第3712話 ご友人達が到着しました。(あれ?また付き添いが増えてる。)
試験小隊の訓練場。
ヴァレーリ達が到着するまで武雄とヴィクター、時雨が小屋の中でお茶をしていた。
「へぇ、最近は時雨も文字を書けるようになったのですか?」
武雄が感心する。
「そうっスよ。
ハツユキとユウギリ、アマギリ、サギリが習っているっスからね。
情報を共有したから私も出来るっスよ。」
時雨が言う。
「ふむ・・・そういえば、もう1人か2人が近々でしたか?」
「エルダームーンスライムっスか?
正確には5体っスよ。」
「あれ?そんなにエルダームーンスライムになる子達が居ましたか?」
「ほら、魔王国っスか?
ハツユキがそっちに行って勧誘したっスよ。
今も探索しているっスよ。」
時雨が言う。
「・・・うん、時雨、隣のブリアーニ王国、その向こうの魔王国と南にある旧デムーロ王国のエルダースライムとエルダームーンスライムの勧誘をしてください。
それと出来ればで良いですが、黒のスライムは我が国に移動。
魔王国は黒を除いた他の4種を均等に配置してください。
隣のブリアーニ王国は緑スライムを多めに。
魔王国より東側の食人をする方々の領地では赤スライムを多めに配置してください。」
武雄が言う。
「わかったっス。
緑を多くするって事は隣の国は森を大きくするっスか?」
「隣のブリアーニ王国は主要種族がエルフです。
森の中での生活が我々よりも得意です。
それに現在、クロスボウという木から作る武器の輸出をしています。
そして、異動したてという所と魔王国の第7軍の駐屯地を作っています。
大量の木材が必要になる為、森を開きます。
一山まるまるという伐採はしないでしょうが、多くの木を伐り出すでしょう。
その後に生えてくる木々の成長を促してください。」
「わかったっス。
街中はしなくて良いっスか?」
「畑関係は・・・目立たないようにちょっとで良いですよ。
この地にして貰っているようなのは、まだしなくて良いです。
緑スライム達はまずはこの領内の木々の成長を手助けしてください。」
「了解っス。」
時雨が頷く。
と1体のスライムが入って来て、時雨の下に行くと時雨が吸収する。
「お客様が来たようっスよ。」
時雨が言う。
「わかりました。
今回も大人しくしていてくださいね。」
「わかっているっスよ。」
時雨が頷くのだった。
・・
・
小屋から武雄とヴィクターが出てくると。
ブラックドラゴンとグリフォン3体が着陸の為に高度を落としていた。
「主、精霊通信をお願いします。」
「・・・追加と皆に連絡いれました。
あ、アリスから展示即売会の会場に居るアスセナさん達にもメイドに行かせて連絡を入れておくそうです。」
「ありがとうございます。
・・・確か、今日初めてくるレンコンという食材はカスト領でしたか?」
「そういう手紙でしたね。
・・・グリフォンって魔法使えるのですよね?」
武雄が見上げたまま、ヴィクターに聞く。
「はい、私が知る限りでは・・・確か、風系が得意とも聞いたことがあります。」
「レンコンって沼の底にあるんですよ。
風系の魔法で何とかなるんでしょうかね?」
「・・・採取は大変だったでしょうね。」
ヴィクターも見上げながら言う。
・・
・
ブラックドラゴンとグリフォンが着陸するとブラックドラゴンからヴァレーリとブリアーニ、アンナローロが降りてくる。
「よいしょっと。
キタミザト殿とヴィクター、すまんな。
レンコン料理が食べたくて、この間より早く来たぞ。
今回もよろしく頼む。」
ヴァレーリが言う。
「ええ、お待ちしていました。
昨日、エルヴィス家の料理人とレンコン料理の試作をしましてね。
ジャガイモで代用しました。」
「ほぉ、やる気になってくれているんだな。
で・・・今回、カストも来たんだ。」
ヴァレーリが言うとカストが人間形態になっており、近づいて来る。
「キタミザト殿、お久しぶりです。」
「はい、お久しぶりです。
しかし・・・色々と勉強されて疲れたからリフレッシュですか?」
武雄が苦笑しながら言う。
「いやぁ・・・その辺が大変なのは、そうなのですが。
今回はレンコンでして、輸出に繋がればと。
それと・・出来れば良いのですが、レンコン料理をお教えしていただければと直談判に。
料理人も連れてきました。」
カストが言う。
「はは・・・その辺の話は食事後にしましょう。
レンコン料理を食べてみて、検討し、良さそうなら話をしましょう。」
武雄が言う。
「はい、わかりました。」
カストが頷く。
「それといつもの土産と出産祝いだ。
どちらも食材だ。
アリス殿に食べさせてくれ。」
ヴァレーリが言う。
「はい、ありがとうございます。
まずは頂いた食材をエルヴィス家に持って行き、調理の間、ダニエラさん達には、前から企画している展示即売会の会場を視察して貰おうかと思っています。」
武雄が言う。
「うん、その辺は任せる。
我も居るし、アンナローロとグローリア殿も居るから、すぐに持っていけるさ。」
ヴァレーリが頷く。
「すみません、持っていただいて。」
「なーに、問題ない。
持って来た我達でしっかりとエルヴィス家に持って行くよ。」
ヴァレーリが言うのだった。
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