第3729話 エルヴィス家で雑談中。(次は知育玩具を作ってみようか。)
エルヴィス侯爵邸の客間。
「ふむ、レンコンも美味しいの。
これが定期的に購入出来るのは良いかもしれぬの。」
「私としてはカレーに混ぜても美味しいと思いました。」
「私もアリスさんの真似をしてカレーに混ぜちゃいました。
意外と美味しかったですね。」
エルヴィス爺さん、アリス、エリカが話している。
「失礼します。
グレンヴィルより、今日の料理の総評が来ております。」
フレデリックが入って来て、エルヴィス爺さんに書類を渡す。
「ふむ、すまぬの。
フレデリックはレンコン料理はどうであった?」
「タケオ様が来られてから新しい料理に触れる機会が多々ありますが、あそこまで食感が新しいのは初めてでした。
味も良く、今後も出るとお聞きしていますので、楽しみではあります。
それとグレンヴィルの方も今後の料理の幅と調理方法の検討をするとの事です。」
フレデリックが言う。
「ふむ、タケオ、良い食材のようじゃの。
・・・ふむ、メイド達も驚きの方が強いような感想じゃの。」
エルヴィス爺さんが書類を見ながら言う。
「今回は揚げ物で使いましたが、他にも今私達しか食べられない醤油関係を使えば、煮物といった料理にも使えます。
レンコンは煮込んでも、あの食感を維持するという食材です。
なので、小さく細切れにし、スープに入れても良いかもしれません。
今までと違う食感のスープが提供出来ると考えます。」
武雄が言う。
「レンコンは効能も結構あります。
あまり摂取出来ないような栄養素を内包している為、風邪・感染症予防が期待出来ますし、不溶性食物繊維が腸を刺激し、便通を促すとともに、老廃物を排出します。
わかり易く言えば、お通じが良くなります。
タンニン(ポリフェノール)が抗酸化作用を発揮し、美肌や老化防止が期待できます。
他にも効果があり、体に良い食材です。」
チビパナが現れて言う。
「ふむ、良い食材というのはわかった。
まずはこの屋敷の者達に週1度程度で食べさせて、健康の維持を目指してみようかの。
先の会談での輸入についてはエルヴィス家として、キタミザト家に食材調達をお願いしよう。」
エルヴィス爺さんが言う。
「ありがとうございます。」
武雄が頷く。
「エリカさん、聞きました?美容ですって。」
「お通じも良くなると・・・これは流行らせないといけませんね。」
アリスとエリカが話している。
「アリスもエリカも食べ過ぎには注意だからね。
なんでもそうだけど、適度に食べて行くのが良い事なの。」
チビコノハが現れて2人に言う。
「「はーい。」」
アリスとエリカが返事をする。
「さて、新たな食材が手に入って、領内の食糧事情も改善を図っていくが・・・タケオは当面何をするかの?」
エルヴィス爺さんが武雄に聞く。
「うーん・・・基本的には、部下達にも協力工房方にも指示が終わっていて、各々邁進している最中です。
私は結果を待っている状態なのですが・・・新しい事して良いのですか?」
武雄がエルヴィス爺さんに聞く。
「うむ、ダメじゃ。
言ったろう?今、各政策をし始めたばかりだと。
とはいえ、他の者が忙しいというだけだからの。
その間にタケオは何をするかを聞きたかったのじゃ。」
エルヴィス爺さんが言う。
「そうですね・・・特には、今すぐしなければならない事はないですね。
鈴音の方の手伝い程度でしょうか。
それに炬燵もありますからね。
自身の周りの住環境を整備する事を主眼において、王都へ出立するまでのんびりしていようかと思います。」
武雄が言う。
「ふむ、タケオにしては大人しいの。」
「というよりか、話に行ったら盛り上がって新商品という流れがありますから、今の時点で何を作るという話は出来ないかと。
強いてあげるのなら、子供達用の知育玩具なんかは作りたいですが。」
「知育玩具・・・とな?」
エルヴィス爺さんが聞く。
「子供の年齢によって遊びを通して 想像力や集中力を育み、成長を支える玩具ですね。
触れる、投げる、入れる、持ち上げるといった物ですかね。
年齢が高くなれば童話の読み聞かせとかも含まれるでしょう。」
「ふむ・・・投げるのは怖いの。
ちなみにどんなものじゃ?」
「少し大き目な四角とか丸とかの積み木とかですかね。
特定の形の積み木しか入らないような穴を用意して、形を合わせるといった努力と穴に入った達成感を覚えさせるとか。
割と柔らかい物を掴ませて、握る楽しさを覚えさせるとか・・・まぁ、目的のある玩具という感じですかね。」
武雄が言う。
「ふむ、わしらには普通でも子供にとっては難しいかもしれぬの。
出来る目標を与えるという玩具か。
考え始めると奥が深そうじゃの。」
エルヴィス爺さんが考えながら言う。
「色々作って、子供が興味を引く物をさせれば良いと思います。
強制的にこうしなさいという教育は子供の内は必要ないでしょうからね。
与えてみて、どう考えるかを見守るという事になるでしょう。
ですが、どんな物に興味を示すかは個人個人で違うでしょうから、多くを用意しておかないといけないかと思います。」
武雄が言う。
「ふむ・・・新たな工房が必要かもしれぬの。
そういった玩具を扱う工房を探すか。」
「はい、当面は工房巡りでもしようかと思います。」
武雄が言う。
「タケオ様、協力工房にお聞きした方が良いと思います。」
「勝手に動くと怒られますよ?」
アリスとエリカが言うのだった。
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