第3691話 挨拶は一段落しました。(ベルテ一家は炬燵を購入するはずです。)
昼過ぎのエルヴィス侯爵邸の客間。
一通り挨拶を終えた武雄とエルヴィス爺さんが休憩をしていた。
そこにアリスとエリカがアナスタシアとクリスティーナを抱っこしてジーナを伴って合流していた。
「ふむ・・・アリス、大変じゃろう?」
「はぃ・・ジェシーお姉様を見ていたので、この程度の疲労なのか。
と見ていながらも、どの程度なのかは判断が付きませんが大変です。
今日はボナーさんとクラークさんが昼から見てくれる予定なので、寝れる時間が少し取れると思いますが、世のお母さん方は凄いんですね。」
アリスが言う。
「うむ、2人が来るのかの?」
「はい、ただ、お二人とも妊娠中ですので、無理はせずにと言ってあります。
たぶん、もうすぐ来られると思うのですが。」
「あの2人も子供いるからね。
なんだかんだと慣れているわよ。
支度して来てくれるって言ってたね。」
チビコノハが現れて言う。
「ふむ、母乳の方は大丈夫かの?」
エルヴィス爺さんが聞く。
「はい、お爺さま。
コノハとパナ殿にも見て貰っていますが、問題ないという事です。
子供達も飲む量も問題ないそうです。」
アリスが言う。
「うむ、そうか。
一先ず安心じゃの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「エリカもアリスに付いてくれてありがとうございます。」
武雄がエリカに言う。
「いえいえ。
12月には立場が逆転しますからね。
私達は来年の春ぐらいまでこの調子でしょうね。」
「ですねー。」
エリカとアリスが楽しそうに言う。
「ふむ、途中でハワース商会がタケオの書斎に行ったが、アリス達は大丈夫じゃったかの?」
「ちょうど私もエリカさんも起きていて、隣でゴソゴソと音がし始めて、ヤリスちゃんが報告に来たので、私とエリカさんが子供の様子見を交代しながら挨拶だけしました。
子供達は見せていませんよ。」
アリスが言う。
「そうか。
知っているかもしれないが、炬燵を作るそうじゃよ。」
「はい、聞きました。
まずはタケオ様の書斎に作って、不具合がないかの確認して、良ければ希望者に作るという事らしいですね。」
アリスが言う。
「うむ、わしはもう予約をしたの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「早いですね。」
「一緒に作って置いて貰わないと、気が付いたら暖かくなっていそうじゃからの。」
エルヴィス爺さんがが言う。
「確かに。
タケオ様、個室用を作るのですよね?」
「まぁ、最大4人入れますが、1人用だと思いますよ。
性能が上がれば、8人掛けとかの大きい炬燵が出来るかもしれませんが、それは次の段階でしょうね。」
「ふむ・・・寝室に置きますか?」
アリスが聞いてくる。
「あー・・・んー・・・入れるか入れないかは、私の方のが出来て体験してからにしましょうか。
私や鈴音は欲しがっていますが、皆さんが欲しがるとは思えません。
ちなみにエルヴィスさんがキャンセルしたら、そのまま所長室に持って行く気満々です。」
「ふむ、キャンセルありだと思うと、気分が楽じゃの。」
エルヴィス爺さんが苦笑しながら言う。
「うーん、私とエリカさんも体験してからですね。」
「そうですね。
タケオさんやスズネさん、コノハ殿やニオ殿、ウカ殿、ダキニ殿といった少なくない知識人が欲しがっていますからね。
興味はありますが、合う合わないがあるでしょうからね。
体験してからになりますから、実際には来年の導入になるでしょうね。」
アリスとエリカが言う。
「ちなみにじゃが、タケオ以外に買うと考えるのは誰じゃ?」
「そうですね・・・鈴音は欲しがっていましたが、金銭と部屋の大きさから断念しています。」
武雄が考えながら言う。
「「あー・・・部屋の大きさですか」」
アリスとエリカが微妙な顔をさせて頷く。
「協力工房の人達は興味を持つと思いますが、少なくともベルテ一家は導入するでしょうね。
ただ、人が多いので2つになるかもしれません。
大きいのを1つか私が頼んだ物を2つくっ付けるのかはわかりません。」
武雄が言う。
「広さは十分ですね。
購入費用は大丈夫でしょうか?」
アリスが首を傾げる。
「アリス様、大丈夫です。
ベルテ一家は農業部門として一家宛に年収が入っていて、年末報奨金が個人で支給されています。
支給額だけで見るのなら、この街の上位に入るでしょう。」
ジーナが言う。
「あ、そうなのね?」
アリスが頷く。
「とはいえ、ベルテ一家に渡しているのは農業に関わる農具の購入費用も含めてです。
種とか消耗品がありますし、味噌や醤油の製品開発と生産もお願いしていますしね。
見合っている金額を支給していると思っています。」
武雄が言う。
「そうですね。
やっている事の特殊性を考えれば、妥当でしょうね。
まぁ、ご本人達は『貰いすぎている』といった顔をさせていますが。」
エリカが苦笑する。
「ベルテ一家はそれぐらいの事をしているんですけどね。
ま、頑張ってくれているのは知っていますから、その給金なのですよ。」
武雄が言う。
と扉がノックされエルヴィス爺さんが許可をするとルアーナが入って来る。
「失礼します。
ボナー様、クラーク様が到着されました。」
「お、噂をすればじゃの。
こちらに通してくれるかの?
それと乳母の部屋をもう一度、確認してくれるかの?
失礼があってはいけないからの。」
「畏まりました。
お連れ致します。」
ルアーナが退出するのだった。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
11年目に突入です。
はぁ、毎年の如く予定通りに話が進みません。
物語を書くのが楽しくてしかたありません(笑)
それにしても、もう丸10年。
私としては最長に続いている趣味ですね。
こんなに書くとは思いもしませんでした。
今年も頑張ります。
さて、予定としては第3皇子一家の引っ越しぐらいまでの予定でしたが、アリスの出産まで書けましたね。
これから物産展と第3皇子一家の引っ越しとカトランダ帝国との慣例の戦争、ウィリプ連合国への出張があります。
うーん・・・第3皇子一家の引っ越しまで書きたいです。(超弱気)
出来れば、ウィリプ連合国とカトランダ帝国の動きも書きたいですけど、これはこれで楽しそうな内容になるから、アズパール王への報告という形で進めた方が良いのかなぁ。
ウィリプ連合国のセイジョウとカトランダ帝国のエリカの弟のチコを動かしたいのですよね。
セイジョウは泥棒稼業で動かすか、チコは皇子として何か出来ないか・・・あ、最近、影がめちゃくちゃ薄い秘密結社で一騒動・・・あー楽しい♪騒動を考えるのは楽しいんですよ♪
あ、第3情報分隊をバビントン子爵領に送り込まないといけなかったですね。
どうやって、接点を持たせるか・・・何か考えます。
とはいえ、ここで言ったからといって書くとは明言できないのが私(作者)です!
書きながら思い出したり、思いついたりした事を今年も書いていきます。
今年も私(作者)の気ままな脱線具合を楽しんで頂けたらと思います。
今後も通勤、通学、休憩時のお供にこの物語を使ってくれると幸いです。
今年もよろしくお願いいたします。




