第3687話 466日目 エルヴィス爺さんと武雄は朝食中です。(お、炬燵を正式に作らせよう。)
エルヴィス侯爵家の食堂。
武雄とエルヴィス爺さんが朝食を取っていた。
「ふむ、報告ではわしが起きるまでに2回ほど授乳をしておったようじゃの。
タケオも立ち会ったのかの?」
「最初の1回だけですね。
2回目は寝ていました。
ちなみにアリスとエリカは仮眠しながら授乳をしていくので、やはり当面はお客様対応はしかねるという話になっています。」
「うむ、無理して人前に出す事ではないしの。
子供達も落ち着いたら皆に見せれば良いじゃろう。
まずはアリス達が乗り切らないとの。
乳母の件は・・・タケオが仕切るのかの?」
「いえ、それはジーナがします。」
武雄が言うと、扉がノックされ、エルヴィス爺さんが許可を出すとジーナが入って来る。
「失礼します。
ご主人様、侯爵様、おはようございます。」
ジーナが礼をする。
「うむ、ジーナ、おはよう。」
「今日もよろしくね。」
エルヴィス爺さんと武雄がジーナに声をかける。
「さっそくですが、カーティアと軽い打ち合わせを実施し、アリス様方に問題はなかったという報告でした。
カーティアはこれから夜に向けて、就寝します。
日中はお嬢様方には私が近くに居ます。
その他の方はルフィナが指揮を執る事にしています。
何かあれば、ルフィナをお呼びください。」
ジーナが言う。
「はい、わかりました。」
武雄が頷く。
「はい、では、私はお嬢様方の方に行かせていただきます。
失礼します。」
ジーナが退出する。
「という事は、お客様対応はルフィナじゃの。」
「そのようですね。
とはいえ、エルヴィス家のメイド方も居ますから大丈夫でしょう。」
「そうじゃの。
・・・いつもラルフが一番に来るが、今日は誰が一番に来るかの?」
「まぁ、ラルフさんは準備をして待っているでしょうからね。
エルヴィスさん、何時から受け付けますか?」
「うーむ、いつもなら9時半ぐらいかの?
今日もそれぐらいで良いじゃろう。
街の皆もわかっておるからの。
そのぐらいから来るじゃろう。
何かあるかの?」
「いえ、特には。
まぁ、何を話そうかなぁという事ぐらいにしか頭を回していません。」
「ふむ、前回の時みたいに面白そうな話があれば、わしも乗りたいの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「そうですね・・・掘り炬燵を本格的に導入ですかね。
今日から書斎で寝起きしていますが、寒いので。」
「まぁ、暖かい所は食堂と客間なのは確かじゃが。
確か、パナ殿が炬燵で寝るなと言っておったの?」
エルヴィス爺さんが聞いてくる。
「はい、風邪をひきますからね。
でも、それでも良いんですよ。
まぁ、前回、モニカさんには言っていますから、その本格始動を皆に言おうかと。
ラフ画自体は渡していますから、すぐに作って貰います。」
「ふむ、タケオの所で試作して、わしも体験して良かったらして貰うかのぉ。」
エルヴィス爺さんが考えながら言う。
「体験してから決めてください。
あ、ただ、靴を脱ぐ事になりますので、そこは許容してください。」
「ふむ、そこは気にはしないがの。
まぁ、まずはその話をハワース商会にするという事じゃの。
タケオの背中に鉄板でも入れて刺されても良いようにしようかの?」
エルヴィス爺さんが苦笑しながら言う。
「・・・刺されるのは嫌なのですけどね。
1点ものなので、ハワース商会でなくステノ技研にしますかね?
あっちは仁王様と仕事終わりに鈴音がいますから、作りたい事はわかってくれています。
ハワース商会には必要な家具を見繕って貰う程度の協力をお願いしても良いですよね。」
「うむ、それも一つのやり方じゃの。
まぁ、ステノ技研の面々も余裕がある訳でもないと思うが、あそこの集団ならキッチリと仕事をしてくれるじゃろうの。」
エルヴィス爺さんが頷くのだった。
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武雄達の寝室。
子供達が泣いていた。
「おー、よしよし。
お母さんが今準備していますからね。」
エリカが器用に双子を抱いてあやしていた。
「はーい、待ってねぇ。」
アリスが授乳の準備をしている。
「うん、子供達に異常はなさそうね。
さー、張り切っていこう!」
チビコノハが言う。
「・・・こうやって抱いているとヒナ殿下の大人しさが良くわかりますね。」
エリカが言ってくる。
「うん?ヒナってレイラの娘でしょ?
大人しかったの?」
チビコノハが言う。
「はい、起きている時は良く動いていますが、授乳時は泣きもせずに準備を待っています。
もちろん、お腹が空いた時や排泄した時は泣きますけど、親達が準備し始めると泣き止んで作業を見守っている風に感じます。
保健の本では、あまり見えていないという事でしたが、ヒナ殿下は見えている気がします。」
エリカが言う。
「うーん・・・見てみないとなんとも言えないわね。」
チビコノハが言う。
「エリカさん、準備出来ました。
アナスタシアからお願いします。」
アリスがエリカに声をかけるのだった。
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