なろうの経営方針がちょっと変わってきたのかな?
小説家になろうの主な収入源は広告費だろう。
サイトのアクセスが増えれば増えるほど儲かるしくみだ。
では、誰がアクセスしているかというと読者だ。
掲載された作品を読むため、多くの読者がページをめくる。
なろうにはたくさんの作品がある。
とても読み切れないほどの膨大な数だ。
それをおおくの読者が見、じぶんも書いてみようと筆をとる。
こうしてさらに作品は増えていくのだ。
こうなってくると、ある時点で逆転現象がおこる。
読者より作者が増えてしまうのだ。
つまりだ。広告費をうみだす根っことなる部分が読者から作者にうつるわけだ。
ハッキリ言ってこれまで小説家になろうはあまり作者を守ってこなかった。
どちらかというと読者を優遇してきたきらいがある。
だが、わたしはそれでいいと思っている。
結局のところ作者は、より読者の多いところで作品を公開したいと願うからだ。
いくら作者を優遇しても、肝心の読み手がいなければ意味がないのだ。
しかし、作者の数が一定以上を超えたとき、運営は見方を変えるだろう。
お客さまとしての作者のアクセスを無視できなくなってくる。
これまでの読者優遇から、作者保護へと移り変わってゆく。
作者をつなぎとめるため、いろんなニンジンをぶらさげていくのだ。
変化は小さいものから大きいものまで。
賞レースに力を入れているのも変化の兆しだろうか。
最近やたらと書籍化作家がエッセイを投稿している。
このへんも、なろうをとりまく環境が変わってきたことが関係しているのだろうか?
あまり難しいことは私にはわからない。
ただ、なんとなく変化を感じずにはいられない2021年9月7日 11時10分55秒である。
あしたには違うことを言っているかもしれないけどね~