第3698話 466日目 今日も終わったね。(将来は子沢山の家庭が増えそうです。)
エルヴィス侯爵邸がある街のいつもの居酒屋では。
「うぅぅぅん!!!」
ローチが唸っていた。
「木の手配はすぐ出来るわ!
内装のベッドとかはもう少しかかるし、キタミザト様に伺わないと!
ギリギリになっちゃうかも!」
「棒ベアリングは予備を再検査して納入する!
コンテナの方は・・・こっちも4日で出来るが・・・最終的にはどちらも同時に入れられる日付を明日には連絡する!」
モニカとキャロルがローチに言う。
「車体に車輪に御者台に・・・最速で・・・うーん・・・」
ローチが悩むのだった。
「冷蔵箱はハワース商会だったか。
うちにも入れてみたが、妻が良いと言っていたな。」
ベッドフォードが言う。
「ほほほ、私はワイン等々を冷やせる大きいのを依頼中ですよ。」
ローが言う。
「ローさん、大きいのって注文できたんですか?」
ラルフが聞いてくる。
「物は試しにという事で試作と商品化の1号を頼んでいるんですよ、ほほほ。
冷やした物を買いたいという方も居ますのでね。
それに今後は、そういった物が増えると思いますからね。」
ローが言う。
「冷やして・・・ですか。
頼んだらボトル自体を氷水に入れて出す所もありますが、保管時点からという事ですね?」
「ええ、まぁ、あっても困らないでしょう。
ラルフは買うのですか?」
「うーん・・・サービスとして冷やしたワインやジュースを出す事をしても面白いとは思うのですよね。
確か、前に冷蔵箱の話を聞いた時に魔法適性があるのが条件で、氷を使うので、水が出るという話だったのですよね。
水ですかぁ・・・ローさんの店先なら多少は水が出ても良いでしょうけども・・・」
ラルフが考える。
「ほほほ、服を扱うラルフの所は水気は厳禁でしたかな?」
「見えない所に設置して・・・置き場所があるか・・・排水方法も考えないと」
「うちも大きいの置くかなぁ。
冷やすとつやが違う風に見えるんだよな。
得意客には冷えたのを見せるか・・・いや、大きいのにして開ける所をガラスにして貰うか。」
ベッドフォードが言う。
「ほほほ、開ける所をガラスにするのは良いですね。モニカに追加で依頼しましょうか。
ベッドフォードの方は隣にフルーツを提供する店でも作って、冷えたスイーツの盛り合わせを出せば流行りそうですけどね。」
ローが言う。
「そうかなぁ・・・フルーツしか出さない店に人が来ると思えないんだが・・・」
「そうですかね?
ほほほ、今度、スズネさんやアリス様やエリカ様、ベルテ一家のエンマ様やフローラに聞いてみると良いでしょう。」
「高位の女性陣だな。」
「ほほほ、そこが動けば、周りも来ますよ。」
ローが言う。
「うーん・・・店かぁ・・・」
ベッドフォードが考えるのだった。
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夕食を終えたエルヴィス侯爵邸の客間。
両手にひ孫を抱いたエルヴィス爺さんと武雄、アリス、エリカがお茶をしていた。
セシリー、デリアは妊婦という事もあり、メイドが付き添って行き帰りをする事になり、今帰宅中。
ジーナもカーティアと交代し、帰宅。
ヴィクターは今日の報告書を提出して帰って行った。
「ふむ、ヴィクターが報告書のみ置いて行ったの。」
「はい、特に緊急の話はなかったようですね。」
武雄がヴィクターの報告書を見ながら言う。
「うむ、では、いつも通りという事じゃの。
アリスとエリカは今日から乳母の2人が来たが、大丈夫そうかの?」
エルヴィス爺さんがアリスとエリカに聞く。
「はい、そこまで他人ではありませんし。
タケオ様の部下の奥様なので、問題ないかと。」
「お二人とも柔らかい方でしたね。
それに保健についても、理解が早かったです。」
アリスとエリカが言う。
「ほぉ、それはそれは・・・研究所の者達も子沢山になりそうじゃの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「良い事なのかは解釈の違いですが、まぁ私としては子沢山の方が良いとは思います。
ただし家計を圧迫しない程度には。」
武雄が言う。
「そこはタケオに頑張って貰うしかないじゃろうの。」
「現時点でもこの地の文官、武官達より水準が高いのですけどね。
特に報奨金を出していますし。」
「うむ、個別で出すとはタケオも思い切ったの。
わしは部署ごとに出すぐらいしか出来ぬよ。」
エルヴィス爺さんが言う。
「抱える人数の違いですよ。
うちは小所帯ですので。」
「まぁ、そうじゃの・・・とはいえ、タケオの方が終われば次は文官達の方に保健かの?
エリカが保健の本を出してくれるじゃろうからの。
各町への無料の読み物として置いたり、女性の文官、武官に出来る限り読むようにと伝達すれば、認識度も変わるし、ゆくゆくは領内に浸透するじゃろう。」
エルヴィス爺さんが言う。
「女性が変われば、男性も変わっていくでしょうね。」
武雄が言うのだった。




