5話 正体ばれる
「おおーすごーい。力がみなぎってくるー」
というシャーとポーラが興奮した声でいう。
「これは一体?」
(解、所有者の能力に合わせてステータスが上がります。)
あ、つまりこの人らは能力上昇したという事か。
ていうか、今更だけど、この二人耳長いな。
「ねぇ、エルフなの?」
「え?あ、はい。エルフですけどエレメンタル族です。」
あーエルフにも色々いるという事か。
「ていうか、あなたもしかして異世界人?」
え?なぜばれた?
「ああ。そうだよ。」
「素直に認めるんですね」
「そりゃぁな。本当のことだからな。否定はしない。それでエレメンタル族ってなんなんだ?」
「それはエルフの中でも唯一魔法が使える種族です。」
え?エルフってみんな魔法が得意じゃないの?と思っていた。
他にはどんな種族がいるの?と聞いてみたら
ダークエルフ、ブルーエルフ、ノーマルエルフがいると。
ダークエルフは身体能力が高い。ブルーエルフはフェアリーと仲がいい以外はよくわからなくノーマルエルフは魔法が使えないがフェアリーがいれば使える程度だと。でもエルフ人口の7割を占めているそうだ。
そしてノーマルエルフとエレメンタル族とはかなり仲が悪くシャーたちの国はノーマルエルフに滅ぼされたと。
で、どうやらかなりの種族がいるが人間よりを亜人、それ以外を魔物と呼ぶそうだ。
ここで異世界定番というか人間の国の話を聞かないので聞いてみることにした。
「な、人間の国はどこにあるの?」
そういった途端、シャーたちは黙ってしまった。
あれ?なにこの空気って思っていたらガイノイドが衝撃の事実を告げた。
「人間の国はもう存在しません。」
投稿遅れました。次は早めに投稿します。できれば。