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第3690話 協力工房が挨拶に来ています。(ステノ技研が来ていますよ。)

ハワース商会と書斎の確認をした武雄は再び、協力工房の挨拶をエルヴィス爺さんと受けていた。

今はステノ技研の面々だ。


「炬燵の発熱部品ですね。

 ニオ殿から前に問い合わせがあったのを覚えています。」

「確か、簡易高炉のやり方を模して温かくするという事でしたね、」

「今は魔法適性がある者が座れば温かくなるという仕様だったよね。」

「これはハワース商会さんに製作図面を貰って、据付けた後に発熱部品の設置じゃろうの。」

「早く言えば、机の下に発熱部品を貼るなり、床に置くなりするとなると蹴られても良いように囲いが必要ですね。」

ステノ技研の面々が言う。

「うむ、先のハワース商会との話を合わせると何とか形には出来るみたいじゃの。」

エルヴィス爺さんが武雄に言う。

「はい、それと、仁王様、今回もよろしくお願いします。」

「うむ、任されよう。

 ちなみに褞袍どてらは必要か?」

「確かに炬燵と半纏や褞袍はセットみたいなものですが、ダウン系を売っているので・・・やるならダウンよりも安価な物としてイーリーさんの所で扱うしかないかもしれません。

 一度、ラルフさんに相談してみてください。

 売り出したら買います。」

武雄が言う。

「タケオは買うか。」

「まぁ、半纏の方が室内着としては気楽に着れますし、そもそも緩く作ってある物なので楽ですしね。」

「ふむ、タケオはLLサイズだな?」

「私はLLの上に3Lを重ね着していましたよ。

 買うなら重ねます。」

「はは、半纏を重ね着という考えはなかった。

 それは暑いだろう?」

「いえ、長袖Tシャツの上に着ていたので、そこまで暑くはなかったですね。」

「ふむ・・・綿で良いか?」

チビニオが聞いてくる。

「それ以外にな・・・不織布を重ねられますかね?

 ダウンジャケットも半纏も基本は着ている服内の温度を保つという物です。

 不織布を何枚も重ねれば、確かに同じ構造にはなるでしょうね。」

武雄が考えながら言う。

「うむ、タケオ、どう思う?」

「ラルフさんの所の仕事が増えるので可ですね。

 今の所、不織布はおむつやウェットティッシュぐらいにしか用途がありません。

 そこに服の中身も出来る可能性があるというのは、用途を広げるでしょう。

 ただ縫い付けが必要になるのではないでしょうか。」

「そこは細かいか荒いかの違いだけだと思うな。

 なら、ラルフに問い合わせだな。」

チビニオが言う。

「はい、面倒なら私の名前を出せば、すぐに取り掛かりますよ。」

「ふむ、なら、そうしよう。

 疑ってはいないが、タケオの方が交渉面においても威力があるだろう。」

チビニオが言う。

「ふむ、キタミザト様とニオ殿で話が成立したが、私達は炬燵の燃焼部の商品化をすれば良いという事ですね?」

ブラッドリーが言ってくる。

「ええ、お願いします。

 仁王様も手伝ってくれると思うので、試作と製品化をお願いします。」

武雄が言う。

「畏まりました。

 それ以外で、着る物を作るという事ですね。

 これはテイラーさんやスズネに任せます。」

「ええ、面倒なら鈴音にさせてください。

 あの子も半纏の事は知っているでしょうし、テトも居ますからね。

 動けるでしょう。」

「畏まりました。」

ブラッドリーが頷く。


「うむ、炬燵は良いとして、年始にも聞いたが、事業は安定しておると言っておったの?」

エルヴィス爺さんが聞く。

「はい、懐中時計の増産もしていきますし、今はエルヴィス家よりSL-05液を加圧注入した槍の柄の注文が定期的に入っております。」

ブラッドリーが言う。

「それと私の武器と小銃の保守と修理、試作が少しですね。」

武雄が言う。

「まぁ、タケオの方はステノ技研からすれば趣味が爆発しているような物じゃろう。

 タケオとしてはそっちがメインの話じゃからの。

 と、そうだ。

 タケオ、4月から新人が来るのじゃろう?

 小銃等の注文はしたのかの?」

「あ・・・ブラッドリーさん、小銃の新規生産と弾丸の生産数増加の話し合いを研究所のマイヤーさんとアンダーセンさんとしてください。

 4月から10名増えます。」

武雄が今気が付いたのかブラッドリーに言う。

「10名ですね。

 わかりました。

 とりあえず小銃とスコープの用意を始めます。

 弾丸の方は、マイヤー様と話して決めさせていただきます。」

ブラッドリーが言う。

「はい、お願いします。

 それと今は平気ですが、炬燵が人気商品になったらキャロルさんの所のサテラ製作所に組み立て依頼しても良いですからね?

 ステノ技研はあくまで懐中時計と私からの開発がメインですからね。」

武雄が言う。

「はは、わかりました。

 キャロルさんに移管出来るような炬燵の発熱部品を作ろうと思います。」

ブラッドリーが言うとステノ技研の面々が頷くのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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