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第3715話 即売会会場で宝石を見学中。(大きいのも残っていたのね。)

展示即売会の会場。


「「「・・・」」」

ヴァレーリ、ブリアーニ、アンナローロが宝石の展示で1つの宝石を見ていた。

「・・・ちなみに値札を見ればわかるでしょうが、それは売り物ではありません。

 この展示会で唯一の非売品です。

 キタミザト家の家宝という位置づけにしようかと。」

武雄が言う。

「だよな!」

ヴァレーリが顔を起こして言う。

「こんなに大きいサファイアがあるなんて・・・それも綺麗な青色です。」

ブリアーニが言う。

「前の兵士相手の販売ではなかったと思いますが?」

アンナローロが言う。

「はい、出しませんでした。

 大きかったのでね。

 今回は見世物として置いています。

 ・・・それに宝石の大半はダニエラさんとアンナローロさんに買い占められましたね。

 予備までごっそりと買われました。」

武雄が言う。

「・・・ダニエラ様?そんな事を?」

ヴィクターがヴァレーリを見る。

「も、元々の売値の半額だったから!

 買わないと損だと思って!」

ヴァレーリが言う。

「はぁ・・・主も主です。

 宝石類まで安くする必要はなかったのでは?」

ヴィクターが呆れながら言う。

「はは、元々、還元する意味で出していたのでね。

 それに大きいのはちゃんと確保しています。

 資産として持っていますから大丈夫ですよ。」

武雄が言う。

「・・・まだあるのですか?」

「はい、宝石は全部出していませんよ。

 あ、これは秘密だった。」

武雄がわざとらしく言う。

「はぁ・・・あとで確認しましょうか。」

「はーい。」

武雄が笑いながら頷く。

「・・・ふむ、だが、このような割と大きな宝石をなぜ置いて行ったのだ?」

グローリアが首を傾げる。

「交渉時は魔王国の王軍が町の城門を塞ぎ、意図的に(・・・・)荷物検査をしていると話しました。

 たぶん・・・徴発をされると考えたのではないでしょうか。

 そういう流れで奴隷も移譲されています。」

武雄が言う。

「ふむ・・・確か、王軍は規律正しく接したと思うが・・・」

「それは魔王国側の視点です。

 今まで会った事も事前に戦争をしているとすら教えられていなかった住民達からすれば、急に現れた(・・・・・)兵士が町の入り口を占拠し、通行時に検問をしているという時点で恐怖です。

 なので、暴行、略奪をされぬ為に目立たないようにしないといけないと考えると私は思います。」

「事実、そのようになったという事か。」

グローリアが頷く。

「ふむ、キタミザト殿のその考えの通り、住民が移動時に所持していたのは、そこまでの物はなかったと報告は受けている。

 もちろん、我が軍での略奪等はしていない。」

ヴァレーリが言う。

「ええ、まさに綺麗な(・・・)戦争でしたね。」

武雄が言う。

「そうだな・・・で、キタミザト殿が引き取った宝石群の中で良い物がここにあるのか。」

ヴァレーリが宝石を見る。

「売りたくないのは、そこにあるのか私の手元に今ある物だけです。

 ちなみに宝石を専門に扱っている店を私は買っていませんからね?」

武雄が言う。

「そうなのか?

 ・・・となると、前の我らが買っていた時からも含めて、相当な量があったと思うが・・・」

「雑貨屋に限らず、どの店も(・・・・)貯め込んでいるみたいですね。

 金貨だけが資産ではありません、その他の現物資産も有用です。

 ただし、評価額は上がったり、下がったりするでしょうけどね。」

武雄が言う。

「なるほどな。

 キタミザト殿はそこを突いたのか。」

ヴァレーリが言う。

「・・・魔王国の兵士に取られるぐらいなら少々の現金に・・・誘導したと認識はしていませんが、そう思ったから私が持っているという事になるでしょうね。」

武雄が言う。

「・・・・・・それは、確かに降伏する前に町に入りたがるな。」

ヴァレーリが呆れながら言う。

「たまたまですよ。

 それに1回目でバレましたから、次は王軍もしたのでしょう?」

武雄がアンナローロを見る。

「キタミザト殿の成果には及びません。

 私達が隊で対応しているのに、個人で動いているキタミザト殿に及ばないということで、部下達が恐れおののいていますよ。」

「私は好きでした事で、魔王国は仕事でしていますからね。

 力が入りすぎていたのでしょうね。」

「・・・王軍間交渉に当たれる一線級の部下達なんですけどね・・・」

アンナローロが諦めながら言う。

「まぁ、良い勉強になったのは確かか。

 うん?こっちの宝石は色が違うな。

 黄色とは、初めて見た気がするが。

 良い値段ではあるが、これは売り物か?」

ヴァレーリがサファイアの横に展示されてる物に目をやる。

「失礼します。

 はい、えーっと・・・そちらはイーリー様のですね。

 そちらはこの街の雑貨屋の方からの出店品です。

 カナリートルマリンという物だそうです。

 出店商店より、『キタミザト家の財宝の横に置くにはこれしかない』と秘蔵の宝石を出したとの事です。」

アスセナが資料を見ながら言う。

「・・・買ったら可哀そうだな。」

ヴァレーリが言う。

「ええ、商店としては高額にしたのでしょうけど・・・ダニエラ様やカスト殿なら買えちゃいますよね。」

アンナローロが微妙な顔をさせる。

「いや、この金額をポンと買おうとしないでください。」

武雄が呆れながら言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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石は掘るものじゃよ …あ… 川で砂金や石は出ないのかな? 水源チェックでビエラとリーザが頑張ったあと 増水して流出土が増えた鉱山由来の泥水には わりと期待できたりしないだろうか アニメの Ruri R…
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