のかは書いてないけど渋々7年働いた。レアはヤコブから嫌われていたから、神さまはレアが子供を産めるようにしてくださったんだ。そして後にヤコブの間にはレアの子、レアの女奴隷の子、ラケルの子と合わせて12人の大家族ができるんだ。後のイスラエル12部族だね」

「いまと違って男中心の社会に見られるかもしれないけどね。神さまは女の人も男と変わらないように愛してくださったんだ(創世記25章〜30章)」


不思議な話だ。一夫多妻制は女性をないがしろにしているという批判があるが、草創期の人達はこうやって子孫を作り、世界中へ増やしていったんだ。

言ってみれば全人類はみなアダムとイブ(エバ)の子孫だ。土から生まれ、土に還る存在。そんな(もろ)い存在であるけれど、神さまはイエスさまを犠牲にされるほど、私たちを愛してくださったんだ。


「ヨハネ3:16

神はじつにそのひとり子を与えられるほどに世を愛された。それは、御子を信じる者がひとりとして滅びず、永遠の命を持つためである」



「さあ次回は聖書のラブストーリー後半へ!」


続く!

本作を見たあなたが、どうか聖書を手を取り、教会を向かうことを、心より神さまに祈っています。


どうか教会へ、行ってみませんか?

牧師先生はみんな優しいので、気軽に行ってみてください!

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