プロローグ
これってどういうジャンルかわかんない・・・orz
なので、ファンタジーになってるけど違っていたりするんで・・・そこんとこよろしく。
ザザザザザザザザ・・・サッ
『棗・・・よくも私のねぐらを壊したな・・・』
「おい、こいつなんなんだよ棗」
「アヤカシだよ、知ってるだろ?もっと早くはしんないと追いつかれて食われるぞ」
「食われる!?その札でなんとかしろよー!」
「いま書いてる途中!」
「じゃぁ俺どうすりゃいいんだよー」
「とにかくしゃべんな!俺んちの神社まで行けば何とかなる!」
『まーてー!!』
そもそもなぜ俺たちがこんな事態に陥ったのかというと、これには込み入った事情がある。
まぁそんなことを先に話すより、この物語の主人公、つまり俺の説明をさせてもらったほうが順序的にわかりやすいだろう。
――俺の名前は綾藤棗、高1。先祖代々、神社を護り続けてきた。そのせいか俺の先祖は皆アヤカシと呼ばれるものが見えたらしい。かくいう俺もその一人。
学校では、身の回りでおきる怪現象の相談を無料でしたりなど充実した日々を過ごしている。
その相談の中には、俺が直々に出向いて解決しなければならないものがあり、つまりそれが今俺がしていること。
普通の依頼なら、アヤカシの浄化のために手書きの札や、清めた塩を渡したりして終わるが、この件は特例で、どうやら妖気の強いアヤカシが関係しているらしい。
妖気が強いと一般人の手には負えないため、俺がここにいるわけだ。
でもよく考えりゃぁ俺がなんでこんな仕事をしているのかということが明かされてなかったな。
理由は簡単だ。相談者からもらう相談料のため。相談料と言っても金じゃない。その相談にみあった代償だ。例えば珍しい物や、その人が一番大切にしているものとか。一番重い代償には寿命とか…。それをどうするってわけでもないけれど、これも先祖代々やってる仕事だから仕方がないんだよ。それに、アヤカシのなかには清めれば願いを叶えてくれるのがいるとじいちゃんが言ってたし。つまり俺はそのアヤカシを探してるんだよ。
次に俺の相棒の紹介。
さっきから俺に頼ってばっかの奴。名前は沙央達矢。ガキの頃から俺の周りをちょろちょろ走り回っては問題を起こして俺を困らせている。でも嫌いじゃないし、いろいろ使えるから俺の隣においてやってるっていう感じだな。それに、どうやらこいつも見えるらしいからなぁ・・・あれが。
さて、一通りの紹介も終わったことだし・・・冒頭の事の始まりへ時間を戻そうか。