第3745話 エルヴィス家での雑談。(特産品祭りようの景品とスライム達への指輪の対処。)
夕食後のエルヴィス侯爵邸の客間。
エルヴィス爺さんと武雄、授乳を終えたアリスと子供達とエリカ、フレデリック、ヴィクターとジーナが歓談していた。
「ふむ、展示即売会の残りを格安で売るとな?」
エルヴィス爺さんがメモを見ながら言う。
「はい、侯爵様、如何でしょうか。」
ヴィクターが聞く。
「ふむ・・・リストは付いていないが、それなりにあるかの?」
「リストは明日、ご提出します。」
「ふむ・・・4割のぉ。
全部、エルヴィス家で買っても良いの。」
エルヴィス爺さんが考えながら言う。
「え?よろしいのですか?」
ヴィクターが驚く。
「うむ、フレデリック、各町と新設の村で足らない家具が無いか問い合わせをしてくれるかの?
たぶん、新設の村の家具が足らないはずじゃ。」
エルヴィス爺さんがフレデリックに言う。
「そうですね。
明日の朝一で各村と新規の村に連絡を入れましょう。
返答は・・・明日の夕方でしょうか。」
フレデリックが言う。
「ふむ、2日あるか。
ヴィクターの考えでは3日間は身内用に置かれているようだからの。
その内にこの屋敷のメイド達や文官、武官で欲しいという者が居たら、売ったらいい。
3日後は、それでも売れ残ったのを買い取っておくとしよう。」
エルヴィス爺さんが言う。
「あー、何個か小さくても良いので、残しておいてください。
特産品祭りの際に出展者の皆さんに番号を振っておき、その番号を使って抽選会の景品にしましょうかと考えているので。」
武雄が言う。
「ふむ、わかった。
経済局の方で検討させよう。」
エルヴィス爺さんが頷く。
「盛り上がりそうですね。」
「私が交渉する事になっていましたが、経済局の方でしてくれるのなら、そっちの方が良いでしょうね。
私としては、展示即売会の売れ残りだけでなく、他に協賛してくれる方も探して実施しようと思っていました。
経済局が企画すれば、我も我もと商品を出してくれる商店もありそうですね。」
アリスとエリカが言う。
「ふむ、それは・・・なんともいえぬの。
とりあえず、今の時点ではキタミザト家の展示即売会の残りのいくつかで抽選会をするという事を決めた方が良いじゃろ。」
エルヴィス爺さんが言う。
「今回は私達だけの商品で良いでしょうかね。
それでも段取りで相当苦労するでしょうから、あれもこれもと欲張らないで1つの事を毎年追加していく事が良いかもしれません。」
武雄が言う。
「そうですね。」
エリカが頷く。
「さて、で、夕霧殿達が指輪をしたらどうなるか。
・・・タケオ的にどう考えておるのかの?」
「なんとも言えません。
どなたに聞いてもわからないとしか返答はありません。
何か身体や生命に悪影響が出ないとも言えないので、やってみても良いですが、やるからには安全策を用意して実施しないといけないと思います。
ですが、エルダームーンスライムに対しての安全策というのが何が出来るのかもわかりません。
なので、エルヴィスさんにご相談をしようかと。」
武雄が言う。
「ふむ、わしだってわからんよ。
じゃが、タケオの安全策は必要じゃの。
我々、人間種が平気だからと夕霧達にして良いという安易な考えは出来ぬ。
何かしらの安全策が検討出来るまでは見合わせた方が良いじゃろう。」
エルヴィス爺さんが言う。
「ですよね。
夕霧、過去に指輪を着けてた事はありますか?」
武雄が夕霧に聞く。
「ん、ありません。
タケオも知っての通り、タケオに会うまで私達は森の中でひっそりと暮らしていました。
なので、指輪が落ちているという事はありませんでしたし、あったとしても溶かしていたと思います。」
夕霧が言う。
「したとして、不具合が生じた場合にすぐに指輪を外せますか?」
武雄が夕霧に聞く。
「ん、外すというのなら指輪をした指部分を落とすというのが早いですね。」
「「「切り落とす。」」」
武雄とアリス、エリカが呟く、
「ん、指の付け根の方を一気に落とせば、指輪ごと外せます。
それに指の部分を落としても、すぐに回復します。」
夕霧が言う。
「うーん・・・どうしたものかのぉ。」
エルヴィス爺さんが悩む。
「個人としては、したいというのなら、してみると良いだろうとは思いますが。
安全策が指の切り落としとなると、容易に許可は出せないでしょう。
夕霧、他に指輪をした際に、付けるのを強制的に止めさせる方法はありませんか?」
武雄が聞く。
「ん、近くに他の者が居て、何かあったら、その者が取るという事ぐらいしかありません。」
夕霧が言う。
「発動をしても比較的安全そうな魔法の指輪をして実施するのでしょうが。
夕霧ちゃんや初雪ちゃんに何かあってはいけないと思います。」
「そうですね。
どんな影響が出来るかわからないので、夕霧殿がさっき言った方法以外が見つかるまでは、指輪をするのは止めた方が良いと思います。」
アリスとエリカが言うのだった。
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