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第9話 変身からの~天使登場

小説が百万字越えてる他の作者様を本当に尊敬します。やっと二万字越えたけど七百話くらい書かないとその域には到達出来ない‥‥‥


~~~~~~~~~~~~



ここは地上から高く離れた上空、雲の上。


ここにあるキラキラした金色の玉がふわふわと浮いていた。


その玉は元は地上を漂う小さな粒子だったものが長い年月をかけて融合し、形のあるものになった。


この星には世界中のありとあらゆるところに、その小さな目に見えない粒子が最初から多量に存在し、人や動物、植物などが吸収したり放出したりする。誰も気付かないが、特に害が有るわけではない。


それらは意思を持っていた。何かに宿りたい、宙に漂っていたい、また、他の粒子と合わさりたい。


またそれらは世界を見続け、同時に知った。動物であれば食欲、人間であればあらゆる恋心や嫉妬、と言ったところだ。


今もまた、粒子の集まりが何かに宿ろうとする。上空に漂っていたそれは、急に地上へ進む向きを変え、高速で雲の下へと潜っていった。



~~~~~~~~~~~~



俺たちレストとキャロは、全く反応が変わらないアンドロイドを前にして立ち往生していた。ちなみにそのアンドロイドは地球の成人女性の体型に似ている見た目で、ちゃんと服まで着ている。服といっても装飾が派手でいたいたしいが。


後ろの建物に無理矢理入ろうとしても、そのアンドロイドが立ちはだかる。まるで貴方は通せないとアピールしているようだ。


言っている暗号見たいなものも意味が解らないし、仕方ないから諦めるか。


もともとなんかヤバそうな建物だったし、閉じ込められたら出てこられるか分からないだろう。折角助かった命は大事にしないとな。


そう思ってアンドロイド相手に何か言って粘っているキャロを止めようと思い、先に行こうと伝えようとしたそのとき。


いきなり上空に光るものが現れたと思ったら、金色に光る玉がアンドロイドに直撃! さては空からの襲撃か!? と思って空を見る。


しかし、それ以降空からは何も現れなかった。どうやら空からの襲撃では無さそうだ。さすが異世界、想像の上を行く現象が普通に起こる。俺の周りで特に。


しかし直撃したアンドロイドは地面にぶっ倒れるし。以外とダメージでかかったみたいだな、かろうじて見えたくらいの速さで飛んできたがアニメを見ているようだった。実際地球で高速で光るものが通りすぎるという経験をしたものはなかなかいないだろう。結構目に焼き付いてる。


すると何と倒れたアンドロイドのボディーが変形し出した。しかも全身がめっちゃ光って縮んでいる。目の前の光景はまだアニメ上映中だな。さすがに予想外だわこれは。


「お姉さん光ってるね~何が起こるんだろう」


「全知の称号でも分からないのか?」


「大抵のことの部類に入らないんじゃない?」


確かに起きているコレは超常現象だ。こんなことが普通に起きるわけがない。レアケースならば今後の展開を観察しておこう。


すると光るのが止まった。そっとキャロと共に様子を見てみる。


見た目は地球で言ったら5,6歳位の子供だ。そしてちょっと顔がぽっちゃりな女の子。白い布見たいなものを全身に被っており、背中には何故か純白の小さな翼が生えてる。ここで頭の上に輪っかがあれば紛うことなき見た目は地球のイラストで登場する天使そのものだったのだが、そこは違っており足先まで長い金髪が眩しいほど輝いている。ここは谷底でちょっと暗いから、日のあるところだとさぞ髪が際立つであろう。


「うぅぅぅ‥‥‥‥」


「しゃべった! 見てお兄ちゃん! しゃべったよ!」


「唸っているだけだろ、そりゃ。てか俺もさっきからずっと見てたし」


もっとも、この少女が気がついたとき、何が起こるか分からない。天使だから襲ってこないとは限らないのだ。警戒していて損はない。何時でも逃げられるように準備だけはしておこう。


しかしそんな俺の考えをぶち壊すように、


「っぱあ! あ~やっと入れた。いいねぇ~やっぱり落ち着くところがあるってのは。ん? あなたたち何してるの?」


ズルッ。素でこけた。まさかのすっとぼけパターン。


「ほら! やっぱりしゃべるよこの子。でも人なのかな?」


この世界では14歳位(むこうの記憶からこっちの年数換算した)の知能を持つキャロが自分より見た目が自分より年上の少女をこの子呼ばわりしている。まあ羽生えてるし天使でいいんじゃね?


「ここは谷底だ。ちょっとそこの建物に用事があったんだが、お前が乗り移った元のやつにいれてもらえなかったところだ」


「えぇっとねーちょっと待ってねー。 ‥‥‥ああ、"好きな食べ物は?"って言ってた見たい」


「なんでやねーん!」


おいおい! てっきり対応する合言葉を言わなきゃならないと思ってたのにまさかの好きな食べ物かよ。もう驚きを通りすぎて呆れるわ。作った者の意図が分からん。


「私キャロって言うの。で、この人が私のお兄ちゃん。あなたは?」


「‥‥‥‥リィスル・サンフェヌ・ナウ・ゼーベンホイエよ。普通にリィサって呼んでねー。リサじゃないから」


「ちょっと待て。なに勝手に二人だけで話してるんだよ。しかも名前長いし何か最初に間があったし!」


「あまり詮索しすぎるとカミナリが落ちるかもよ~雲1つ無いけれど」


「そうだよお兄ちゃん。細かいことは後からで良いんだよっ」


話に付いていけない。これが男女の差なのか? それとも俺がしつこいだけ?


それはいいけれど、そろそろ天使ちゃんの正体を教えて欲しいところだ。

毎日朝9時予約投稿です。こんなわけの分からん話を見ている人はいるのだろうか‥‥?(百万字越えたらみる人いるかも)

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